ペニーフット・ホテル 受難の日(1) の商品レビュー
「死をもちて赦されん」の後ろの広告で見て。 思ったより古い時代の話だった。 1906年の夏。 ロンドンから100キロほど離れた海辺の田舎町に建つホテル。 主人公は夫を亡くしたばかりのホテルの女主人エミリーで、 ホテルの宿泊客の女性が墜落して死亡する。 事故なのか? 前に読ん...
「死をもちて赦されん」の後ろの広告で見て。 思ったより古い時代の話だった。 1906年の夏。 ロンドンから100キロほど離れた海辺の田舎町に建つホテル。 主人公は夫を亡くしたばかりのホテルの女主人エミリーで、 ホテルの宿泊客の女性が墜落して死亡する。 事故なのか? 前に読んだレディ・エミリーより時代は新しいが、 女性の行動にいろいろな制約があるのは相変わらず。 たのもしい執事の代わりに、支配人がいるのも似ている。 夫を失った状況は違うが。 面白いのかと、聞かれると微妙。
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たまたま借りてみる。 いやー、これまでジーヴス的使用人て、ジーヴスしか知らなかったけど、対女性も良いもんですね。 ホテルですが、こういうお屋敷的小説て初めて読んだかも。これは古書店で探します。
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イギリスの田舎町に建つ上流階級に人気のペニーフット・ホテル。女主人セシリーと支配人バクスターは、ホテルで起きた事件を解決するために奔走する。 まだ女性がコルセットをつけていた時代のお話。 アガサ・クリスティー的コージーミステリー。 ホテルが舞台なだけに、登場人物も様々で飽きさせな...
イギリスの田舎町に建つ上流階級に人気のペニーフット・ホテル。女主人セシリーと支配人バクスターは、ホテルで起きた事件を解決するために奔走する。 まだ女性がコルセットをつけていた時代のお話。 アガサ・クリスティー的コージーミステリー。 ホテルが舞台なだけに、登場人物も様々で飽きさせない。 さらりと読めて、頭を使わず楽しめる。
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未亡人の女主人が支配人とホテルを盛り立てていこうとしている中、事件が起こり、持ち前の好奇心で事件を解決していくお話です。 好奇心旺盛な女主人を心配する支配人がいいですね。 お小言をいいながらも振り回されて苦労が絶えないけども、なんだかんだ言って女主人への気配りを忘れない優しさが素...
未亡人の女主人が支配人とホテルを盛り立てていこうとしている中、事件が起こり、持ち前の好奇心で事件を解決していくお話です。 好奇心旺盛な女主人を心配する支配人がいいですね。 お小言をいいながらも振り回されて苦労が絶えないけども、なんだかんだ言って女主人への気配りを忘れない優しさが素敵です。
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1900年代初頭、イギリスの片田舎にある、隠れ家的ホテルを舞台にしたシリーズ1作目。 夫を亡くしたあと、セシリーは女一人でこのホテルを切り盛りしている。ホテルの客は上流階級の人間ばかりで、ホテルの信頼性は絶対的な条件だった。そんな中、舞踏会が催される予定の日にホテルの屋上から宿泊...
1900年代初頭、イギリスの片田舎にある、隠れ家的ホテルを舞台にしたシリーズ1作目。 夫を亡くしたあと、セシリーは女一人でこのホテルを切り盛りしている。ホテルの客は上流階級の人間ばかりで、ホテルの信頼性は絶対的な条件だった。そんな中、舞踏会が催される予定の日にホテルの屋上から宿泊客のエレノアが墜落死した。もし事故であればホテルの過失は免れない。セシリーはその死に不信感を覚えたこともあり、支配人のバクスターを言いくるめ捜査を始めた。 まだ男性優位の時代背景の中すすむ話が、独特の雰囲気を香もしている。まだまだ女性が軽んじられる時代、その軋轢の中捜査に邁進(ばく進?)する姿が勝ち気なようで、またかわいらしくもある。 本作は1作目ということもあり、キャスト紹介の意味もあるのか少々ごたごた感があるが、ミステリー内容的には割とあっさりしている。
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アガサ・クリスティっぽいものが読みたいと思って借りた一冊。 ヴィクトリア時代が終わり、エドワード朝、電話ができたり、女性の参政権運動等と、時代の変わり目。さりげなくそんな時代に触れられるのが面白い。 支配人のバクスターとオーナーであるセシリーのやりとりも、小気味よい感じ。 ...
アガサ・クリスティっぽいものが読みたいと思って借りた一冊。 ヴィクトリア時代が終わり、エドワード朝、電話ができたり、女性の参政権運動等と、時代の変わり目。さりげなくそんな時代に触れられるのが面白い。 支配人のバクスターとオーナーであるセシリーのやりとりも、小気味よい感じ。 人気のあるシリーズらしく続きが沢山あるようなので、他のものも読んでみたい。
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推理小説として読むよりも、殺人事件の起こる物語として読むべき小説。 主人公がホテルの女主人なのといい、個性豊かな登場人物といい、 火サスなどの2時間ドラマ的なミステリーそのもの。 視聴者になったつもりで読むのが最も適していると思います。
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ペニーフット・ホテルの女主人セシリー・シンクレアは夫を亡くして半年。 静かな田舎町バジャーズエンドにあるホテルは、隠れ処的な人気を博していた。 時は1906年、エドワード王の時代。 優雅さのある長いスカートの時代、だが婦人参政権運動も始まっており、新しい息吹も。 少女の頃は実はお...
ペニーフット・ホテルの女主人セシリー・シンクレアは夫を亡くして半年。 静かな田舎町バジャーズエンドにあるホテルは、隠れ処的な人気を博していた。 時は1906年、エドワード王の時代。 優雅さのある長いスカートの時代、だが婦人参政権運動も始まっており、新しい息吹も。 少女の頃は実はおてんばだったセシリー。子供を育て上げ、夫を見送ったセシリーにも、新たな生活が? 女性が仕事をするのは異例な時代。夫の遺言でホテルを続けることにして、頼りになる召使いと常連のお客様に支えられ、優雅な女主人役はこなせるようになってきた。 そこへ起きた事件! 週に一度の催し物担当のフィービはセシリーの友達で、牧師の未亡人。今週はアラビアンナイトがテーマで、活人画用に借りた大蛇のヘンリーがカゴから逃げ出し、どこかをさまよっている…? そういうおかしな大問題もありつつ… 屋上の煉瓦がゆるんでいたので、セシリーがとりあえず立て看板を掛けたのに、なぜかそれが外されていて、そこから滞在客が転落死。 セシリーを心配して見守る謹厳実直な支配人バクスター。 ホテルを手伝ってくれる対照的な友人たち。 ひそかな逢瀬に入り乱れる恋人達。 さぼったり噂したりする新米の女中達。 はたして、お忍びで泊まっている謎の客は、誰? にぎやかな開幕です。
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ブログにレビューを書きました。 http://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/2009/06/post-0ef9.html
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20世紀初期の、バジャーズ・エンドのホテルを舞台にしたコージー・ミステリ。パーティーを前に、ブローチの盗難事件にニシキヘビの脱走、さらには宿泊客の転落死…と大騒ぎ。元気な未亡人・オーナーのセシリーが奮闘します。ホテルの従業員やお客さんも個性豊かで賑やかな騒動が起こるのですが、なん...
20世紀初期の、バジャーズ・エンドのホテルを舞台にしたコージー・ミステリ。パーティーを前に、ブローチの盗難事件にニシキヘビの脱走、さらには宿泊客の転落死…と大騒ぎ。元気な未亡人・オーナーのセシリーが奮闘します。ホテルの従業員やお客さんも個性豊かで賑やかな騒動が起こるのですが、なんかこの作品の世界に入りこめない。せっかくの特徴であるこの時代の雰囲気もあまり感じず、まぁよくあるコージーという枠にはまった作品でした。会話のテンポが良かったり、変わってるだけじゃなくて魅力的なキャラクターがいたりすればもっと楽しめたかも。
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