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野球狂の詩 水原勇気編 新装版(文庫版)(3) の商品レビュー

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2010/01/21

この年になって読み返してみて、やっと気づくことがあります。 それは、水島 新司が設定したプロの厳しさのけっこう高いハードルです。 結局、あれだけ鳴り物入りでプロ入りしたにもかかわらず、水原 勇気は、完投できる投手としては育たずに、ワンポイントリリーフぐらいしか通用しなかったとい...

この年になって読み返してみて、やっと気づくことがあります。 それは、水島 新司が設定したプロの厳しさのけっこう高いハードルです。 結局、あれだけ鳴り物入りでプロ入りしたにもかかわらず、水原 勇気は、完投できる投手としては育たずに、ワンポイントリリーフぐらいしか通用しなかったということなんですね。 しかも、ドリームボールがあってすら。 そして、そのたった1つの武器があれば、つかいようによっては、かなり長くプロとしては通用する。 プロというのは、オールラウンドで活躍できる選手をもとめているのではなくて、その場面場面で、確実に力を発揮できる人を求めているんだなぁ。 だから、プロ野球のかきかたと、高校野球のかきかたは、話の作り方からして違います。 奥が深い。

Posted byブクログ