日本の歴史を英語で読む の商品レビュー
旧石器時代から戦後の国際連合発足までの通史を86回に分けて、見開きで英文とその日本語訳で紹介するという本。英文中に語注がついているので、分からない言葉もすぐに参照できるようになっている。 シンプルな構成で、日本史に出てくるいろんな単語をこう表現すればいいのか、というのが分かっ...
旧石器時代から戦後の国際連合発足までの通史を86回に分けて、見開きで英文とその日本語訳で紹介するという本。英文中に語注がついているので、分からない言葉もすぐに参照できるようになっている。 シンプルな構成で、日本史に出てくるいろんな単語をこう表現すればいいのか、というのが分かったのは良かった。自分の勉強のためにいくつか挙げると、「摂政」(regent)、「国史・郡司」(a local governor / a district governor)、「荘園制度」(a manorial system)、「守護・地頭」(a military governor / a steward in charge of the manor houses)、「家臣」(vassal)、「守護大名」(a territorial lord)、「戦国大名」(a warring lord)、「宿場町・門前町」(a post station / a temple town)、「奉行」(magistrate)、「朱印状」(aa vermillion seal)、「干拓」(reclamation)、「失脚する」(fall from power)、「凶作」(a lean harvest)、「三国同盟・三国協商」(a triple alliance / a triple entente)、「同盟国・協商国」(the Central Powers / the Entente Powers)、「極東軍事裁判」(the International Military Tribunal for the Far East)など。 ただ正直、英語は結構微妙かもしれない。ローマ字や大文字・小文字の表記が変だったり、非制限用法のコンマがないのはしょっちゅうだし、逆に接続詞がないのにコンマで2文がつながってるとか、従属接続詞だけで完成していない文があるとか目につく。粗探しをすれば、時制が変なところとか(p.84のdecideとか)、「30年の間に朱印船が350隻以上派遣された」(p350)はin 30 yearsよりもover 30 yearsの方が自然なんじゃないかとか、なんか英語ちゃんと校正されてるのかな、とか思ってしまい、途中からペンを持ってチェックとか添削したくなる(というかした)。こうなってくると上で挙げた単語すらもどの程度の自然なものなのか、ちょっと不安になる。内容的にも日本史の単純に要約された通史なので、特段面白いということもなく、一体この著者はどういうモチベーションでこの本を書いたのだろう、という感じだった。本の著者の紹介に「生命の哲学研究家」というよく分からない説明があったので、ちょっと調べてみるとどうやらスピリチュアル系の人?らしいという印象を持った。(26/04)
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要約の仕方がひどい。歴史を知らない人なのか英語のできない人なのか、その両方の要素を備えている人なのだろう。ちょっと残念。
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