フライ、ダディ、フライ の商品レビュー
読んでいて爽快! 平凡なサラリーマンが娘のために立ち上がり、戦うため、鍛練を積み強くなっていく。 ザ・ゾンビーズとの絡みもレボリューションNo.3と関連があり面白い!
Posted by
鈴木一、47歳。いたって平凡なサラリーマン。ただし家族を守るためならスーパーマンになれるはずだった。そう信じていた。あの日が訪れるまでは―。一人娘を不良高校生に傷つけられ、刃物を手に復讐に向かった先で鈴木さんが出会ったのは―ザ・ゾンビーズの面々だった!脆くも崩れてしまった世界の中...
鈴木一、47歳。いたって平凡なサラリーマン。ただし家族を守るためならスーパーマンになれるはずだった。そう信じていた。あの日が訪れるまでは―。一人娘を不良高校生に傷つけられ、刃物を手に復讐に向かった先で鈴木さんが出会ったのは―ザ・ゾンビーズの面々だった!脆くも崩れてしまった世界の中ではたして鈴木さんは大切なものを取り戻せるのか。ひと夏の冒険譚がいま始まりを告げる。(amazonより抜粋)
Posted by
ザソンビーズシリーズはおもしろい。 高校生の娘を持つ40過ぎの親父の気持ち。共感出来るものがあった。
Posted by
『私は妻と娘を愛している。可もなく不可もない人生の道程で、妻と娘の存在だけが私の誇りであり、守るべき宝なのだ。』 『私を取り巻く世界は、心を躍らせるような目立った変化はないにせよ、正常に機能しているように思えた。』 『あんたは結局自分が大事なんだよ。自分が傷つきたくないだけな...
『私は妻と娘を愛している。可もなく不可もない人生の道程で、妻と娘の存在だけが私の誇りであり、守るべき宝なのだ。』 『私を取り巻く世界は、心を躍らせるような目立った変化はないにせよ、正常に機能しているように思えた。』 『あんたは結局自分が大事なんだよ。自分が傷つきたくないだけなんだよ。怖いから刃物持ち出して、自分を傷つけずに勝とうとしたんだ。ただの弱虫じゃねえか。あんたには大切なものなんて守れやしねえよ。それに-』 『理想のない奴はすぐに間違いを犯す。それに、安易な方法を選ぶ。刃物を握ったりな』 『こんなことが人生に起こるとは思わなかったろ?残念だったな。せいぜい自分の半径一メートルぐらいのことだけ考えて、のうのうと生きて死んでいけたら幸せだったのにな。そうだろ?』 『何も壊さずに新しく何かを作り出そうなんて、そんな都合のいいことはありえないよ』 『いつまで寝転がってんだよ。立ち上がれ。明日のための破壊と再構築を始めるんだ』 『足を前へ前へと踏み込むたびに、身体の中の古いものが「痛み」という悲鳴を上げながら死んでいってるのを感じる。いや、それは悲鳴ではなく、新しい細胞が誕生してくる産声なのかもしれない。』 『僕たちは試験問題を解くのが苦手なだけなのに、オチコボレって呼ばれてます。僕たちがどんな人間なのかってのは関係ないんですよね。手っ取り早くテストをして、結果から分類して、レッテルを貼って、分かりやすいように一箇所に集めて、管理しようとする』 『僕たちは、僕たちが何を出来るのか、どんな人間なのか、見せてやりたいんですよ。僕たちを管理しようとしてる奴らとか、将来、僕たちを管理しようとする奴らに』 『空は、いまにも泣き出しそうな顔をしながら、下界を眺めていた。』 『何度でも転んで重力を知り尽くして、いつか飼い慣らしてやればいい。そしたら、空だって飛べるようになるよ』 『娘が-、遥が初めて喋った時のことは、いまでもよくおぼえてるよ。一歳の誕生日のすぐあとのことで、「ママ」って言ったんだ。「パパ」じゃなくてかなり悔しかったが、それよりも嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。』 『たとえあの子がどんな目に遭おうと、世界中を敵にまわそうと、無条件に守ってやれるのは私だけなのに……。』 『さらに膝を高く上げ、腕をぶんぶんと振った。もうフォームなんてどうでもいい。合理性や辻褄合わせなんてクソくらえだ。』 『その映画、主人公は勝つのかよ?』 『勝たない』 『そんな映画、興味ねえな』 『この世界は素晴らしいな。いまから迎えに行ってくるよ。石原を締め落としたこの腕で、遥を思い切り抱き締めてやるんだ。そして、この素晴らしい世界に遥を連れ出してやるんだ』
Posted by
読後感はよいし、笑えるところもあったけど、はやく読み終わりたくて仕方なかった。 ステキな言葉がちりばめられているが自分には説教臭く感じてしまって……どうも苦手。
Posted by
Mr.childrenの「跳べ」でおなじみの一作。 自分の半径1メートルすら、覚束ないから。 やらなきゃならないときがある。
Posted by
「オッサン」のひと夏の「成長物語」。 これを読んでジムに通い始めた。何かを始めたくなる、変わってみたいと強く思わせる本。
Posted by
2011.1.24 元々映画が凄く好きで、小説を手に取りました。 頭の中で映画のシーンと文章を重ね合わせたることも出来て、ドップリはまりました。 読みやす過ぎる文章はほんの少し物足りなさを感じたけれど、それはもっと読んでいたかった!という気持ちの表れだと思います。 病院の...
2011.1.24 元々映画が凄く好きで、小説を手に取りました。 頭の中で映画のシーンと文章を重ね合わせたることも出来て、ドップリはまりました。 読みやす過ぎる文章はほんの少し物足りなさを感じたけれど、それはもっと読んでいたかった!という気持ちの表れだと思います。 病院の待合室で一気に読んだのですが、人目を憚らずに涙を流してしまいました。 また時間を空けて読み直したいな。 映画も観たくなりました。
Posted by
ブログ上の感想:http://ameblo.jp/cm116079781/entry-10711313747.html
Posted by
愛する娘を傷つけられたサラリーマンが、ゾンビーズの協力の下、復讐に向かう。 家族のために、そして自身の尊厳のために奮闘する主人公がかっこいい。 また、舜臣の一言一言が胸を打つ。特に印象的だったのが、 「自分の想像力を信じられないくらいなら、闘うのはやめろよ。でもって、おっさん...
愛する娘を傷つけられたサラリーマンが、ゾンビーズの協力の下、復讐に向かう。 家族のために、そして自身の尊厳のために奮闘する主人公がかっこいい。 また、舜臣の一言一言が胸を打つ。特に印象的だったのが、 「自分の想像力を信じられないくらいなら、闘うのはやめろよ。でもって、おっさんは死ぬまで誰かの想像に踊らされながら生きていけばいい」 という言葉。まるで失敗を恐れて尻込みする自分に向けられた言葉のようで、勇気をもらった。
Posted by