ミレニアム2(上) の商品レビュー
今回の主役はリスベット。彼女の過去にあった「何か」が焦点となります。前作で活躍したメンバー達も健在、勝るとも劣らぬエンターテインメント度でワクワクします。
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1よりはエンターテイメント度が高くて面白い。 死んで欲しくないキャラクタが殺されたのが悲しい。 下巻がどう出るか。楽しみ。
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シリーズで一気読み。とは言え図書館でも人気なのか1と2を読んだ後ずいぶんと続きまでに間が開いてしまいました。それでも面白い。海外小説を読んだ時、とても面白いものは原書で読みたくなりますが、これもその1冊です。が、残念ながら本当の原書は英語ではないのです。
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ミレニアム3部作の第2部、上巻。 前回クリスマスでリスベットが自分の気持ちに気づき、ミカエルのもてっぷりにキレてからの新展開。 中盤から殺人事件が発生し、リスベットとミカエルも巻き込まれていく。 そして大きな謎と不安を残したまま、怒涛の展開で下巻へ続く! 一回読み始めるとやめられ...
ミレニアム3部作の第2部、上巻。 前回クリスマスでリスベットが自分の気持ちに気づき、ミカエルのもてっぷりにキレてからの新展開。 中盤から殺人事件が発生し、リスベットとミカエルも巻き込まれていく。 そして大きな謎と不安を残したまま、怒涛の展開で下巻へ続く! 一回読み始めるとやめられない!
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「1」もミステリーとしてはかなり面白かったけれど、 なんだ、こっからが本番だったのね!と度肝を抜かされる「リスベット過去編」怒濤の展開は中毒的な面白さ。汚職政治、人身売買、諜報機関の闇、と話がどんどん膨らんで行くのに、話が大きくなればなるほど中身がスカスカになっていくハリウッド映...
「1」もミステリーとしてはかなり面白かったけれど、 なんだ、こっからが本番だったのね!と度肝を抜かされる「リスベット過去編」怒濤の展開は中毒的な面白さ。汚職政治、人身売買、諜報機関の闇、と話がどんどん膨らんで行くのに、話が大きくなればなるほど中身がスカスカになっていくハリウッド映画のような感じではなく、むしろぎゅっと濃縮された味わいが楽しめるのは、元ジャーナリストのラーソンの豊富な知識と確かな取材力が背景にあるからだと思われます。読み始めたら不眠注意。
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背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員リスベットにたたきのめされた彼女の後見人ビュルマン弁護士は、復讐を誓っていた。ビュルマンはリスベットの過去を徹底的に洗い、彼女を心の底から憎む人物を探し出した。彼はその人物と連絡を取り、リスベットを拉致する計画が動き始める。その頃、月刊誌...
背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員リスベットにたたきのめされた彼女の後見人ビュルマン弁護士は、復讐を誓っていた。ビュルマンはリスベットの過去を徹底的に洗い、彼女を心の底から憎む人物を探し出した。彼はその人物と連絡を取り、リスベットを拉致する計画が動き始める。その頃、月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルらは、重大な決断をしていた。ジャーナリストのダグとその恋人ミアが進める人身売買と強制売春の調査をもとに、特集号を刊行し、書籍を出版することを決定したのだ。ダグの調査では、背後にザラという謎の人物がいるようだった。旅行先から帰ってきたリスベットもダグの調査を知り、独自にザラを追い始めた。だがその矢先、彼女の拉致を図る者たちの襲撃を受けた! 話題沸騰! 今世紀最大のミステリ『ミレニアム』三部作、激動の第2部に突入!
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本作も、第 1 部以上に面白い!!! 第 1 部では謎であった、 リスベット・サランデルの出自が明らかになり、 その人生に衝撃を受ける。 最初は、のんびりとした感じで読み進むことが出来るが、 徐々にテンポアップし、まさかの展開に。 ラスト部での緊張感と、衝撃。 圧巻です。 2...
本作も、第 1 部以上に面白い!!! 第 1 部では謎であった、 リスベット・サランデルの出自が明らかになり、 その人生に衝撃を受ける。 最初は、のんびりとした感じで読み進むことが出来るが、 徐々にテンポアップし、まさかの展開に。 ラスト部での緊張感と、衝撃。 圧巻です。 2009(?)年 スウェーデン推理作家アカデミー最優秀賞受賞作品。
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社会現象にもなったというスウェーデン発ミステリー「ミレニアム」の第二章。 全身にピアスとタトゥをほどこした女性調査員、リスベットの過去が少しずつ明らかになる。聡明な女性刑事ムーディク、女性編集長のエリカ、奇抜なファッションにレズビアンであることも公言してはばからないミミ、そし...
社会現象にもなったというスウェーデン発ミステリー「ミレニアム」の第二章。 全身にピアスとタトゥをほどこした女性調査員、リスベットの過去が少しずつ明らかになる。聡明な女性刑事ムーディク、女性編集長のエリカ、奇抜なファッションにレズビアンであることも公言してはばからないミミ、そして公権力を全く信じないリスベット。強い女性達が印象的。 ミカエルが人身売買や強制売春に関する書籍を刊行しようとしたことから複雑な事件に発展していくが、現時点では全く先が読めない。 天才ハッカー、リスベットのハッキングによる謎解きは健在。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
凄腕女性調査員リズベット・サランデルはヴァンゲル〜ヴェンネルストレム事件で調査をともにしたミカエルらとの接触を一切断ち、世界中を旅行しストックホルムを留守にしていた。一方、リズベットに弱みを握られ完膚なきまでに叩きのめされた彼女の後見人であるビュルマン弁護士は彼女に復讐することを密かに計画。そしてミカエルが発行責任者である月刊誌『ミレニアム』では、ジャーナリストのダグとその恋人ミアが人身売買・売春組織を告発する本の出版をすすめており、その調査のなかからザラという人物が浮かび上がる。旅行先から帰ったリズベットもダグの調査を追いザラに行きつく。そんな矢先にショッキングな事件が起こり、リズベットは容疑者として追われることになるのだが…。【以下ネタバレ含むため未読の方はご注意】『ミレニアム』シリーズ第2弾。前作での失恋の痛手のためか、リズベットは海外旅行中でバカンス暮らしのシーンから始まる。しかも数学の魅力に取りつかれて一日数式と睨めっこしたり、密かに豊胸手術を受けてマイナーチェンジしたり(しかも会う人皆に気付かれてるから笑える)、相変わらずの変人ぶり。帰国してからも部屋を変えたり恩人を見舞ったり、新しく人生を立て直そうとしている姿が目立つ。そして相変わらずと言えば、本書を読む上での難点とも言える人物名の覚えにくさ。今回はビュルマンとビュルクといった似た名前のみならず、スヴェンソン、エリクソンという名の人物がそれぞれ二人いたり(全くの別人)、ややこしさに拍車がかかっている。上巻ではミカエルらの人身売買組織調査、ミカエルとリズベットの距離、リズベットの新生活、ビュルマン弁護士の復讐計画などが並行して描かれ、どこでどう繋がっていくのかはまだ不明。そして、ダグとミアが射殺された事件で現場に残された拳銃からビュルマンとリズベットの指紋が見つかり、しかもビュルマンも自宅で射殺されていたということから繋がりを見せる。といってもこの段階ではまだほとんどが不明な状態。事件の直前にリズベットがダグらの自宅を訪れていた描写はあるのだが…その夜何が起きたのか、事件の容疑者にされてしまった彼女は一体どこにいるのか?という大きな謎を提示したまま上巻は終了。
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舞台のデカさ、ダイナミックな仕掛け、スピーディな展開は相変わらず健在で、前作同様、いかにも映像化に適した一級エンターテインメントであると感じた。 リスベットとミカエルが異なるポジションから同一のターゲットを手繰り寄せていく筋運びも、なかなかにエキサイティング。 読み進めていく上で...
舞台のデカさ、ダイナミックな仕掛け、スピーディな展開は相変わらず健在で、前作同様、いかにも映像化に適した一級エンターテインメントであると感じた。 リスベットとミカエルが異なるポジションから同一のターゲットを手繰り寄せていく筋運びも、なかなかにエキサイティング。 読み進めていく上では充分にストーリーに移入することができたが、次作につながる伏線とはいえ、ラストのブッ飛び具合にはちょっとたまげたな。 小説だからある程度のご都合主義はやむを得ないことは分かるが…。 しかしいずれにせよ、翻訳も含め、間違いなく良作。
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