人間失格・富嶽百景 の商品レビュー
心理描写が際立つ「人間失格」と情景描写が際立つ「富嶽百景」の二作が収録されています。 心の弱さ、欲望、他者との線引き、その中で苦しみながらも不器用に足掻いた人生 季節で移りゆく富士の情景と主人公の環境や感情の移り変わりを重ねた作品 人の醜さと美しさをそのまま詰め込んだようで、太...
心理描写が際立つ「人間失格」と情景描写が際立つ「富嶽百景」の二作が収録されています。 心の弱さ、欲望、他者との線引き、その中で苦しみながらも不器用に足掻いた人生 季節で移りゆく富士の情景と主人公の環境や感情の移り変わりを重ねた作品 人の醜さと美しさをそのまま詰め込んだようで、太宰治が文豪と呼ばれ、どちらも傑作と言われる理由がわかりました。 時代背景が違う物は苦手意識がありましたが、この作品は読みやすかったです。 文豪の名作を読みたい初心者の方、太宰治の傑作再読書にぴったりだと思います。
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太宰治の代表作にして代名詞。 太宰が果たしてどのような生涯を送ってきたのかは知りませんが、この作品に自身を重ねていたのではないかと思わされる作品でした。 読んでいるうちに、自分も似たような生き方をしているような気がして、不思議と親近感を覚えました。 ここまでモテモテではありません...
太宰治の代表作にして代名詞。 太宰が果たしてどのような生涯を送ってきたのかは知りませんが、この作品に自身を重ねていたのではないかと思わされる作品でした。 読んでいるうちに、自分も似たような生き方をしているような気がして、不思議と親近感を覚えました。 ここまでモテモテではありませんけどw
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撃沈。 理解できないというより、多分理解したくないんだろうな、私。 人間失格 この主人公を人として好きになれないんだ、多分。
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うわー!わかる!! 太宰って気難しいイメージがあったから読むの敬遠してたけど、読んでみて思ったのは、「まんま自分やん!」 こういう側面は誰しもが持ってる、何なら自分自身が一番リアルに感じている感情でもある 太宰はそんな感情をポップに表現するのが抜群にうまい! だからこそ、重苦し...
うわー!わかる!! 太宰って気難しいイメージがあったから読むの敬遠してたけど、読んでみて思ったのは、「まんま自分やん!」 こういう側面は誰しもが持ってる、何なら自分自身が一番リアルに感じている感情でもある 太宰はそんな感情をポップに表現するのが抜群にうまい! だからこそ、重苦しいテーマでもサラサラ読めてしまう 文豪と呼ばれている作家の小説って堅苦しいものが多いようなイメージがあったけれど、太宰は文体も柔らかくて読みやすかった
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本性を悟られるのは死ぬほど嫌だけれど、 心の中を全てぶちまけられる人を求めて止まない、激しい葛藤。 自意識というものをここまで掘り下げた、微細な心理描写が素晴しい。 今まで読んだ数々の作家のエッセンスをこの作品に感じ、 あらためて太宰の影響力のすごさを思った。
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一気に読んだ…とても、とても悲しい。内容もさることながら、文学作品、て、物書き、てこういうものだわね、としみじみ感じ入る素晴らしい作品だった。 一人称で勢いのある、ぐいぐい引き込まれる文体ながら、言葉の選び方、平仮名や漢字の使い方、読点の打ち方など、緻密に計算されている。勢いある...
一気に読んだ…とても、とても悲しい。内容もさることながら、文学作品、て、物書き、てこういうものだわね、としみじみ感じ入る素晴らしい作品だった。 一人称で勢いのある、ぐいぐい引き込まれる文体ながら、言葉の選び方、平仮名や漢字の使い方、読点の打ち方など、緻密に計算されている。勢いある文章のようでいて、洗練されているからだ。 はたから見れば狂人でも、内面の苦悩や知性に共感してしまう、非常に魅力的な(引き込まれてしまう)葉蔵という人物像。 やはり太宰はすごい。
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やっときちんと人間失格を通読する。大活字。たくさんのルビ(でも読める字にまで打ってあるとうんざりする。そういう版を買った自分がわるいのだが)映画を観たのでそういう目でしか読めない。でもそれでいい気がする。あの映画はよくできていた。中也出てこないけど笑 富嶽百景はまったく文章が頭に...
やっときちんと人間失格を通読する。大活字。たくさんのルビ(でも読める字にまで打ってあるとうんざりする。そういう版を買った自分がわるいのだが)映画を観たのでそういう目でしか読めない。でもそれでいい気がする。あの映画はよくできていた。中也出てこないけど笑 富嶽百景はまったく文章が頭に入ってこなかったよ…
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超有名な太宰の作品。 安定期の太宰の名文が楽しめる「富嶽百景」と対照的な「人間失格」が同時に読めます。 「人間失格」には共感できてしまった自分がいましたね。 道化を演じていたという主人公。 人と生きていくために仮面が必要だった、っていうのはすごく分かる気がします。 そうして愛...
超有名な太宰の作品。 安定期の太宰の名文が楽しめる「富嶽百景」と対照的な「人間失格」が同時に読めます。 「人間失格」には共感できてしまった自分がいましたね。 道化を演じていたという主人公。 人と生きていくために仮面が必要だった、っていうのはすごく分かる気がします。 そうして愛されれば愛されるほど、自分が嫌になるんですよね。。。 そんな主人公に惹かれる女性たちの気持ちも分かります。 影のある男に惹かれる女って多いんですよね…その心の隙間を埋めてあげたいって。身を投げ出す、馬鹿な女たち。 暗かったけど厭らしい感じではなかったですね。 「富嶽百景」はとても視覚的なんですよね。 絵画のような文章とそれを切り取る目線の温かさがある気がします。 色んなものを重ね合わせて、富士を見ている。 でも、全部を受け取れるだけの大きさが富士にもあるんですよね。 本物の富士山を見たことはないですが、なんだかすごく見てみたくなりました。 そして「よぉ、フジヤマ」と話しかけたくなるような、ねw
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言わずと知れた一番有名かつ最も読まれている太宰作品。太宰治論の奥野健男氏は「太宰治の全作品が消えても、『人間失格』だけは人々にながく繰返し読まれ、感動を与え続ける、文学を超えた魂の告白と言えよう」とまで評しています。 アフォリズムを作り出す天才だと言われる太宰治。中でも『人間...
言わずと知れた一番有名かつ最も読まれている太宰作品。太宰治論の奥野健男氏は「太宰治の全作品が消えても、『人間失格』だけは人々にながく繰返し読まれ、感動を与え続ける、文学を超えた魂の告白と言えよう」とまで評しています。 アフォリズムを作り出す天才だと言われる太宰治。中でも『人間失格』の中の言葉は際立って名文揃いです。主人公である葉蔵の破滅へのリアルな道筋は、読んでいて寒気がするほど。人と人との繋がり、社会との繋がりなどの意味を改めて考えさせられます。
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富嶽百景について 富士を様々な角度から描写した百の短編総集。 俗な視覚だけでなく個人的な情景も含めて個別な百景。 とても美しいです。 俗世界に飽きた太宰ならではの美しい日本が見える。
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