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人とこの世界 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2026/02/13

広津和郎 「行動する怠惰」 きだみのる 「自由人の条件」 大岡昇平 「マクロの世界へ」 武田泰淳 「誰を方舟に残すか」 金子光晴 「不穏な漂泊者」 今西錦司 「カゲロウから牙国家へ」 深沢七郎 「手と足の貴種流離」 島尾敏雄 「流亡と篭城」 古沢岩美 「惨禍と優雅」 井伏鱒二 「...

広津和郎 「行動する怠惰」 きだみのる 「自由人の条件」 大岡昇平 「マクロの世界へ」 武田泰淳 「誰を方舟に残すか」 金子光晴 「不穏な漂泊者」 今西錦司 「カゲロウから牙国家へ」 深沢七郎 「手と足の貴種流離」 島尾敏雄 「流亡と篭城」 古沢岩美 「惨禍と優雅」 井伏鱒二 「“思い屈した”」 石川淳 「絶対的自由と手と」 田村隆一 「地図のない旅人」

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2023/07/22

著者と十二人の人物との対話と、その人物にかんする著者の文章がまとめられている本です。 とりあげられている人物は、広津和郎、大岡昇平、武田泰淳といった小説家や、詩人の金子光晴や田村隆一、画家の古沢岩美などです。小説家については、著者自身の作家論というべき感想が記されていてそれぞれ...

著者と十二人の人物との対話と、その人物にかんする著者の文章がまとめられている本です。 とりあげられている人物は、広津和郎、大岡昇平、武田泰淳といった小説家や、詩人の金子光晴や田村隆一、画家の古沢岩美などです。小説家については、著者自身の作家論というべき感想が記されていてそれぞれ興味深く読みましたが、深沢七郎をあつかったところで、「小説のなかでまっさきに腐るのは形容詞からである」と語られており、著者自身がどのような文学をめざしていたのかということがうかがわれます。 こうした対談者たちのなかでやや異色の存在として、生態学者の今西錦司もふくまれています。今西の文章についても著者は「博士の文章は、観察記録がとくにそうだが、どれを読んでもじつに透明である。垢や臓物がないのである。爽やかに乾いている」と述べています。それが、日本の文学の湿っぽさを嫌う著者の志向とかさねられ、今西の生態学的認識論に意外な角度から光をあてているように感じられました。

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2018/04/06

通読して思ったのは -少し前まではもっと右だの左だの、思想が(少なくとも政治や文人の世界の)重要だったんだなあ -少し前までは(今も?)、たとえ賢くても見た目や言葉に汚らしさの漂う大人がたくさんいたっけ。 -賢いこと(フランスをはじめとする諸先進国の詩や哲学)をちゃんと把握してい...

通読して思ったのは -少し前まではもっと右だの左だの、思想が(少なくとも政治や文人の世界の)重要だったんだなあ -少し前までは(今も?)、たとえ賢くても見た目や言葉に汚らしさの漂う大人がたくさんいたっけ。 -賢いこと(フランスをはじめとする諸先進国の詩や哲学)をちゃんと把握していないと入れない世界、というのがきっとあったんだろうなあ -今でも世の知識人は、こんなにも精神を病んだり世を憂いたりしているのかな。 というところだった。昔の男性が男性を取材しているせいもあってそう感じるのだろうか。ギラギラしてタバコの匂いがした。

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2012/07/22

初・開高健。面白かった。付箋11箇所、そのほとんどが「発見、瞠目」の付箋だった。大概は共感や関心、納得が多いのだけど、これは収穫やったなぁ。恵文社で何となく欲しくなって印象買いやったけど、当たりやわぁ。対談相手の顔ぶれがまた凄い。私の生まれる前に鬼籍に入った人ばかりで、生きて話し...

初・開高健。面白かった。付箋11箇所、そのほとんどが「発見、瞠目」の付箋だった。大概は共感や関心、納得が多いのだけど、これは収穫やったなぁ。恵文社で何となく欲しくなって印象買いやったけど、当たりやわぁ。対談相手の顔ぶれがまた凄い。私の生まれる前に鬼籍に入った人ばかりで、生きて話してる姿が少し想像しにくい方々であったけど、これを読むと少し肉感が持てる。きだみのる、広津和郎両氏は名前すら知らなかったけども。文学的興味がすっごくひろがる本です。金子光晴の詩集を買った。しかし、うーん。開高さんの文章は凄いと思うけど好きではないかも…。小説読んでみないと何とも言えないが。

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2010/11/28

明治、大正、昭和初期の作家には総じてスケールの大きさが感じられる。きだみのる氏が開高氏に語った「でも、結局、後悔しない人生というやつね。毎日毎日決算を終わったような生活をすべきだよ、文学者は。」私にはできない。また巻末にこの作品は開高氏の仕事でも最高傑作と評されている。確かに読ん...

明治、大正、昭和初期の作家には総じてスケールの大きさが感じられる。きだみのる氏が開高氏に語った「でも、結局、後悔しない人生というやつね。毎日毎日決算を終わったような生活をすべきだよ、文学者は。」私にはできない。また巻末にこの作品は開高氏の仕事でも最高傑作と評されている。確かに読んでいて爽快感やある種清潔感を感じたのだが、傑作と感じ取れるだけの感性が自分にはないのかと情けなくもなった。

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2011/07/25

開高健がインタビュアーになった対談集。相当に渋い人選だな、と思って読んでいたが、刊行が1970年ということなので、今から40年前。広津和郎、きだみのる、大岡昇平、、、といった人たちが1970年時点でどういった位置づけだったか、ということを皮膚感覚で知るのは、今となっては難しいこと...

開高健がインタビュアーになった対談集。相当に渋い人選だな、と思って読んでいたが、刊行が1970年ということなので、今から40年前。広津和郎、きだみのる、大岡昇平、、、といった人たちが1970年時点でどういった位置づけだったか、ということを皮膚感覚で知るのは、今となっては難しいことではある。

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2009/10/07

開高健といろんな人の対談集。 広津和郎ときだみのると大岡昇平が面白い。 でも、このころの開高健の文体が嫌い。 後半にいけばいくほど面白くなくなってくるのは致命的。

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