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難解な本を読む技術 の商品レビュー

3.8

47件のお客様レビュー

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2015/01/04

読書論としては、普通のことをマメに分類して書いているだけといった印象。後半のデリタなどの具体的な著作をトレイスした箇所も、矢張り、先輩の講義には勝てないところがあるだろうという印象を受ける。独学論としては甘い。

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2014/10/11

哲学書を例に,難解な本をどういう心がけで読めばいいかを系統建てて丁寧に説明してくれる.哲学書以外の本にも応用できそう.「<わかる>とはどういうことかという基準は人の興味や関心よって異なる」,「<わからない>という感覚を見逃さずに,その理由を考える」など,他の読書術の本にはない様々...

哲学書を例に,難解な本をどういう心がけで読めばいいかを系統建てて丁寧に説明してくれる.哲学書以外の本にも応用できそう.「<わかる>とはどういうことかという基準は人の興味や関心よって異なる」,「<わからない>という感覚を見逃さずに,その理由を考える」など,他の読書術の本にはない様々な示唆を与えてくれる.これからは,難しい本に出くわしても,「難しい→つまらない→眠い」で終わらず,難しいなりにも自分の人生に活かそうとする積極的な姿勢で臨めそうだ.

Posted byブクログ

2013/11/23

読書をするのに技術は必要か?⇒あった方が良い。では、難解本には?⇒必要。 難解といわれる本にも人気があるようで、読み始めて、分からないのでやめてしまう。理解できなかったことが多い。読むための準備をして、スキルを少し身につければ、抵抗なく読み勧めて、理解しやすくなる。 本には「閉じ...

読書をするのに技術は必要か?⇒あった方が良い。では、難解本には?⇒必要。 難解といわれる本にも人気があるようで、読み始めて、分からないのでやめてしまう。理解できなかったことが多い。読むための準備をして、スキルを少し身につければ、抵抗なく読み勧めて、理解しやすくなる。 本には「閉じている本」vs「開いている本」、「登山型」vs「ハイキング型」、「外部参照」が必要なホンがあるという。また、読み方にも「同化読み」と「批判読み」があるという。 本を決める。=知りたいことから始めるのが、効率が良い。本読みの方法、一度目:通読、2度目:詳細読み。読書ノートを作り、メモを取りながら通読する。本のタイプを推測する。2度目読みでは、わからなさの理由を考える。対処法が掲げられている。 高度な読み、テーマに関する地図を作る。「包括読み」「縦断読み」「系統読み」「著者読み」、他の関連地図「関連読み」「平行読み」 ・思想を「生かす」ということ ・知識の構造の中に位置づける「読まない」読書 付録が、約半分を占める。

Posted byブクログ

2013/05/15

難解な本をある程度しっかり理解するためには、本書で説明されているような行程を踏んで読んだ方が良いのかもしれないが、流石に一冊の本に対して読書ノート一冊を作ろうとは思えないし、そんな時間もないというのが現実。

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2012/01/24

この本自体はとても分かりやすくかかれている。しかし付録2の代表的難読本ガイドで「マットのつまみ」とか出てくると「そんな本無理して読まなくていいか」とも思ってしまうのは多分私の能力不足なんだろう。

Posted byブクログ

2011/12/24

タイトル通り、難読本、それも主に思想系の本を理解するための技術を述べた本。色々と読書術に関する本も読んできたけれど、「本を読む本」に通じるところがあるのは古今の学術的な本を読みこなすための本格的読書法というのはある程度枠組みが固まっているということだろう。登山型・ハイキング型、閉...

タイトル通り、難読本、それも主に思想系の本を理解するための技術を述べた本。色々と読書術に関する本も読んできたけれど、「本を読む本」に通じるところがあるのは古今の学術的な本を読みこなすための本格的読書法というのはある程度枠組みが固まっているということだろう。登山型・ハイキング型、閉じている本・開いている本という分類は自分にとって目新しかった。思想系の難読本はほとんど読んだことがないけれど、挑戦してみたくなる。

Posted byブクログ

2011/12/04

ひとえに難解な本を読むといっても、開かれた本と閉じた本、登山型とハイキング型、同化読みと批判読み、といった具合に、2の三乗で8種類のパターンがあるから読む前にどのパターンか調べといた方がいいよ、あ、後、不必要な本を読んでる時間とかもったいないから、そこらへんもちゃんとね、的な読書...

ひとえに難解な本を読むといっても、開かれた本と閉じた本、登山型とハイキング型、同化読みと批判読み、といった具合に、2の三乗で8種類のパターンがあるから読む前にどのパターンか調べといた方がいいよ、あ、後、不必要な本を読んでる時間とかもったいないから、そこらへんもちゃんとね、的な読書論はさておきノート術。 一般的な読書ノートとのちがいは単純。一般的なノートは気づいたことを次々と時系列で書いていくのに対し、このやり方はあらかじめ本に対応する箇所を決めて何度も読んで感想を書いていく。 第2章に対応するノートの箇所が10ページから14ページだとしたら、2章を読んで疑問に思ったことや、読んでいてわかった論理の道筋などはそこに書く。書くことがなくても、もったいないだなんて思わずに、先へ進む。余白はご褒美。つーか、甘え。埋まるくらいに何度も読んどけ。 あらかじめスペースを確保するって発想はなかったので勉強になった。なるほどなー。

Posted byブクログ

2011/11/27

難解な思想書を読むためのメタ読書論。おや?と思ったのは研究者でも翻訳書でかまわないというあたり。確かに古典は複数出ることで競争原理が働いてトンデモ翻訳はなくなりつつあるのかもしれない。 「開かれた本」「閉じた本」「登山型」「ハイキング型」の類型はわかりやすく、もっとたくさんの書...

難解な思想書を読むためのメタ読書論。おや?と思ったのは研究者でも翻訳書でかまわないというあたり。確かに古典は複数出ることで競争原理が働いてトンデモ翻訳はなくなりつつあるのかもしれない。 「開かれた本」「閉じた本」「登山型」「ハイキング型」の類型はわかりやすく、もっとたくさんの書物についてのデータがほしいなと思った。つまり新書ではもったいない。

Posted byブクログ

2011/09/20

これは普通に本を読むのとは違った技術なので 読書好きの人には向きません。 この本では哲学の本に限り紹介していますが それ以外の専門書でも使えるのではないでしょうか。 つくづく哲学書は難解なものだ、 と言うのがよくわかるのが最後の難解書の紹介部分です。 これのラカンの本は目が飛び...

これは普通に本を読むのとは違った技術なので 読書好きの人には向きません。 この本では哲学の本に限り紹介していますが それ以外の専門書でも使えるのではないでしょうか。 つくづく哲学書は難解なものだ、 と言うのがよくわかるのが最後の難解書の紹介部分です。 これのラカンの本は目が飛び出るほど難解です。 どうして哲学の本ってこんなに難しいんでしょうね…

Posted byブクログ

2011/05/31

M・J・アドラー『本を読む本』(講談社学術文庫)といっしょに読むのがオススメ。本書は具体的なノートの取り方について。実際の読み方の例も豊富。

Posted byブクログ