女が読む太宰治 の商品レビュー
最初の佐藤江梨子の文章はよく分からなかったけど、他の文章は面白かった。 太宰自身の魅力も再発見できてよかった。
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女性から見た太宰治。 正直、太宰治は一冊も完全に読了したことはない。 古典は難しい。と勘違いしているからだ。 太宰治の魅力とは何か。 それは、女でも男でも同じく感じるものなのか。 とりあえず、太宰治の「人間失格」は読んでみよう。
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豪華執筆陣による女目線で読む太宰。実の娘・太田治子さんの文章はやっぱりドスがきいている。格と深みが違う感じです。サトエリの続・グッドバイはあなたなんて大それたことを…と。辛酸なめ子さんの文章がいちばん面白かった。爆笑した。ホスト風葉蔵モテテクニック。平安寿子さんの文章がちょっと気...
豪華執筆陣による女目線で読む太宰。実の娘・太田治子さんの文章はやっぱりドスがきいている。格と深みが違う感じです。サトエリの続・グッドバイはあなたなんて大それたことを…と。辛酸なめ子さんの文章がいちばん面白かった。爆笑した。ホスト風葉蔵モテテクニック。平安寿子さんの文章がちょっと気持ち悪い…。30分くらいで読める軽い読み物といった感じです。西加奈子さんも参加されてます。
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12人の女性たち、芸能人から大学教授まで広い分野の人たちがそれぞれの太宰治観を語る。 なんだろ、中身はあまりないんだけど、色んな意見があるんだなと楽しく読める本。僕も太宰が好きなんだけれど、男性と女性じゃこんなに違うのね。女性は全体的に、太宰を母性的な目線で見ていて、どうしようも...
12人の女性たち、芸能人から大学教授まで広い分野の人たちがそれぞれの太宰治観を語る。 なんだろ、中身はあまりないんだけど、色んな意見があるんだなと楽しく読める本。僕も太宰が好きなんだけれど、男性と女性じゃこんなに違うのね。女性は全体的に、太宰を母性的な目線で見ていて、どうしようもないんだけど仕方ないなぁ、私が優しく見守ってあげる、という感じ。男とは違うんだね。 と、ここまで書いて思ったんだけど、男は太宰をどう思っているのか。僕とも意見が違ってくるんだろうな。ちょっと気になる。 だけど、「男が読む太宰治」って本が出ても、絶対中身は下衆な感じになるんだろうなと思い、やっぱ知りたくないなと思いました。
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期待していた分すこしうすっぺらい感じがあってショック。 大好きな西加奈子さんと太田治子さんの文章しか読まなかった。 いちばん嫌だったのは集英社文庫の一新された表紙のような媚びた挿絵…。
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「認識系」「存在系」という切り口は何となくはわかっていたものの、ここまで明確に意識した事はなかった。が、男女間の関係性を考える上においてはかなり重要なファクターであるように思える。たぶん認識系男と存在系女の組み合わせがベストで、逆も男がよしとすれば上手くいくのだろう。存在系同士も...
「認識系」「存在系」という切り口は何となくはわかっていたものの、ここまで明確に意識した事はなかった。が、男女間の関係性を考える上においてはかなり重要なファクターであるように思える。たぶん認識系男と存在系女の組み合わせがベストで、逆も男がよしとすれば上手くいくのだろう。存在系同士も互いに無意識な分それなりにうまくいく可能性はあるように思うが、認識系同士ってのはダメだろうなって気がする。
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読書好きを公言しているものの、まだ太宰治の作品はしっかりと読んだことのない私。 いつかは読みたいなと思っているのだけど、まだ読んでいない理由としては、あまりに有名すぎるのと、多くある作品のどれから読んだらいいか分からないから。 なので、ガイドブックのようなこの本を読んでみました。...
読書好きを公言しているものの、まだ太宰治の作品はしっかりと読んだことのない私。 いつかは読みたいなと思っているのだけど、まだ読んでいない理由としては、あまりに有名すぎるのと、多くある作品のどれから読んだらいいか分からないから。 なので、ガイドブックのようなこの本を読んでみました。 そしてこの本が道標になってくれたのかというと…よく分かりません(笑) 太宰治という人の作品を、それぞれの著者が自分のフィルター越しに感じ、それをまた別の作品に作り上げているのですから、当たり前と言えば当たり前なのですが。 ただ、太宰治作品にさらに興味が湧いたことは間違いありません。 この本に載っている作品を読んで、またこの本を読んだらきっと印象が変わるんだと思います。いつかの再読を楽しみにしたい1冊。
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プリマーなので紙が分厚く、あっという間に読み終わる。 作家と作品を結びつけないで読みたい、というナオコーラに面白さを覚える。 あと、太宰が常に羞恥心をもちながら書いていた、とする西には共感する。じぶんなんかと思いつつそうでもないと感じていて、そんなぐちゃぐちゃしたじぶんなんかが嫌...
プリマーなので紙が分厚く、あっという間に読み終わる。 作家と作品を結びつけないで読みたい、というナオコーラに面白さを覚える。 あと、太宰が常に羞恥心をもちながら書いていた、とする西には共感する。じぶんなんかと思いつつそうでもないと感じていて、そんなぐちゃぐちゃしたじぶんなんかが嫌で安定しているような他人を羨むとか自分そっくり。 いやんなる。 自意識のかたまり!!!! 愛すべき自分と共に生きたいのになぁ。
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勝手に続編が書かれていたり、誤字があったり、単なる作品紹介に終始していたりといった風で、「ああ、これは星二つ、下手をすれば星一つだな」などと思いながら読み進めていたのですが、最後から二人目の太田治子氏の随筆は、先入観も手伝ってはいるでしょうけれどもなかなか興味深く読む事が出来まし...
勝手に続編が書かれていたり、誤字があったり、単なる作品紹介に終始していたりといった風で、「ああ、これは星二つ、下手をすれば星一つだな」などと思いながら読み進めていたのですが、最後から二人目の太田治子氏の随筆は、先入観も手伝ってはいるでしょうけれどもなかなか興味深く読む事が出来ましたし、最後の高田里惠子氏の随筆では、『眉山』を芥川龍之介の『蜜柑』と比べていて「成程なあ」と思い、そもそもこの本もワカマツカオリ氏の装丁を目当に購入した訳で、そちらは充分堪能出来ましたので、星三つを付けました。異質ではありましたが、香山リカ氏の学術的な切口での随筆も非常に興味深かったです。
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太宰の本が好きなのはもちろん、 このアンソロジーに参加している作家さんの豪華さに惹かれ手にとりましたが、最悪。 最初に佐藤江梨子の書評がもう最悪。 続く山崎さんもひどい。 とにかく残念な作品。
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