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黒猫・アッシャー家の崩壊 の商品レビュー

3.4

82件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

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2024/04/24

恐怖感が鮮明に伝わってくる小説。 はじめてエドガーアランポーを読んだが、少ないページ数でストーリー展開がサクサク進む感じが読みやすかった。

Posted byブクログ

2024/03/20

さすが名作、面白かった。 どれも一人称で話が進むのだが、ポー自身が体験したかのようなリアル感と緊張感が良かった。文章は幻想性があって、そこが怖いような美しいような不思議さを感じさせてくれた。これがゴシックか。 細かく言えば★3.5くらい

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2023/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いろんな作家に影響を及ぼしたと言われるポーを読まねばと思い、先ずはゴシック編を。 狂気、ひたひたと迫る恐怖、厳しい豪邸。どの作品も実に毒が効いている。最後まで気が抜けないストーリーも良い。本当にどの話も狂っている(褒めている)。

Posted byブクログ

2023/11/21

テレビでポーのミステリーについての番組を見てそそられて購入。 正直言って難解。 「ライジーア」という話は読めなかった。 ただ他の作品については得体の知れない不気味な感じとか、なんとも言えない恐怖、 それが難しくてもなんとなく伝わってくる。 個人的には「落とし穴と振り子」が一...

テレビでポーのミステリーについての番組を見てそそられて購入。 正直言って難解。 「ライジーア」という話は読めなかった。 ただ他の作品については得体の知れない不気味な感じとか、なんとも言えない恐怖、 それが難しくてもなんとなく伝わってくる。 個人的には「落とし穴と振り子」が一番読みやすく面白かった。

Posted byブクログ

2023/11/20

世界最古のミステリーという事で、黒猫は読みましたが文章表現が私には合わず、読むのをやめてしまいました。

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2023/11/19

面白かった 言葉が難しく内容がなかなか入ってこない けれど奇妙で恐ろしいシーンははっきりと入ってきてとても恐い 黒猫は衝撃的すぎて気持ち悪かった 他の作品も最初はよくわからないけど読み終わると腑に落ちて次の作品に引きずるくらいインパクトが残る 元気な時に他の作品も読んでみたい

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2023/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

エドガー・アラン・ポー「黒猫・アッシャー家の崩壊」読了しました〜! ○黒猫 小説で初めて「ぶち殺す」という表現を見ました。 不吉を運ぶ黒猫。いかなる状況でも主人の前に現れ、絶望に陥れる。 「そう、わたしはこの怪物も一緒に妻の墓へ塗り込めてしまっていたのだ!」 にしても主人公の情緒よ... ポーの描く主人公、警官が来たら傲慢になりがち。 ○赤き死の仮面 疫病によってばたばたと倒れる人々の情景と人間の抗争が表されていた。 最後に攻めてきた人間は、疫病(赤き死)の勢いと恐ろしさを人間に落とし込んだものなのかな。 ○ライジーア 愛した人の再生の話。 最初の言葉が重要すぎる。 「人間は天使にも死神にも惨敗することはない、おのれの弱き意志のまさにその弱さに因る場合以外は。」 ○落とし穴と振り子 1番好きだった物語。 主人公と異端審問官の熾烈なバトル。 そのまま終わると見せかけてのまさかの終わり方。 最後の場面は考え方がまとまらない。 ①実際に処刑場が崩れ、ラサール将軍が主人公を助けた。 ②戦争中の主人公の妄想?(状況の暗喩) ③実際に処刑場にいる主人公のそうなったらいいなという妄想。 これくらい最後の捉え方が浮かんできた。 ①であったなら、 処刑場が崩れ、フランス軍が攻め入る=祖国が救われ死の牢獄が解体される。 処刑場=暗鬱なる死の世界 フランス軍の侵攻=輝かしい生の世界 で、最初の文章に繋がるのでは。 ○ウィリアム・ウィルソン 主人公の前に立ち塞がる男は主人公と背丈格好容姿が瓜二つの男だった。 「どこでもついてくる」ってことは男は主人公の心の中にいる存在で、主人公の良心の部分だったのかな。 だから男を殺した(良心を殺した)後に、自分自身をすっぱり抹殺してしまったということさ!と言われているのか。 全体的に終盤のスピード感がくせになる小説です。

Posted byブクログ

2023/08/31

「落とし穴と振り子」 何度読んでも、迫り来る振り子の描写にヒヤッと、ゾワゾワしてしまう!暑い夏の読書にぴったりかもしれない(?)。 「赤き死の仮面」 これまでに読んだ翻訳でのタイトルは「赤死病の仮面」あたりだったようなと思いつつ……翻訳者さんの解説を読むと、なるほど確かに!とう...

「落とし穴と振り子」 何度読んでも、迫り来る振り子の描写にヒヤッと、ゾワゾワしてしまう!暑い夏の読書にぴったりかもしれない(?)。 「赤き死の仮面」 これまでに読んだ翻訳でのタイトルは「赤死病の仮面」あたりだったようなと思いつつ……翻訳者さんの解説を読むと、なるほど確かに!とうなづいてしまった。

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2023/08/11

今までゴシック色を意識して本を読んだことが無かったので、なるほど、これがゴシックなのかとなんとなくの実感を得ることができた。 かっちり整然とした(いわゆる格式高い)文章のせいか、読んでいて常に緊張感があったし、分厚い鉄のドアのような冷たさや重さがホラー要素と絶妙にマッチしてるな...

今までゴシック色を意識して本を読んだことが無かったので、なるほど、これがゴシックなのかとなんとなくの実感を得ることができた。 かっちり整然とした(いわゆる格式高い)文章のせいか、読んでいて常に緊張感があったし、分厚い鉄のドアのような冷たさや重さがホラー要素と絶妙にマッチしてるなぁ、不吉だなぁと感じさせられた。 ライジーアが個人的な好みで、彼女の特徴をこの文体で表せる限りの美しい言葉をふんだんに使用して描いていたところが印象的だった。そのため、いかに彼女が美しいかが手に取るように想像できた。 他の作品と比べて、この作品には熱量(彼女への激しい思い)があり温かさを感じる気がするが、それ以上に積乱雲のような暗くて厚い雲が全体を覆っているような不穏さを強く感じた。このなんとも言えない読後感はなかなか味わえないものだなと思う。 詩を登場させる作品がいくつかあり、解説でもその部分が非常に高く評価されていたが、私自身あまり実感できなかった(西洋的な考え方に乏しいのもあって)ために何度も読み返しては…うーん、となることも多かった。ただ、詩で表現される淡々とした狂気の描写は格式高い文章と相まって作品に一層の暗さと深さを醸し出していることは感じ取れた。 今の自分ではこの本の魅力を引き出すことができなかったので、また時間をおいてから読んでみようと思う。

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2023/08/09

「ウィリアムウィルソン」は納得できました。 「赤き死の仮面」はカラフルな部屋と経帷子に包まれた仮面男の配置が絵画的 「落とし穴と振り子」はタイムリミット系のスリリングが味わえる。 でも、でもと言わせてもらうなら、私はあんまりだった。 生き埋めものはゾラにもあったと思うけどなんや...

「ウィリアムウィルソン」は納得できました。 「赤き死の仮面」はカラフルな部屋と経帷子に包まれた仮面男の配置が絵画的 「落とし穴と振り子」はタイムリミット系のスリリングが味わえる。 でも、でもと言わせてもらうなら、私はあんまりだった。 生き埋めものはゾラにもあったと思うけどなんやろな、やっぱり歴史観というか時間性が極端にないのが気になる。 「落とし穴と振り子」の最後にフランスの将軍が出てくるのと「ウィリアムウィルソン」の生涯の描写あたりに僅かに出てくるだけで、時間の文脈ともいうべきものがなくってあくまで“そのとき”“どこかで”感が真空的息苦しさを感じる。

Posted byブクログ