プロメテウスの涙 の商品レビュー
読み始めたら先が気になって一気に読み上げた。 だけど一人の死刑囚を赦すために、何人もの子供たちが輪廻転生をして、10歳で死ぬというのはどうなんだろう・・・ 罪人の犠牲になっている、罪もない子供たち・・・罪人を赦すことにそれほどの価値があるのか疑問。 あや香が原因不明の奇行から解放...
読み始めたら先が気になって一気に読み上げた。 だけど一人の死刑囚を赦すために、何人もの子供たちが輪廻転生をして、10歳で死ぬというのはどうなんだろう・・・ 罪人の犠牲になっている、罪もない子供たち・・・罪人を赦すことにそれほどの価値があるのか疑問。 あや香が原因不明の奇行から解放されたのはよかったけど。
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表紙絵は死刑因なのかな。この表紙どおりに死刑因の描写が痛々しくて気持ち悪い。どんな科学的根拠で日本の9歳の少女とアメリカの不死の死刑因を結びつけるのかと思っていたら、そっち方向へいくんですね。でも納得できるストーリーの運びで面白かった。一気に読めました。
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いわゆる、輪廻転生を扱っているが、 精神科医の診察の描写や不死の死刑囚の描写が、 とても興味深く、 読みやすくてどんどん進めることができる。 特に、死ねない死刑囚にまつわる話が面白かった。 不可解な行動をする少女のサイコ感もわくわくした。 オチは、悪くなかったのだけど、もう少し突っ込んでてもよかった気もします。
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原因不明の激しい発作に襲われる少女。全身をガンに侵され、何度死刑執行されても死なない死刑囚。ふたりをつなぐ運命とは? インパクト絶大な表紙やグイグイ引き付ける中盤は最高なのに、「え?少女が伝えたいことってこれだけ?そのために二人ともあんなに苦しみ続けたの?」みたいなラストがすご...
原因不明の激しい発作に襲われる少女。全身をガンに侵され、何度死刑執行されても死なない死刑囚。ふたりをつなぐ運命とは? インパクト絶大な表紙やグイグイ引き付ける中盤は最高なのに、「え?少女が伝えたいことってこれだけ?そのために二人ともあんなに苦しみ続けたの?」みたいなラストがすごく残念。 乾ルカさんの作品は好きなのが多いけど、これは少し物足りなかったなぁ。
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・プロメテウスとは、ギリシャ神話に出てくる神。人間に火を与えたとしてゼウスの怒りを買い、来る日も来る日も禿鷹に肝臓をついばまれるという悲惨な罰を受けることになった。しかし、プロメテウスは神だから死ねない ・10才の少女を殺した死刑囚がいた。殺された少女は死刑囚を許したのだがそれ...
・プロメテウスとは、ギリシャ神話に出てくる神。人間に火を与えたとしてゼウスの怒りを買い、来る日も来る日も禿鷹に肝臓をついばまれるという悲惨な罰を受けることになった。しかし、プロメテウスは神だから死ねない ・10才の少女を殺した死刑囚がいた。殺された少女は死刑囚を許したのだがそれを表現する機会がなく、10年ごとに別の人間に乗り移っていた。最後は日本の少女が死刑囚の前で伝えた。死刑囚は涙を流し、そうやく安らかに息をひきとった。少女の発作もでなくなった。主人公は2人の女医
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序盤は面白いじゃないか! と思ったけど、伏線?が長すぎて…… 精神科医が主軸なのに機敏がほとんど感じられず残念。
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話が進まない。 伏線か?と思ってるんだけど、??違うみたい。 登場人物の人となりが事細かくて言いといえばいいが、そこいる??そこで鼻かんだのはいる??伏線か?? 話が進まない・・・。 描写が細かいせいか、囚人の件はこちらも臭ってくる感じだった。
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まったく対照的な二人の女性が登場してきました。 普段めったに連絡を取り合わない二人が、それぞれ目の前にある問題に向き合い、久しぶりにメールで連絡を取り合います。どこで、どんな風にこの二つの事例が重なりあうのか気になり、二人の様子が交互に綴られて行くストーリーに入り込んで行きま...
まったく対照的な二人の女性が登場してきました。 普段めったに連絡を取り合わない二人が、それぞれ目の前にある問題に向き合い、久しぶりにメールで連絡を取り合います。どこで、どんな風にこの二つの事例が重なりあうのか気になり、二人の様子が交互に綴られて行くストーリーに入り込んで行きました。 ギリシャ神話では、プロメテウスは、ゼウスから終わりのない辛い罰を受けるが、最後はこのゼウスからの命を受けたヘラクレスに救われますが、この死刑囚にとってゼウスとヘラクレスは誰だったのか、そこから考えてみても面白いとも思いました。 最後は少~し、辻褄合わせ的に感じる部分も出て来ましたが、人の想いはデータや言葉だけでは表し尽くせないという事を感じました。
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北海道出身の作家で舞台も北海道のため入りやすいです。 内容は結構重いかもしれないですが、読ませる力を感じさせます。 本の表紙がかなりグロいですが、読み進めると納得…と言った感じかな。 個人的には、お勧めの作品です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
偶然本屋の棚に置いてあった。発売当時は見かけなかったが。 乾ルカさんの「独特のグロテスクな美意識」が炸裂している作品。 「蜜姫村」と似たような雰囲気もある。 輪廻転生というワードが出てくるが、それをまともに取り上げたわけではなく、「そうとでも考えないと説明できない」というレベルにとどめている。あくまでも科学的に考えたい祐美のキャラクターがいい。 たぶん涼子との友情も、もしかしたら……と匂わすだけで終わってしまったのがやや不満だった。そこももうちょっと言及してほしいと思ってしまう。 片方で、罪と赦しの物語があり、もう片方で女の友情の物語がある。こういう友達つきあいは、私にとってはある種の理想だ。 キャリーは殺すつもりで転生しているわけではなく、タイムリミットが来て死んでしまうだけ。誰も謎解きできなかったから、S16も死ねなかったということなんだろう。祐美と涼子にそう言いたい気持ちになった。
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