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ペニーフット・ホテル 受難の日(1) の商品レビュー

3.2

13件のお客様レビュー

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2011/07/17

高級ホテルで墜落死した上流夫人。 ホテルの評判を守るため女主人の探偵が始まる。 20世紀始めのイギリスと言う舞台設定がステキだった。ミステリそっちのけで会話や風俗、衣装なんかを楽しんだ。 キャラクタも個性的で悪くなかったけれど、人の心が読めるマデラインがあれこれ(例えば逃げた蛇の...

高級ホテルで墜落死した上流夫人。 ホテルの評判を守るため女主人の探偵が始まる。 20世紀始めのイギリスと言う舞台設定がステキだった。ミステリそっちのけで会話や風俗、衣装なんかを楽しんだ。 キャラクタも個性的で悪くなかったけれど、人の心が読めるマデラインがあれこれ(例えば逃げた蛇の居場所など)を当てておきながら、殺人犯にのみ追求なしと言うのが都合よすぎて笑った。 あとなんとなくだけど訳文が読みにくかったような…。 できれば次作はも少しミステリ色が強いといいなぁ。

Posted byブクログ

2011/09/18

1906年イギリス、上流階級の人々が利用する海辺のリゾートホテルが舞台のミステリ。夫を亡くし、ホテルの女主人となった主人公が、ホテルで起きた殺人事件の謎を解く。執事にたしなめられながらも葉巻を吸ったり、コルセットに文句を言ったり、婦人参政権運動に共感したりする主人公がよかったし、...

1906年イギリス、上流階級の人々が利用する海辺のリゾートホテルが舞台のミステリ。夫を亡くし、ホテルの女主人となった主人公が、ホテルで起きた殺人事件の謎を解く。執事にたしなめられながらも葉巻を吸ったり、コルセットに文句を言ったり、婦人参政権運動に共感したりする主人公がよかったし、階級社会というものがかいま見えるのも興味深かったし、ホテルのイベントで使うヘビが逃げたりするドタバタぶりもおもしろかった。でも、謎解きが苦手で本格古典ミステリとか読んでないわたしがいうのもなんだけど、殺人現場に落ちていたものが謎解きのカギになるとか、ほかにもトリックがなんだかあからさまに古臭いような気がしなくもなく。1906年だからそれでいいのかな。クラシックな感じが楽しめて。

Posted byブクログ

2011/07/19

舞台は1906年のロンドンより100キロほど離れたホテル。夫を亡くしたばかりのセシリーが切り盛りする、貴族階級御用達の隠れ家的ホテルミステリーシリーズの第一作で、原文では既にもう10作以上書かれているとか。時代背景による身分の違いとか、女性の地位とか、価値観とか、がいい具合にミス...

舞台は1906年のロンドンより100キロほど離れたホテル。夫を亡くしたばかりのセシリーが切り盛りする、貴族階級御用達の隠れ家的ホテルミステリーシリーズの第一作で、原文では既にもう10作以上書かれているとか。時代背景による身分の違いとか、女性の地位とか、価値観とか、がいい具合にミステリーに味付けを加えていて面白かったです。謎解きをするセシリーの冷静な切り盛りには好感を覚えましたし、夫に先立たれた悲しさの描写には時代を超えたものがあってそこもよかったし。コージーミステリーが好きなので、これから先、続きがまた翻訳されたら楽しみに読んでいきたいと思います。

Posted byブクログ