世界遺産 神々の眠る「熊野」を歩く の商品レビュー
☆R03-05-30鉾田ビッグマート中田食品紀州産南高梅 産霊(むすび)の信仰 中辺路 中世以降の公式ルート 以前は伊勢路(130キロ) 途中に花の窟(いわや) 小栗判官 熊野詣が盛んになった背景・エピソード 浄不浄をきらわず 熊野 火山がないのに温泉・日本有数の多雨地帯...
☆R03-05-30鉾田ビッグマート中田食品紀州産南高梅 産霊(むすび)の信仰 中辺路 中世以降の公式ルート 以前は伊勢路(130キロ) 途中に花の窟(いわや) 小栗判官 熊野詣が盛んになった背景・エピソード 浄不浄をきらわず 熊野 火山がないのに温泉・日本有数の多雨地帯 3つの神社の社殿構成・神々☆まとめること レヴィー・ストロース「正常な思考は常に意味されるものの欠如に悩むのに対して、病的な思考は(少なくても発現のある場合においては、)意味するものの過多を利用する」 石ころの意味
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なにげに手に取った新書だけど、あら何これ面白い!と一気読み☺️ 熊野市と古座川町に猛烈に行きたくなった。 数々の写真が素晴らしい! のだけど -場所の本来の姿は、その場に直接降り立たなければ‥‥ と、え、このすごい写真より?と思わせる書き出し☺️で紀行文のスタイルをとっ...
なにげに手に取った新書だけど、あら何これ面白い!と一気読み☺️ 熊野市と古座川町に猛烈に行きたくなった。 数々の写真が素晴らしい! のだけど -場所の本来の姿は、その場に直接降り立たなければ‥‥ と、え、このすごい写真より?と思わせる書き出し☺️で紀行文のスタイルをとっている -熊野を探索しながら、かって日本の宗教がいかなるものであったか検討してみたい‥ ということで、宗教人類学者である著者の考察が、現地に足を踏み入れてのその場への熱い感想も交えていて、読みやすく興味深く、入門編としてとても面白く読めました
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同じ著者の「日本の聖地ベスト100」が面白かったので買ってみました。 熊野の神々は日本書紀の神々とはちょっと系列が違うという話。元々、山岳信仰の神様で修験道の元になったり、記紀の神様とつながったり神仏混交でいろいろまざったりしてる。磐座とか多数。 写真を専門の写真家が撮っているので素晴らしい。「ビジュアル版」の紙の本で良かった。 来月あたり熊野古道中辺路あたりを自転車ツーリングしたいのでその参考にも。
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素敵な写真とともに、熊野の特殊性について述べられている。熊野は高野山と比較しても、地の神の信仰に加え、修験道や仏教への信仰を取り入れた特殊な地であるというのがメインの主張。 熊野がどういうところかということについて知りたい場合は本書に当たればよいと思う。しかし、観光ガイドや熊野...
素敵な写真とともに、熊野の特殊性について述べられている。熊野は高野山と比較しても、地の神の信仰に加え、修験道や仏教への信仰を取り入れた特殊な地であるというのがメインの主張。 熊野がどういうところかということについて知りたい場合は本書に当たればよいと思う。しかし、観光ガイドや熊野古道の歩き方、ハイキング情報を手に入れたい場合は、本書ではダメである。
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"そもそも熊野の主神たるべき三柱の神、すなわち、家津御子神、速玉神、牟須美神らは『古事記』『日本書紀』とはまた別の系列の神々であり、高天原とも出雲とも違っている。それらが後になって、伊弉諾尊、伊弉冉尊、素戔嗚尊、天照大神などに擬せられるとしても、そこに背景となる共通の神...
"そもそも熊野の主神たるべき三柱の神、すなわち、家津御子神、速玉神、牟須美神らは『古事記』『日本書紀』とはまた別の系列の神々であり、高天原とも出雲とも違っている。それらが後になって、伊弉諾尊、伊弉冉尊、素戔嗚尊、天照大神などに擬せられるとしても、そこに背景となる共通の神話が存在しているわけでもなく、ただ、外から名前を借りてきただけなのである。すなわち、記紀の神々の名がそこにみられるようになったということは、天皇中心の中央集権的な国家体制に組み込まれていったことを意味しており、そこには神々の深い結びつきなど何も考えられていないように思われる。それでなくとも、神々は互いに他の神々を呼び寄せる傾向がある。差異化よりも同一化こそが神話の力学の中心なのである。"
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植島啓司著『神々の眠る「熊野」を歩く』読了。★★★☆☆ 熊野古道を歩きに行くので手に取ったが、熊野古道については殆ど書かれていなかった。それはさておき、「神道」について少し理解できた気がする。 仏教伝来以前には日本各地に「祖先」や「自然」「霊魂」を崇拝する重層的な信仰があり、仏教となだらかに一体化してきた。仏教とのかかわりで古来からの信仰を「神道」と総称し、天皇中心の中央集権国家体制に取り込まれる中で「記紀」系統の神々がそこにみられるようになった。 なるほど、神々の力学は差異化ではなく同一化である。
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しっとりと、地に足ついた形で熊野のことが書かれた本。流行りのパワースポット的な雰囲気がなくて、本当に熊野の生活や自然と地続きに書いているところがよかった。実際の熊野とそっくりな本。
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熊野詣に行くので、アマゾンで評価の高いこの本を手にとってみたら、うわっっおもしろい。 体系だてたものでは全くなく、紀行というか著者が感じる信仰について、直感を文章にした本です。 人の建造物よりも、石などにプリミティブな信仰がある。 聖域のシンボルとして、 ①神籬(ひもろぎ)-...
熊野詣に行くので、アマゾンで評価の高いこの本を手にとってみたら、うわっっおもしろい。 体系だてたものでは全くなく、紀行というか著者が感じる信仰について、直感を文章にした本です。 人の建造物よりも、石などにプリミティブな信仰がある。 聖域のシンボルとして、 ①神籬(ひもろぎ)--神事をとりおこなう際、臨時に神を迎えるための依り代となる榊など。 ②磐座(いわくら)--そこが聖域であることを示す特別な石、石組み ③磐境(いわさか)--②磐座の規模が大きくなったもの ④神奈備(かんなび)--神座の山や丘 ⑤社・神社(もり・じんじゃ) 私は今まで神社に神様がいるように思って願い事をしてたけど、そうではない、神が来る場所だから神社を建ててるんだっていう意識がドキッとする。 そのパワーを感じるためには、知識でガード固めたりしないで素で向き合う必要があるのかも。 著者は植島啓司さん、以前に月曜会ゲストで話しましたが、セクシーさに目を奪われてて宗教人類学者だと認識できてませんでした。(汗)
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様々な宗教が混在する世界遺産の熊野古道を読み解く上で、大切な一冊。 熊野へする前に一読をオススメしたい。
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イメージが先行する感もぬぐえないが、実際にその場にたつと「熊野」といわれる土地にすまう神の混沌した存在を肌で感じるのかもしれない。 清浄なイメージの伊勢とまさに背中合わせにありながら、高貴の身分の者から、その存在がつかみ切れない修行者や、不浄と言われた女性の存在までも受け入れる「...
イメージが先行する感もぬぐえないが、実際にその場にたつと「熊野」といわれる土地にすまう神の混沌した存在を肌で感じるのかもしれない。 清浄なイメージの伊勢とまさに背中合わせにありながら、高貴の身分の者から、その存在がつかみ切れない修行者や、不浄と言われた女性の存在までも受け入れる「熊野」 そんな姿を、実際自分も辿りたくなる一冊です。
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