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社会学 第五版 の商品レビュー

4.6

10件のお客様レビュー

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2024/07/27

ギデンズの社会学。本文だけで950ページ二段組の鈍器本。数ヶ月かかって読了。社会学にちゃんと入門するなら読まねばだよなと大学卒業後15年以上を経てやっと。時間はかかったけどやはり読んで良かった。英語版はすでに第九版まで出ており、原書は2006年に出た第五版はテーマによってはやや時...

ギデンズの社会学。本文だけで950ページ二段組の鈍器本。数ヶ月かかって読了。社会学にちゃんと入門するなら読まねばだよなと大学卒業後15年以上を経てやっと。時間はかかったけどやはり読んで良かった。英語版はすでに第九版まで出ており、原書は2006年に出た第五版はテーマによってはやや時代から遅れを感じるものもあるが、グローバリゼーションやテロ、環境変動などの世界的なテーマ、ジェンダーの観点など現代的なテーマも含めて十分に現在でも通じる内容。20数個のテーマごとに社会学による研究はどのように進んできたのかその歴史と視点の概要、そしてテーマごとの関連を学ぶことができる。特にのどのテーマであっても機能主義、葛藤理論など代表的な社会学の各理論や視座による研究の積み上げがなされてきたことをよく学ぶことができる。さぁ社会学、次は何読むか。

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2024/06/23

◆「社会学全体をまんべんなく網羅した教科書」「何か国語にも翻訳され、世界的に有名」:出口剛司『大学4年間の社会学が10時間でざっと学べる』角川文庫(2022)巻末「読書案内」より ◆原書第9版(2021)購入  https://www.kinokuniya.co.jp/f/ds...

◆「社会学全体をまんべんなく網羅した教科書」「何か国語にも翻訳され、世界的に有名」:出口剛司『大学4年間の社会学が10時間でざっと学べる』角川文庫(2022)巻末「読書案内」より ◆原書第9版(2021)購入  https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-02-9781509539222

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2021/11/19

本の紹介動画; https://www.youtube.com/watch?v=mxW0N6BdKtM 関連動画; https://www.youtube.com/watch?v=cwnatDaCj1w 人間主体(ヒューマニズム)の社会学を提唱するギデンズが、今日の社会学の...

本の紹介動画; https://www.youtube.com/watch?v=mxW0N6BdKtM 関連動画; https://www.youtube.com/watch?v=cwnatDaCj1w 人間主体(ヒューマニズム)の社会学を提唱するギデンズが、今日の社会学のすべての研究領域を網羅し、その全体像を呈示する。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 松尾精文 1945年生。早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得修了。青山学院大学文学部教授 西岡八郎 1950年生。早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得修了。国立社会保障・人口問題研究所人口構造研究部部長 藤井達也 1952年生。早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得修了。上智大学総合人間科学部教授 小幡正敏 1958年生。早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得修了。武蔵野美術大学造形学部教授 立松隆介 1956年生。早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得修了。東邦大学講師 内田健 1964年生。早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得修了。新潟大学教育学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2021/03/01

社会学の定番中の定番テキスト。寝る前に少しづつ読み進める。 1000ページ超だけあって扱う範囲が広く、各テーマの記述も充実している。 通読するのは難しいが、ぱらぱらめくるだけでも未知の論点に出会えて面白い。 原著は15年前のものだし、事例も英米が中心なので、もう少し新しくて日本の...

社会学の定番中の定番テキスト。寝る前に少しづつ読み進める。 1000ページ超だけあって扱う範囲が広く、各テーマの記述も充実している。 通読するのは難しいが、ぱらぱらめくるだけでも未知の論点に出会えて面白い。 原著は15年前のものだし、事例も英米が中心なので、もう少し新しくて日本の状況に詳しいテキストも読んでみたいところ。

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2020/05/11

社会学に関する、広く、浅く、分かりやすい教科書。辞書のような厚さは伊達でなく、網羅するトピックは非常に広範である。 ロンドンを舞台にした具体的なトピックが多く、厚さの割には気軽に読める内容となっている。イントロである第1章を除けば、各章の内容は連続していないため、興味のある内容...

社会学に関する、広く、浅く、分かりやすい教科書。辞書のような厚さは伊達でなく、網羅するトピックは非常に広範である。 ロンドンを舞台にした具体的なトピックが多く、厚さの割には気軽に読める内容となっている。イントロである第1章を除けば、各章の内容は連続していないため、興味のある内容を選んで読むこともできる。 それぞれのトピックにおける理論が何に立脚しているのか示されていたので、迷子になりにくいように感じた。理論そのものを読んでも、いまいち理解に結びつかないことも多いが、この本では機能主義、葛藤理論、象徴的相互作用論の3つの軸(+ポストモダンも?)で切り分けてくれているので、各理論の視点が理解しやすかった。 ただ、2006年基準で紹介される事例はそろそろ古い。今日における東京のプレゼンスも、この本に記されているものよりも、かなり低下しているだろう。残念だけど…… もっとも、この本で紹介される理論や問題意識そのものはまだまだ古びていない。ロンドンが15年前に通過したトピックでも、日本においては将来や現在の課題であるトピックも多々あり、学びは多い。

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2015/10/07

でかいし、重いし、高いけど「社会学で一冊挙げるならこれ」と言えるほど良著。 様々な事象を切り出し、「社会学的な想像力をもって」網羅的に記載がされている。 教養として触りだけやりたい人にも、これから社会学始める人にも、もちろん専門的にやっている人にも。

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2015/04/19

ブルデューは、階級上の位置を特徴づける四つの「資本」形態を識別する。《経済資本》は、そのひとつに過ぎない。他に、《文化資本》、《社会関係資本》、《象徴資本》がある。(ブルデュー『ディスタンクシオン』)p345 組織とネットワークから <20. 政治、統治、テロリズム>p828...

ブルデューは、階級上の位置を特徴づける四つの「資本」形態を識別する。《経済資本》は、そのひとつに過ぎない。他に、《文化資本》、《社会関係資本》、《象徴資本》がある。(ブルデュー『ディスタンクシオン』)p345 組織とネットワークから <20. 政治、統治、テロリズム>p828 世界中の都市で何百万もの人たちが同じ日にデモをするという連携行動が可能になったのは、メディアの発達である。戦争が起きる可能性は何ヶ月も前からテレビや新聞で盛んに議論され、また、反戦デモの計画はあらかじめメディアによって広まっていた。反戦グループは、Eメールやウェブサイトでの告知によって、さまざまな背景の人びとから支持者を集めることができた。 2003年に2月にデモ行進した人びとは、さまざまな関心から結集した。デモ行進の参加者のなかには、民主制が確かに最良のモデルであっても、欧米スタイルの民主制を力づくで中東に輸出するのは民主制の基本的価値観に反すると主張する人たちもいた。中東での戦争は、欧米社会が石油の安定的供給源を確保するための見え透いた言い訳であるとみなす人たちもいた。英国では、多くの人たちは、アメリカ主導の戦争に巻き込まれることで、現実に2005年7月7日にロンドン市民が犠牲になる事態が生じたが、英国がテロ攻撃の標的になる恐れを危惧した。反戦支持を結集させたもう一つの論点は、主戦論に立つ英国政府が、国際連合を説得して、先の国連決議にしたがわなかったイラクに軍事力行使するのを認める議決を出させることに失敗した点である。 社会運動とは、既成制度の領域外でおこなわれる共同行為によって共通の利害関心を促進しようとする、そうした集合的企てを意味する。「新たな社会運動」という用語は、1960年代以降の欧米の国々で、人間社会が直面するリスクの変化に対処するために出現した一連の社会運動にたいして使われている。新たな社会運動は、それ以前の社会運動とは異なり、非物質的目的を志向する単一争点型の運動であり、階級区分を横断して支持を集めている。情報テクノロジーは、多くの新たな社会運動にとって、組織運営の有力な手段になった。p874

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2013/10/05

(5/23)第1章「社会学とは何か?」 (5/23)第2章「文化と社会」 (5/25)第5章「ジェンダーとセクシュアリティ」 (5/25)第4章「社会的相互行為と日常生活」 (5/26)第7章「家族」 (5/26)第17章「宗教」 (5/30)第15章「マスメディアとコミュニケー...

(5/23)第1章「社会学とは何か?」 (5/23)第2章「文化と社会」 (5/25)第5章「ジェンダーとセクシュアリティ」 (5/25)第4章「社会的相互行為と日常生活」 (5/26)第7章「家族」 (5/26)第17章「宗教」 (5/30)第15章「マスメディアとコミュニケーション様式」

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2011/08/26

「社会」って何? そう思う人に薦めたい一冊。 かなりのページ数があり、途中で読むのを放棄したくなるものの、読み終わればあら不思議、ある程度の見識が身に付いている。 世界がどのように動き、人がどのように動くのかを様々な面から見ることができる。 文系理系問わず、大学生に薦めたい。

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2010/03/07

改訂に改訂で今回第5版。時代とともに少しずつ加筆されている点、そしてなによりも参考となる文献やURLなどのサイト掲載まで、各項目がひとつひとつまとまって書かれている点がすばらしいですね。  社会学とは何か?という問いにもきちんと定義付けされており、社会学の幅の広さと深さを示してく...

改訂に改訂で今回第5版。時代とともに少しずつ加筆されている点、そしてなによりも参考となる文献やURLなどのサイト掲載まで、各項目がひとつひとつまとまって書かれている点がすばらしいですね。  社会学とは何か?という問いにもきちんと定義付けされており、社会学の幅の広さと深さを示してくれる指南書といえます。   大学の市販本テキストとして販売されたので、早速購入しましたが、こんなに分厚い本だとは思っていなかったため^^ びっくりです。 持ち歩きには到底無理で、私は会社において昼休みにしっかり読んでいます。購入初日にすでに200ページ読んでしまうほどはまりました。関心がある項目から読まれることを希望します。 ただし第1章の社会学とは何か・・の部分は大切なのでまずはここは読んでおいてください。大学の総合科目での社会学を学ぶ人、専門で社会学を学ぶ人にも最適な一冊だと感じました。

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