当確への布石(上) の商品レビュー
犯罪被害者救済活動をしてきた女性教授が補欠選挙に立候補。選挙の裏には色々な事情が交錯している。助教授も昔犯罪被害者だったこともあり彼女のトラウマの払拭作業でもあった。ちょっと上滑りしている。このミスの優秀賞なんで、まだまだこれからという感じ。
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選挙ミステリーってあんまり無い。”カタイ”かなぁと思ったケド、ちょっとタイムリーだし、読んでみる。舞台が選挙だけに、ちょっと耳慣れない言葉が出てくるケド、ストーリーの面白さがそのやっかいさをカバー。 面白く読みながら、選挙の舞台裏もちょこっと覗ける。こんなにミステリーじゃないだろ...
選挙ミステリーってあんまり無い。”カタイ”かなぁと思ったケド、ちょっとタイムリーだし、読んでみる。舞台が選挙だけに、ちょっと耳慣れない言葉が出てくるケド、ストーリーの面白さがそのやっかいさをカバー。 面白く読みながら、選挙の舞台裏もちょこっと覗ける。こんなにミステリーじゃないだろうケド、やっぱり大変なんだなぁ。下巻が楽しみ。
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今日の朝刊の一面トップには「解散へ政界火花」という大きな見出しが躍り、ズルズルと引っ張ってきた麻生太郎も最早抗する事が出来ない流れが出来上がり、まあ、任期切れも間近でいずれにせよ総選挙必至と。 東京6区というと、昔、東京に住んでいた頃の選挙区だけど、そこの補選に私大で教鞭をとり、...
今日の朝刊の一面トップには「解散へ政界火花」という大きな見出しが躍り、ズルズルと引っ張ってきた麻生太郎も最早抗する事が出来ない流れが出来上がり、まあ、任期切れも間近でいずれにせよ総選挙必至と。 東京6区というと、昔、東京に住んでいた頃の選挙区だけど、そこの補選に私大で教鞭をとり、犯罪被害者救済活動を続けてきた大原奈津子が立候補を決める。そんな折、元犯罪者のプライバシーを侵害するビラを撒いて騒ぎを起こしていた「凶悪犯罪抑止連合会」から届いた推薦状。戸惑う奈津子は教え子の夫で元刑事の平澤栄治に相談する…。 謀略渦巻く選挙戦に、平澤が心の奥底に抱える大きな問題や大原の秘書・清美の過去、選挙を知り尽くした策略家や抑止連との関係を書きたてる雑誌記者のキナ臭い動きが入り乱れる話は、取り急ぎ材料並べて行く感じで、ちょっとモタモタ。豪放磊落、不撓不屈という大原女史のキャラも微妙なテイスト。
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選挙小説というのは、幾つかこれまでにも読んだ。 「ダイスをころがせ!」(真保裕一)、「町長選挙」(奥田英朗)などなど・・。 いずれも選挙というイベントの中で「当選もしくは落選」という二者択一の結果のために主人公が奔走する物語だった。 この「当確への布石」は文庫でも上下巻ある長...
選挙小説というのは、幾つかこれまでにも読んだ。 「ダイスをころがせ!」(真保裕一)、「町長選挙」(奥田英朗)などなど・・。 いずれも選挙というイベントの中で「当選もしくは落選」という二者択一の結果のために主人公が奔走する物語だった。 この「当確への布石」は文庫でも上下巻ある長編ではあるが、なかなか飽きさせない内容だった。 それも選挙で立候補者を当選させるために必要なものは何か・・「なるほど」「へぇ〜」という感じ。 そして読んだ後に、ひとつハッキリしたことがある。 それが「選挙なんて出るもんじゃないなあ・・」ということである(笑)
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確かに珍しいかもしれない選挙もの。奥田英郎なら山中に埋めそうなキャラの主人公が立候補する訳ですがミステリ?と思った部分は伏線もロクに張らずにさっさと片付けてじゃあこっちが本筋、と思ったところは行き当たりばったりで適当にぬるく、呪文のように繰り返したキャラの過去は伏線でもなんでもな...
確かに珍しいかもしれない選挙もの。奥田英郎なら山中に埋めそうなキャラの主人公が立候補する訳ですがミステリ?と思った部分は伏線もロクに張らずにさっさと片付けてじゃあこっちが本筋、と思ったところは行き当たりばったりで適当にぬるく、呪文のように繰り返したキャラの過去は伏線でもなんでもなかったらしく、主人公のアイデンティティに関わる大事な部分は何だかなあ…客観的に盛り下がってる中で作者だけがはっちゃけてるのを眺めるような痛々しさが…。 あと改訂版らしいんですがそれでもかなり文章読みにくいというかわかりにくい。
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