わくらば追慕抄 の商品レビュー
「わくらば日記」の続編。お馴染みの登場人物に加えて新しく黒薔薇が登場。姉と同じ能力を持つ黒薔薇。どういう展開になるのかワクワクしていたら、どうも3作目に続くような終わり方だった。5話目の「昔、ずっと昔」で神楽さんの兄弟が登場し、悲しい過去もわかる。
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<poka> 新キャラ登場で、さらにパワーアップ。 <だいこんまる> さすが朱川さん。続編あるかなぁ?
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本格ミステリーよりはハートフルな物語です。 事件の裏側にある人間の弱さに共感して 泣かされる事請け合いです。 この二巻ではライバルまで登場して 更に物語は盛り上がってきました! 次巻が待ち遠しいです。
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「わくらば日記」の第二弾。 人や物の記憶が見えてしまう姉さま・鈴音と、妹・ワッコの物語で、舞台はもちろん朱川さんの持ち場である昭和三十年代前半。 私はギリギリ生まれていなかったのだけど、時代の雰囲気はよくわかるし、とても懐かしい匂いが嬉しい。(*^_^*) ただ・・・ この続編は、なんか、非常に微妙だったような。 元々病弱な上にそんな特殊能力を行使することによって体力を消耗してしまう鈴音に対して、みんな、気軽にものを頼んだり、口も軽くて本人の許可も得ないで周りの人に秘密を明かしたり。 また、事件に遭遇しなければお話は始まらないのだからそれは仕方ない、ということなのかもしれないけど、もっと別のアプローチで行くこともできるような気がするんだよね。もっと、皆さん、鈴音に優しくしてほしい!!! ワッコが平成の世に、昭和のあのころを振り返る、という作りになっているので、鈴音が早世したことが明かされていて、だからなおさら、そんな能力を持った彼女が可哀想でならない・・・。 今回、薔薇姫という新キャラが登場。鈴音に勝る能力を持ち、かつ、心根が非常にブラックである、と言う設定は、まぁ、アリかな、と思いつつも、なんか、あまりにもナマな黒さで、もうちょっと面白くもなったんじゃないの~~~!と、ここにも不満が・・。 う~~ん、前作は好きだったんだけどなぁ。 ただ、姉妹の父親の謎が小出しにされて、そこには、なんか呑気なお母さんのことも含めて何か大きなバックを感じ、そそられる。 次作も当然書かれるんでしょうから、最後まで読んでから、また考えてみたいと思います。
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鈴音と薔薇姫。 同じような力を持ちながら 全く違う使い方をする二人。 その対比が興味深かった。 でも、もうちょっと対決させても よかったんじゃないかな~と思う。 せっかくの薔薇姫のキャラが いかされてない感じ。。。
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「わくらば日記」の続編。 相手の記憶を「見る」ことができる姉様。 はかなげだけれど凛としていて、相変わらず素敵です。 そして刑事の神楽さんが、だんだん良い人に見えてきます。 見た目が冷酷なのは相変わらずですが…。 新しい人物の中で、「薔薇姫」という女性がいます。 彼女は姉様...
「わくらば日記」の続編。 相手の記憶を「見る」ことができる姉様。 はかなげだけれど凛としていて、相変わらず素敵です。 そして刑事の神楽さんが、だんだん良い人に見えてきます。 見た目が冷酷なのは相変わらずですが…。 新しい人物の中で、「薔薇姫」という女性がいます。 彼女は姉様と同じ能力を持つようですが、その関係ははたして…? 続きが気になります。 記憶を見られるというのは…私は、いくら親しい人でも身構えてしまいそうです…。
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描かれる風景や風俗は昭和ノスタルジーとでも言うのでしょうか。 下町風俗館のような所に入って 「わ~・・・」 「うん、これあったねぇ~」 そういうような感じがちりばめられています。 姉さま、母さまなどと言葉が非常に丁寧で 最初はどこかのお屋敷が舞台かと思いましたが、下町の暮らしで...
描かれる風景や風俗は昭和ノスタルジーとでも言うのでしょうか。 下町風俗館のような所に入って 「わ~・・・」 「うん、これあったねぇ~」 そういうような感じがちりばめられています。 姉さま、母さまなどと言葉が非常に丁寧で 最初はどこかのお屋敷が舞台かと思いましたが、下町の暮らしです。 この物語の人たちは、実はやんごとなき生まれだったか 東京下町はこのようだったのか? 本筋と関係ないことを考えながら読みました。 謎だけをおいていますから、続きがあるのでしょう。
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人やものを見たり触ったりすることで、その人の過去が見えてしまう、言うなればサイコメトリーの能力を持った儚く美しい姉を持った、妹の回想譚。 サイコメトリー自体は目新しくもないが、時代背景が変わることで、人が背負うものや、歴史も違い、また新しい印象を持った。 「わくらば日記」という作品の続編らしいが、一作目があるとは知らず読んでしまったため、多少設定で知らないことがあるのかもしれない。 食パンを売っているおじさんの背負う人生が、哀しいが、きっと当時はあってしかるべきだったろう普通の人の過去だろう。
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