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スペース の商品レビュー

3.9

87件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2009/11/16

連作中編2本からなる、大きい事件が起こるわけではない優しいミステリ。 途中までちょっとまったりな感じだったけど、2本目を読み終わったときの読後感がすごく良かったです。 『ななつのこ』、『魔法飛行』から続くシリーズですが、解説によると続編(完結編?)が出るかもしれないようで、楽しみ...

連作中編2本からなる、大きい事件が起こるわけではない優しいミステリ。 途中までちょっとまったりな感じだったけど、2本目を読み終わったときの読後感がすごく良かったです。 『ななつのこ』、『魔法飛行』から続くシリーズですが、解説によると続編(完結編?)が出るかもしれないようで、楽しみにしています。

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2009/10/23

〈魔が差す〉という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ・・・・例えば私のように、どちらかというと正義感が強く、そのくせ妙に気が弱い、要するに犯罪行為などとは地球とアンドロメダ星雲くらいにかけ離れてる人間にさえ、ある日突然それはやってくる・・・・・。 冒頭参照...

〈魔が差す〉という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ・・・・例えば私のように、どちらかというと正義感が強く、そのくせ妙に気が弱い、要するに犯罪行為などとは地球とアンドロメダ星雲くらいにかけ離れてる人間にさえ、ある日突然それはやってくる・・・・・。 冒頭参照・・・・。 クリスマスに風邪を引いた駒子は、母親に頼まれデパートに買い物に行く。 そこで、瀬尾さんに会う。 彼女は、彼に読んで欲しい手紙があると言った。 十通の長い手紙にの中に潜む謎とは? 手紙の中に書かれなかったもう一つの物語・・・。 少女たちの恋心を描いた作品です。 日常のちょっとした謎を書いていた、駒子シリーズの第三弾です。 今回は連作の中篇が二作で一つの物語になってます。 ミステリー要素は、少なくなってますがほんのり切なくほんのり温かい文章は、健在です。 今回は、ミステリーと言うより恋愛小説に近い形になってます。 今、高校生・大学生くらいの女の子が読めば、少し勇気がわくかも知れませんね~。 駒子シリーズを読んでない人は、ぜひ読んで欲しいです。

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2009/10/08

駒子シリーズ第3弾。 「一度打ち込んだ文字を、バックスペースキーでなかったことにしたっていいじゃないか?」 この言葉が好きです。 ミステリーというより恋愛小説かな。 表紙の絵もかわいくてステキ。

Posted byブクログ

2009/10/07

謎を謎であると提示していないミステリだったと思います。 お気に入りなのは、書かれている思いのほう。

Posted byブクログ

2009/10/04

運命の恋人、綺麗すぎる理想かもしれない。 でも、主人公に女性特有の女々しさとか嫌味さとかがないから、素直にいいなーと思える。 こんな彼女いたら、愛しくて仕方ないんだろうなーとか。 ミステリ要素に関しては、あの境遇であの渾名になるのは不自然なんでは…。

Posted byブクログ

2009/10/07

どっかから抜粋。 『ご存じだろうか。 “魔が差す”という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。  そう、犯罪行為などとは地球とアンドロメダ星雲くらいにかけ離れている駒子にさえ、その瞬間は突然やってきたのだから。  クリスマスにひいた風邪が軽快し、空はすこんと晴...

どっかから抜粋。 『ご存じだろうか。 “魔が差す”という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。  そう、犯罪行為などとは地球とアンドロメダ星雲くらいにかけ離れている駒子にさえ、その瞬間は突然やってきたのだから。  クリスマスにひいた風邪が軽快し、空はすこんと晴れ上がった大晦日、出かけたデパートであるものに目を奪われたばかりに、息が止まりそうな思いをした駒子は…。』 今回の駒子、かなりいじらしく感じました。 瀬尾さんの気を引きたいがため、大胆な謎に加担してしまうんだから。 瀬尾さんについても触れられていて、バックスペースでは「なるほど」と感激しました。 そこから、ななつのこにつながるのか、と。 この作品を手に取る前に、是非『ななつのこ』と『魔法飛行』をお読みになることをオススメします。

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2009/10/31

「ななつのこ」「魔法飛行」に続く駒子シリーズ第三作。ついに文庫本に…ということを最近遅れて知り、買いました。 やっぱりいいですねえ加納さんの小説…。 駒子視点だと駒子ってしっかりしてるように見えるんですが、まどか視点だと駒子はちょっとぽわんとした変わった子に映るんですね。 しかし...

「ななつのこ」「魔法飛行」に続く駒子シリーズ第三作。ついに文庫本に…ということを最近遅れて知り、買いました。 やっぱりいいですねえ加納さんの小説…。 駒子視点だと駒子ってしっかりしてるように見えるんですが、まどか視点だと駒子はちょっとぽわんとした変わった子に映るんですね。 しかし…幸せそうな二人の物語を読んでると恋がしたくなりました(笑) もう一作出される予定があるということで…期待してます! 090806

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2011/04/24

最近、読んだ本。 あらすじ 「ご存じだろうか。“魔が差す”という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。 そう、犯罪行為などとは地球とアンドロメダ星雲くらいにかけ離れている駒子にさえ、 その瞬間は突然やってきたのだから。クリスマスにひいた風邪が軽快し、 空はすこん...

最近、読んだ本。 あらすじ 「ご存じだろうか。“魔が差す”という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。 そう、犯罪行為などとは地球とアンドロメダ星雲くらいにかけ離れている駒子にさえ、 その瞬間は突然やってきたのだから。クリスマスにひいた風邪が軽快し、 空はすこんと晴れ上がった大晦日、出かけたデパートであるものに目を奪われたばかりに、息が止まりそうな思いをした駒子は…。」 amazon より転載 駒子シリーズの3作品目。 感想 シリーズ3作品目なのに、初めに読んだっていう。 恋愛系ミステリ小説です。取り扱っているのは、日常的な謎ですね。 2部構成になっていて、それぞれ別の主人公の視点で描かれています。 本当に些細な点から裏にある人間関係を読み解くような感じ。 個人的は「空飛ぶ馬」(著;北村薫)を思い出しました。あれは恋愛要素薄いけど。 後、加納さんは10代20代の女の子の心理描写や行動を書かせるのが上手いなぁと感心しました。 あぁ、それ、判るわーと思う部分が多いです。 1作目、スペース。 手紙から、展開が読み取れなくて、解決部分を読んで、 納得しました。 なるほど!そう読み解けば良かったのね〜と納得する部分があります。 こちらの方が推理要素強めです。 普通の女の子の書いた手紙から、相手の背景を読み解いていくという部分が 良かったなぁ。 2作目、バック・スペース。 個人的にはこちらの方が好きかも。 ただし、恋愛色も強いです。甘い恋愛が苦手な方はダメかも。 1作目のスペースの補足的話ですが、スペースで?となった部分を 全て補完してもらえたので。 ちなみに、推理が、結果とまるで違っていた恋愛感覚0の自分に絶望した! (ホラー系を想像してたw加納作品にあるまじきことだと解決編読んで思った) 後、超個人的な話ですが、モデルになった土地に、 なじみがあったので、面白かったのもあります。 後、自分自身、実家から一人暮らしをして、寂しかったりなんだりしてたんで、 主人公に共感してしまいました。 後、作中の描写で宮沢賢治記念館に行きたくなってきた。

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2011/07/18

加納朋子のスペースを読みました。入江駒子さん通称駒ちゃんが主人公のミステリーでした。スペースとバック・スペースの2本立てで、スペースで語られる物語が実は全然別の側面からバック・スペースで語られるという凝った構成の加納朋子らしい物語でした。大学生の女性たちの日常がみずみずしく描かれ...

加納朋子のスペースを読みました。入江駒子さん通称駒ちゃんが主人公のミステリーでした。スペースとバック・スペースの2本立てで、スペースで語られる物語が実は全然別の側面からバック・スペースで語られるという凝った構成の加納朋子らしい物語でした。大学生の女性たちの日常がみずみずしく描かれていて、あっという間に読み終えてしまいます。しかも、そこにはいろいろななぞが隠されていて、バック・スペースではその種明かしがされていきます。このシリーズに出てくる童話「ななつのこ」も発売されているとのことなので、早速買って読んでみましょうか。

Posted byブクログ

2009/10/07

駒子シリーズ第3作。 手紙の主が駒子ではない、とはすぐ気づく。 愛ちゃんがとても良いなぁと思う。 謎に対して、何のために、というラストが気に入らない。

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