冥途の旅はなぜ四十九日なのか の商品レビュー
仏教の中の世界観を数字を通して解説してあります。 西洋中心の数学が発達していますが、仏教の中にも 無限の考え方、世界によって時間の進み方が違うなど 相対性理論にも通じそうな考え方があったのかと少し感動。 もっと東洋的な考え方に傾倒していきそう。
Posted by
五重塔に行きたくなりました。仏教すごいですね。…としか言えない。仏教的宇宙観の、想像を絶する途轍もない巨大さに鳥肌が立ちました。仏教への興味が深まった一冊。
Posted by
[ 内容 ] お経、しきたり、五重塔…に秘められた目からウロコ!の新発見。 仏教はかくも壮大な世界観を持っていた。 [ 目次 ] 第1章 極楽浄土までの距離に見る、仏教のすごい自然観―仏教的宇宙に秘められた「数学的」世界(なぜ日本の数字と算用数字では「位」の取り方が違うのか 数...
[ 内容 ] お経、しきたり、五重塔…に秘められた目からウロコ!の新発見。 仏教はかくも壮大な世界観を持っていた。 [ 目次 ] 第1章 極楽浄土までの距離に見る、仏教のすごい自然観―仏教的宇宙に秘められた「数学的」世界(なぜ日本の数字と算用数字では「位」の取り方が違うのか 数の表現に大きな影響を与えた「仏教」 ほか) 第2章 五重塔・仏像が教える、計算しつくされた構造―仏教的建築・遺跡に隠された「数学的」世界(大工道具からたぐれる日本人の数学レベル 対称性が生み出す美の巨人たち ほか) 第3章 除夜の鐘を百八回つかねばならない数学的事情―仏教的物語・思想・用語の裏にある「数学的」世界(奈良時代の『万葉集』に隠されている掛け算の九九 掛け算しないとわからない仏教論理に入っている数字 ほか) 第4章 仏教はなぜか2乗の数がお好き?―仏教の歴史に残る「数学的」世界(「五」という数は人間にとって特別の数字 自然の中の記憶に関係しているかもしれない「五」 ほか) 第5章 冥途の旅はなぜ四十九日なのか―仏教的風習・習慣に見る「数学的」世界(法要の数字が教える死後の行き先 古代からあるインド・中国の合理性「十進法」 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
Posted by
仏教に出てくる数字を紹介し、数学者の観点でその背景にある思想を推測するエッセイ。$$ 弥勒は五十六億七千万年後に世界を救済に現れる、など仏教にある壮大な数字は以前から気になっていた。たとえばこれは、兜卒天の一年は人間界の400年で、弥勒の寿命が4000年で、掛けると近い数字にな...
仏教に出てくる数字を紹介し、数学者の観点でその背景にある思想を推測するエッセイ。$$ 弥勒は五十六億七千万年後に世界を救済に現れる、など仏教にある壮大な数字は以前から気になっていた。たとえばこれは、兜卒天の一年は人間界の400年で、弥勒の寿命が4000年で、掛けると近い数字になる、という説明。もう少し深い理由まで探るのかと期待していたのだが。 仏教に始まり、和算、庶民の数学レベル、建築、暦など、間口は広いので、より深い世界を調べるための入門書としては最適です。
Posted by
仏教の数学観がわかる面白い本です。 仏教は成立時から「無限」に近い数の概念を持っていたこと。それは「量」という意味でもそうですが、「時間」「空間」も無限に近い広がりを包含しています。 ある・ないの他に、「空」という概念があったり、仏教は柔軟性に富む思想です。
Posted by
もともと数字の持つ意味の話が好きであったうえに、奈良のお寺さんを巡っているうちに仏教の考え方についても興味が出てきていたので、題名を見て飛びついた本です。 数学の話で難しく感じるところもありましたが、おもしろかったです。 特に面白かった項目は ・奈良・薬師寺の「最速降下曲線」...
もともと数字の持つ意味の話が好きであったうえに、奈良のお寺さんを巡っているうちに仏教の考え方についても興味が出てきていたので、題名を見て飛びついた本です。 数学の話で難しく感じるところもありましたが、おもしろかったです。 特に面白かった項目は ・奈良・薬師寺の「最速降下曲線」 ・奈良時代の『万葉集』に隠されている掛け算の九九 ・「九」という「陽」の最強の奇数を扱う仏教 ・奈良・西大寺の柔和な顔の閻魔さま
Posted by
仏教を主にした、日本古来からの数にまつわるお話が色々書かれています。 お経の中や仏事にも数の不思議が色々とありますよねぇ〜。
Posted by
- 1
- 2