素顔の塙保己一 の商品レビュー
いつも利用する図書館の入り口には、館員セレクト本のコーナーがある。 先日は「一度も利用のない本のコーナー」だった。 塙保己一という名前を私がどうして知ったのか、覚えてない。誰かの本の中で知ったのは確かだと思うんだけど、百鬼園先生か、太宰治か、、、誰だろう。 とにかく気になった...
いつも利用する図書館の入り口には、館員セレクト本のコーナーがある。 先日は「一度も利用のない本のコーナー」だった。 塙保己一という名前を私がどうして知ったのか、覚えてない。誰かの本の中で知ったのは確かだと思うんだけど、百鬼園先生か、太宰治か、、、誰だろう。 とにかく気になったので借りてみた。 塙保己一は江戸時代の全盲学者で、当時日本中にばらばらと存在していた文献を『群書類従』という一冊にまとめた人物。 当時の江戸時代では、盲人たちが就ける仕事といえば、鍼按(はり・あんま)、音曲(三味線・琴)、座頭金(金貸し)がある程度で、他の仕事に就く盲人はほとんどいなかったそうで、ましてや学者になるなんて誰も考えもしなかっただろう。 そんな中、超人的な記憶力で学者になった保己一。そしてその保己一を支えた女性達。 途中から保己一が盲目であることを忘れてしまうほどの精力的な働きぶりに驚く。 知らなかったことばかりだったので、読んでみて本当に良かったと思える一冊だった。
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