経済を動かす単純な論理 の商品レビュー
感想 経済のモデル化をモデル化した一冊。実際はこんなに単純ではないという反論は意味をなさない。モデルとは本質だけを抽出したエッセンスなのだから。
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本人が喋ってたけど、経済を動かす論理は、そんなに単純じゃないそうです。 出版社の人に言われて、本を売るために、この題名にしたんだって。 経済の本は、外国の本が特にそうだけど、「売るため」にこの題名にしました、みたいなのが多い。
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バブルとはどのようなものか、リスクの分散の重要性とかが書いてあった。 わかりやすく書いてあっても、難しい。 株価とは今後の成長見込みだったんですね。 どういう仕組みで株価が変わるのかが、わからないが、わかってきた、気がする。
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マクロ経済学の本ですが「複雑そうに見える物事の本質は単純である」とあとがきにあるように専門用語はほとんどなく読みやすいと思います 気になる小さな点としてP.50の 「例えば1000万円の預金を複利で1%の金利で5年間回していくと、約1050万円です。 一方、同じ1000万円を3...
マクロ経済学の本ですが「複雑そうに見える物事の本質は単純である」とあとがきにあるように専門用語はほとんどなく読みやすいと思います 気になる小さな点としてP.50の 「例えば1000万円の預金を複利で1%の金利で5年間回していくと、約1050万円です。 一方、同じ1000万円を3%複利で回せば、約1150万円です。 金利の違いで車1台買えることになります。」 車1台は変わらないけれど複利ならば1%で1051万円。3%で1159万円でしょう?これでは単利です 面白い点としては「資産価値の決まり方」での株価の簡単な計算式 今期の株価=配当/国債利回り これはかなりザックリとしているが興味深い 理論株価の計算式は決算書の数字から求めるものばかりだけど債券の利回りをここでは用いている もちろん万能ではないと思う・・・高配当銘柄なら株価が高く内部留保する成長株銘柄だと株価が評価できない 応用としては (一株当たり当期利益×市場平均配当性向)/国債利回り 更に応用としては (一株当たり営業利益×税率0.6×市場平均配当性向)/国債利回り こんな感じでも妥当な株価が出るかも知れません 個別株投資に興味あるひとは一度計算してみて使えそうかどうか教えて欲しいところです この本では「収益還元価格」または「ファンダメンタルズ価格」と呼ばれます。 基本的には「リスク」と「バブル」についての内容ですが一読の価値は十分にある良書です
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バブルというものがわかりやすく書いてある。題名にセンスはないが内容は濃い。教授の授業とる時はあとがきも読んだ方がいい。
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学生時代、桜川先生の授業を採った人間なのであまり言いたくないが・・・この微妙っす、先生。 経済学アレルギーを起こさない様に、丁寧に丁寧に書かれた、高校生向けの啓蒙書って感じ。(そう考えれば、★3つは付けられるのだが)
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キーワード:「バブル」「リスク」 証券化によってリスク分散はされたが、その回収を誰がするべきなのかが問題になる。また、日本経済が土地バブル→国債バブルに移行した歴史の経緯が分かりやすくて、なるほどと思った。
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「バブルの代替」、バブルは終わっておらず、不動産から国債へ。 確かに国債が異常に評価されている実態があると納得。 銀行の利子が低いこと、証券化が産んだ弊害。 納得の解説でした。
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「たった2つのキーワードで世界経済は説明がつく」らしい。 そのキーワードは「リスク」と「バブル」。 金融工学でリスクを減らしたが、設計ミスによりリスクが拡大する結果になった。 バブルとは、本来価値のない物なのに、みんなが価値があると思うと価値が出てくるという現象だ。貨幣は最も身近...
「たった2つのキーワードで世界経済は説明がつく」らしい。 そのキーワードは「リスク」と「バブル」。 金融工学でリスクを減らしたが、設計ミスによりリスクが拡大する結果になった。 バブルとは、本来価値のない物なのに、みんなが価値があると思うと価値が出てくるという現象だ。貨幣は最も身近なバブルだ。 「利子率<成長率」となればバブルが発生する。そしてバブルは別のバブルで代替される。 今は国債バブルらしい。えー、弾けたら日本終了なんですけど…。
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経済学部の教科書レジュメらしく、分かりやすく読みやすい。 日本のバブルは崩壊しておらず、土地バブルから国債バブルへ移っているという議論が面白い。
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