わくらば追慕抄 の商品レビュー

朱川湊人【著】

2021/12/13

わくらば日記の続編。ちょっと切ない物語ですが、なんかホッコリします。良かった。
更なる続編を期待しても良いのか？と思える終わり方でしたが、続編は無いみたいで残念です。

2021/04/24

わくらば、続編、一気読み。
姉妹の活躍をたくさん読みたいけれど、それは体の弱い姉鈴音の具合を悪くするから悩ましい…と心配してしまうほど、朱川湊人さんが描く昭和の東京にどっぷり浸れて、楽しめた。
過去や真実がはっきりすることばかりがよいわけではない。やむに止まれぬ事情を抱えた、戦後を生きた人々。
それにしても、生き生きと描かれる、お転婆の妹と、慈愛に満ちた姉。脇役の刑事もいい味を出していて、男性の作家の手によるものとは驚く。
朱川さんの他の作品はこれから読もうと思う。楽しみができて嬉しい。
不思議で、少し怖くて、でも優しい、そんなお話を読みたい時に最適。

2018/11/28

わくらば日記の続編です。前回のシンとした空気を踏襲していて、朱川湊人だなあという昭和の哀愁が漂っています。
新キャラクター「薔薇姫」というダークサイド鈴音とともいうべき、同じく感応能力を持った女性も出てきます。色々伏線残しているという事はさらに続編狙っている感じですね。期待しています。

2018/05/26

わくらばシリーズ第二作。
久しぶりに再読したが、前作より事件内容がソフトになった気がする。
代わりに『薔薇姫』なる謎の人物が登場。
和歌子の姉・鈴音と同じ力を持つが邪悪な心で邪悪な動機で力を使い、何故か鈴音に激しい憎悪の感情を見せる。
一体どんな因縁があり、二人の関係はどうなるのか。
知りたいがいまだに続編の出る様子はなし。
姉妹の父親が不在の理由や、鈴音がどのように儚い生涯を終えるのか、茜や神楽のその後など、決着がつかないままなのは、やはり不満が残る。

2017/09/17

面白いのですがこの本が出たのが2009年で今は2017年…。
薔薇姫とのあれこれが明かされる日がいつになるのか…。

2017/03/03

わくらば続編。
各エピソードはテンポ良く読みやすくて、前作同様気軽に楽しめる一冊です。神楽さんがどんどん萌キャラ化しているような気がしますがより親しみのある形で登場してくれて嬉しいです。

いろいろな謎が登場した一冊なので気になったまま終わる点もありますが、さらに続編があるんだなと思うので楽しみです。

2015/06/10

わくらば第2弾。
いやあ面白いね。
ホントいい作品を紹介してもらったわ。
読メ素晴らしいね。
前回は刑事事件が多かったようですが、今回は少なめ。
なのでおまわりさんコンビの出番が少なかった。
そして怪しげなライバルも登場した。
でもなんか、それぞれがちょっと消化不良というか･･･
続きが出れば問題ないんですけどね。
まだまだ続きそうな雰囲気ですが、続くんですかね?
続いて欲しいな。

2015/05/24

わくらば日記の続編！わくらば日記も面白かったけど、続編も面白い♪♪

人や物の記憶を読み取れる「千里眼」の力を持つ病弱な鈴音。そんな鈴音が大好きな元気でお転婆な妹のワッコ。その力で色々な事件を解決して行く。
・・・んだけど、続編では、新たな登場人物もたくさん出てきます。その中で、同じ「千里眼」の力を持つ謎の女・御堂 吹雪。その力を悪用し、人を追い詰めていく吹雪。知らないはずの二人だったのに、吹雪は鈴音を憎んでいた。。

この吹雪のコトを決着付かずに、鈴音はもう死んだ、というコトを初めからにおわせといてそこにも深く突っ込まず。。でも、昭和30年代を舞台に、この二人の活躍！！とにかく！とにかく面白かった！

2015/03/18

日本語の語りが優しくて好き。

死んだ人は夢では話さない
ってはじめてきいたけど、だから母親は夢では話さないのかな⁇
まだ続いたら嬉しいな〜

2015/03/16

30
姉さんみたいな能力があれば、探し物すぐ見つかるなと思った。
私知っておいてあげたい、心の中で苦しんでいるということを。
トランクみたいに心が開けられて、それぞれの悲しみを見せ合うことができればとってもいいのに。
前世のせいと言っていたら今の人生に真剣に向き合おうともしない、そんなんじゃ、だめだ。
恋文横丁。
亡くなった子供が記憶を隠してしまったのでは。