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ジオン軍の失敗 の商品レビュー

3.3

25件のお客様レビュー

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2012/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジオン軍の失敗というより、各モビルスーツについて様々に評論するというスタイル。 ざっと言うと、開発リソースの集約ができなかった、成功体験からの脱却ができなかった、適切な時期に適切なモデルをリリースできなかったなどなど。 確かに水陸両用モデルは錯綜したよねぇとかそれなりにもっともと思える内容だった。 モビルスーツよりももっと人間に着眼した読み物も読んでみたいと思いました。

Posted byブクログ

2012/01/03

本書は失敗する製品が世の中に出てしまうのは何故か?ガンダムから学ぶ画期的な書である。 ・・・とあります。着想は面白いのですが、真面目な本としてとらえた場合、物足りなく思いますし、ある種のギャグ本としてとらえた場合でもあんまり面白くありません。 前者の場合、言葉に説得力が無いん...

本書は失敗する製品が世の中に出てしまうのは何故か?ガンダムから学ぶ画期的な書である。 ・・・とあります。着想は面白いのですが、真面目な本としてとらえた場合、物足りなく思いますし、ある種のギャグ本としてとらえた場合でもあんまり面白くありません。 前者の場合、言葉に説得力が無いんです。(もともとフィクションを扱っているのでしょうがないんですが) まあ南極条約がジオン軍に及ぼした影響は面白かったですが。

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2011/12/16

ザクからジオングまで工業製品として大真面目に分析。いや〜、ホントに好き、この本。データをもとに仮説をたてるという私の苦手〜なコトの、素晴らしいお手本。見るからにオーバースペックだったり、陸上で弱過ぎたり、ムチだのサーベルだの一貫してなかったり、なモビルスーツ・アーマーたちに、組織...

ザクからジオングまで工業製品として大真面目に分析。いや〜、ホントに好き、この本。データをもとに仮説をたてるという私の苦手〜なコトの、素晴らしいお手本。見るからにオーバースペックだったり、陸上で弱過ぎたり、ムチだのサーベルだの一貫してなかったり、なモビルスーツ・アーマーたちに、組織としての必然性(なんでそうなっちゃったのか?)を理由付けできるなんて『考えるのが好きな人』はすごい、それを可能にするガンダム世界の奥深さもすごい。毎週、新キャラ出ないとつまんないでしょ的な観点は浅い、のだな。

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2011/11/14

岡田さんは列記としたビジネス書を書かれる方で、データマイニングに関する本なども出されている。 その方が、ジオン軍のMSの開発戦略に対して云々するという内容。 まあ、ハイコンテキストな内容なので、ストーリー知らない人がみてもわけわかめだろうが、知っている人間からすると、大変面白い...

岡田さんは列記としたビジネス書を書かれる方で、データマイニングに関する本なども出されている。 その方が、ジオン軍のMSの開発戦略に対して云々するという内容。 まあ、ハイコンテキストな内容なので、ストーリー知らない人がみてもわけわかめだろうが、知っている人間からすると、大変面白い。 ザクという成功体験がジオンの開発戦略に対して大きな失敗をもたらしたが総意だろうが、個別の期待に対する評価もとても面白い。 ガンダム好きにはもってこいの1冊であるといえる。 目次 第1章 MS‐06Fザク2 ―技術においては、「寿命の長さ」は必ずしもいいことではない 第2章 MS‐06R高機動型ザクシリーズ ―技術規格を増やすのは善か悪か 第3章 MS‐07グフ―進化しすぎた技術は、環境変化で絶滅する 第4章 MS‐09Rリック・ドム ―あるセグメントで成功した技術が、別のセグメントでも成功するとは限らない 第5章 MS‐14ゲルググ ―投入するタイミングを失した技術は、どんなに優秀でも成功しない 第6章 MSM‐03ゴッグ ―突出したスペックを持つ製品は、きわめて運用しにくいものになる 第7章 MSM‐04アッガイ ―「使う人がいない」製品は、なぜできあがるのか 第8章 MSM‐07ズゴック―仕様はどこかで決断しなくてはいけない 第9章 MAM‐07グラブロ―モビルアーマーの存在意義を問う開発事例 第10章 MA‐08ビグ・ザム ―ビグ・ザムが量産の暁には、ほんとうにジオンは勝てたのか 第11章 MSN‐02ジオング―フラッグシップモデルは造るべきか?

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2011/07/29

各章の扉に描かれているテーマと章末のSuggestionがとても印象的。例えば、第一章のそれらは テーマ: 技術においては、「寿命の長さ」は必ずしもいいことではない Suggestion: 万能機が本当に万能であるケースは極めてまれである。万能機はともすれば、工業製品としてクリ...

各章の扉に描かれているテーマと章末のSuggestionがとても印象的。例えば、第一章のそれらは テーマ: 技術においては、「寿命の長さ」は必ずしもいいことではない Suggestion: 万能機が本当に万能であるケースは極めてまれである。万能機はともすれば、工業製品としてクリティカルな要素を犠牲にしている。また、成功体験が長期的な失敗を誘発することはままある。  であり、各章に特徴的な言葉が並ぶ。  この扉の言葉とSuggestionだけを残して、中身をまったく別の話に置き換えることができるのではないだろうか、と思った。近代から現代の工業技術・製品への尊敬と反省をガンダムという世界を使って表現した作品。身につまされることしきり。

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2011/07/09

面白い切り口だし、製品開発に関して何か得られるかと思って読んでみたが、ガンダムを語る自分に酔いすぎているのだろう、特に得るものはなかった。ガンダムを観てはいたのだが、オタクレベルで好きな人でないとついていけないだろう。

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2011/05/28

本書は、”失敗する製品が世に出てしまうのはなぜか”というテーマについて、『機動戦士ガンダム』におけるジオン軍の技術開発史をもとに要因を考察するものである。 単なるアニメに対して真剣に分析しているところがバカバカしくて面白い。 但し、各章の終わりで「失敗しないためにはどうすべき...

本書は、”失敗する製品が世に出てしまうのはなぜか”というテーマについて、『機動戦士ガンダム』におけるジオン軍の技術開発史をもとに要因を考察するものである。 単なるアニメに対して真剣に分析しているところがバカバカしくて面白い。 但し、各章の終わりで「失敗しないためにはどうすべきか」の”Suggestion”が書かれているが、技術戦略を考える立場のある人にとって特別に新しい内容ではないため、あくまで、ガンダムを技術開発の観点から楽しむための本として位置付けすべきものと思われる。

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2010/12/09

新規プロジェクトをするときに頭の片隅に置いておきたい事例がガンダムを例に紹介された本。 いたって真面目にモビルスーツを戦況から、なぜ失敗したかについて書かれている。これを読むと敗因はパイロットの腕ではなく、戦況を読みきれなかった政治的要因にあると感じるようになる。

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2010/07/13

[ 内容 ] 失敗する製品が世に出てしまうのはなぜか? エンジニアはもちろん、広く製品開発に携わる人間ならば誰しも直面するその論点を、『機動戦士ガンダム』から学ぶ画期的書籍です。 現役エンジニア層にとって、歴史よりも定石よりもリアリティを感じることができる題材で、「失敗する製品」...

[ 内容 ] 失敗する製品が世に出てしまうのはなぜか? エンジニアはもちろん、広く製品開発に携わる人間ならば誰しも直面するその論点を、『機動戦士ガンダム』から学ぶ画期的書籍です。 現役エンジニア層にとって、歴史よりも定石よりもリアリティを感じることができる題材で、「失敗する製品」を生み出さないための叡智を得よう。 [ 目次 ] 第1章 MS‐06Fザク2-技術においては、「寿命の長さ」は必ずしもいいことではない 第2章 MS‐06R高機動型ザクシリーズ-技術規格を増やすのは善か悪か 第3章 MS‐07グフ-進化しすぎた技術は、環境変化で絶滅する 第4章 MS‐09Rリック・ドム-あるセグメントで成功した技術が、別のセグメントでも成功するとは限らない 第5章 MS‐14ゲルググ-投入するタイミングを失した技術は、どんなに優秀でも成功しない 第6章 MSM‐03ゴッグ-突出したスペックを持つ製品は、きわめて運用しにくいものになる 第7章 MSM‐04アッガイ-「使う人がいない」製品は、なぜできあがるのか 第8章 MSM‐07ズゴック-仕様はどこかで決断しなくてはいけない 第9章 MAM‐07グラブロ-モビルアーマーの存在意義を問う開発事例 第10章 MA‐08ビグ・ザム-ビグ・ザムが量産の暁には、ほんとうにジオンは勝てたのか 第11章 MSN‐02ジオング-フラッグシップモデルは造るべきか? [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/06/11

立ち読みしたときは、「なかなか面白い内容かな?」と思って買ってみましたが、読み込むほどに、読んでいくのがめんどくさくなってしまいました。 ガンダムにそこまで執着が無いからなんでしょうね?多分。アッガイはザクの改良系やと聞いたことはあったけど、ここまで熱く語られてもねぇ・・・。旭堂...

立ち読みしたときは、「なかなか面白い内容かな?」と思って買ってみましたが、読み込むほどに、読んでいくのがめんどくさくなってしまいました。 ガンダムにそこまで執着が無いからなんでしょうね?多分。アッガイはザクの改良系やと聞いたことはあったけど、ここまで熱く語られてもねぇ・・・。旭堂南半球さんなら、読んで共感するところもあるのでしょう。 ジオングがジオン公国のフラグシップ機だったと、この本で知りました。国の名前が入ってるんやからね。考えてみたら当たり前か。よく考えたら、旧日本海軍の戦艦大和も国の名前だったりしますね。そうか、あれも、フラグシップ機だから、国の名前をつけたのか!改めて知りました。 まぁ、立ち読みで済ませても良いと思います。ガンダム好きな方に買っていただければと。

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