人生問題集 の商品レビュー

春日武彦,穂村弘【著】

2009/10/17

2008.06.　どっちも変な人。ほむほむって、しゃべってるのを読むと頭が賢そうな感じになってるという魔法。それにしても、変な人だよ。「友情」とかのお題に真っ向から挑む姿勢だったはずなのに、いつのまにやら、お互いの非常に細かい思い出とか思い入れを、延々と語り合ってたちして。おもしろいけど、うーん。ちょっと、怖いかも。

2011/09/18

う〜ん、なるほど、人生問題集ですね。テーマは１３。「友情」に始まり〜怒り・救い・秘密・努力・孤独・仕事・家族・不安・記憶・言葉・お金・愛、最後に補修で「読書」精神科医で様々な著書をされている、春日センセイと、歌人の穂村弘氏との、対談形式の問題集。ちなみに、答えは･･･う〜ん、ありません。穂村氏、ワタクシは今回がお初でしたが、ちょっと読んでてくるしく感じてしまった。答えをもっと簡潔に表現できないのでしょうか？後半はイラっとして、飛ばし気味になってしまった。大藪春彦と大島弓子の同格化発言に、むむむ、ちょっと納得致しかねるのだ。春日センセイには、最近慣れてきたせいか、ちょっとやそっとでは驚かなかったぞ。ふふふ。そして、気になっていた、装丁。なるほど、みなさん仰るとおり、右下がりでした。ということで、あまりめくじら立てて、云々することなく、こうゆう話もあるのだと、バーか飲み屋で聞いてる感じでいいのかな、と。

2011/09/03

面白かった。二人とも好きな書き手だったので、安心して読んでいたけれど、対談だけあってやはりエッセイなどでは出てこないような面が引き出されていて面白かった。春日先生が電車の中で電話している人を注意するような人だなんて思わなかった（いい意味でも悪い意味でもなくただ驚いた）。二人のさまざまなエピソードが楽しくて、今後ときどき読み返したくなるような本になるはず。そして、装丁がよかったと思う。本当にちょっと昔の問題集っぽいもの。最近では漫画やアニメのキャラを使った問題集も多いので、真面目なみかけ、表紙の微妙な色、タイトル部分の白枠が微妙に斜め下にずれているところ、本物のカバーがずれた問題集みたいでステキです。