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花よりも花の如く(7) の商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2022/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

漫画の中では脇役の役者志田さん、 大杉漣さんを思わせる良い役者ぶりだ。 こんばんは、と挨拶にきてくれるし、 「仕事とはいえお玄人の方の先生役とは恐縮しております」 とわざわざ言ってくれるところがすごく良い。 謡と仕舞を習っていた経験があるから余計そう言える知識があるのだろう。 型でも、奥に感情の動きがあるから というのが興味深かった。 藤哉役をやる人が本物だからこそ、ドラマの中の憧れや壁も本物になるし 能の先生も本物になる。 なるほどその通りだと思ったし憲ちゃんの責任は重大だ。 能役者なのにじゃなくだから選ばれた、という表現が好きだ。 憲ちゃんは周りから影響を与えられるばかりのように感じていそうだけれど 挨拶の仕方ひとつとっても憲ちゃんも周りに十分影響を与えているのだと思う。 劇中劇となる 『石に願いを』は これ一本で十分別の漫画として成り立つほど深く作り込まれ ひとつの物語としてとても面白い。 そう読者が思うほどにこのドラマが丁寧に作られているという表現でもある。 実際にドラマとして見てみたい。 素晴らしい物語だった。

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2013/08/31

この著者によくあるパターンだけれど、作品中に出てきた映画やドラマなど、通常なら一部のシーンを紹介するにとどまるようなものを、丸ごと最初から最後まで1本の話として描いてしまっている。 この話だけでも、1冊の本になりそうなところ。。。

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2010/07/25

TVドラマ編~ということで、最初の一本以外は憲人くんではなく、藤哉さんという、ドラマの中の役の人で進む話です。 「ああ、2時間ドラマー」という感じの話ですが、もう役者さんたちが全員役柄の人で「すごいなぁ」と思いました。 あと、前巻の内容と合わせて、テレビドラマの現場を、とても面白...

TVドラマ編~ということで、最初の一本以外は憲人くんではなく、藤哉さんという、ドラマの中の役の人で進む話です。 「ああ、2時間ドラマー」という感じの話ですが、もう役者さんたちが全員役柄の人で「すごいなぁ」と思いました。 あと、前巻の内容と合わせて、テレビドラマの現場を、とても面白く拝見しました! この経験が憲人くんにどう影響してくるのか、これからが楽しみです。 出るのを知らなくて見た人とかビックリしただろうし、このドラマで能に興味を持った人とかもいるかなー。 のび太じゃない憲人君をみんながどう見たのかな。

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2010/02/16

人生をかけて打ち込む能マンガ7冊目 劇中劇でこんなに長いのは初めてだな。 これまでの流れと全く違うことをやっているだけに、多分評価は分かれるところ。 だけど、実際はこれをやって憲人がどう変わっていくかが、これからの見せ所になるとは思う。 「石に願いを」は、劇中劇でなく単体で見...

人生をかけて打ち込む能マンガ7冊目 劇中劇でこんなに長いのは初めてだな。 これまでの流れと全く違うことをやっているだけに、多分評価は分かれるところ。 だけど、実際はこれをやって憲人がどう変わっていくかが、これからの見せ所になるとは思う。 「石に願いを」は、劇中劇でなく単体で見ると、かなり難しい作品。 成田さんのお話はだいたい、過去や辛いことを乗り越えて幸せになろう、というような感じで、それをここでもやっているようなものだのだけれど、ミステリ部分であれだと、人死にまで出してそれで良いのかとは思ってしまう。 書生とお嬢さんの一家の転換点となる事件を起こしてみた、というレベルで、非常によい人である死者がちょっと不憫。

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2009/10/07

やはりこの作家さんは、1エピソード1〜2冊位の長めのお話の方が盛り上がるなぁと思います。 面白い。けれどもこれが最新刊なので、続きがしばらく読めないのが悲しい。

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2010/08/23

まん中に、テレビドラマのお話がインサートされるので、番外編なのかと思いましたが、なんと本編中に劇中劇を入れ込んだ作りで、ちょっとビックリしました。 その分、まあ、メインストーリーの方は、展開していないんですけどね。 劇中劇の方は、京都が舞台ということで、知っている風景なんかが...

まん中に、テレビドラマのお話がインサートされるので、番外編なのかと思いましたが、なんと本編中に劇中劇を入れ込んだ作りで、ちょっとビックリしました。 その分、まあ、メインストーリーの方は、展開していないんですけどね。 劇中劇の方は、京都が舞台ということで、知っている風景なんかがあって、やっぱりおもしろいです。

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2009/10/04

劇中劇「石に願いを」が丸々一冊の巻 憲人が別人です。眼鏡を取ると美少年のパターンんでしょうか。 劇中劇は内容的にはもっと描き込みたかったのでは、と思ってしまった。 サスペンスは形だけのようでしたが、そこに込められた物は 深い物なだけに、もったいない感じがします。

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2009/10/07

ドラマ「石に願いを」編 冒頭にちょっと憲ちゃん視点の導入あるけど、一巻まるまる劇中劇。 なので、成田ファンではなくて花花ファンという人にはちょっと違うかも。 (しかし、花花ファンで成田ファンではないという人はあまりいないと思われる) 憲ちゃん(じゃないけど(役に入ってるから))...

ドラマ「石に願いを」編 冒頭にちょっと憲ちゃん視点の導入あるけど、一巻まるまる劇中劇。 なので、成田ファンではなくて花花ファンという人にはちょっと違うかも。 (しかし、花花ファンで成田ファンではないという人はあまりいないと思われる) 憲ちゃん(じゃないけど(役に入ってるから))可愛すぎ。 葉月さんは、大人の女性って感じ!今後もっと動いてるの見たいなぁ。出番あるのかなぁ? 「石に願いを」というお話はちょっととっつき難かったけど(花花のノリで読み始めるとね)、世界観に入ってしまえばなかなかいい話だった。 というか、成田さんの作る話は、人間の重いところをテーマに掲げるけど結局のところ人間を愛しているというか、優しいところに落とすんだよねー。それがたぶんこの人の良さだ。どこまでも性善説というか…。 で、重たいテーマを持ってきてともすれば押し付けがましくなりがちになる危険なテーマなんだけど、説教くさく感じないのはなんなんだろうなぁ。 サスペンス(?)としての謎解きはもうちょっと捻り欲しかったけど、まあ、そういうお話ではないしね。仕方ないか。

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2009/10/04

能芸者まんが。 映画撮影の話がメインでした。 古典劇と現代劇の違いなどによる苦悩がおもしろかったです。

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2009/10/04

憲人がテレビドラマに初出演。しかも準主役。でも「物言う真剣」として覚悟を決める。 テレビドラマとしての「石に願いを」が完全収録されてます。ちょこっとサスペンスありで、宇治と能の紹介ドラマって感じ?ですがめっちゃ地味なドラマです。これだったら2時間ドラマで充分かな? エヴァンの死...

憲人がテレビドラマに初出演。しかも準主役。でも「物言う真剣」として覚悟を決める。 テレビドラマとしての「石に願いを」が完全収録されてます。ちょこっとサスペンスありで、宇治と能の紹介ドラマって感じ?ですがめっちゃ地味なドラマです。これだったら2時間ドラマで充分かな? エヴァンの死についてはちょっと消化不良気味。

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