ストロベリー・フィールズ の商品レビュー

小池真理子【著】

2017/09/24

結婚生活が褪せているものなのかと思わされる一冊だった。読み出したら止まらない。明け方４時まで起きて読み続けてしまった・・・

2014/03/23

　後妻になった主人公夏子の前に現れた、前妻の娘の友達のお兄さんと言う人が現れる。
　夏子が彼に求めていたものと、彼が夏子に求めている物が違ってしまったからこうなっちゃったのかなぁと思いました。

2012/12/04

標題がビートルズの曲名の一部だということを，
話が出て来て理解しました。

ロックの歌詞と曲調が随所に出てきます。
小池真理子がこの話で何が描きたかったかは分かりませんでした。

終わり方の以外さは，驚くというよりは，何でこんな中途半端なというものかもしれません。

きっと，何か表現したいことがあったに違いありません。
あるいは，話の流れに，都合が悪いことがあって止めたのか。
小池真理子の本をすべて読んだから答えが見つかるかもしれない。

世代の差を考えずに，近寄るのは危険というのは教訓として残りました。

2012/05/20

夏子先生のバリバリ働いているところや、夫・娘への感情にはすごく共感できるけど、不倫は絶対共感できない。

読後にずーんとくる。感傷に浸りたくなる。でも不倫系は苦手。

2018/12/09

ある男性の後妻になり

20代の娘の継母になった女性が主人公。

継母ということで、娘とのどこかよそよそしい関係は

うまく書かれているかな。。

ただ恋愛に関しては

現実離れしてるし

結末は、彼は結局何がしたかった？

と、すっきりしない読後でした。

2019/01/16

夏子は45歳の開業医。夫の智之と、義理の娘のりえと鎌倉で暮らしている。ある日、りえが友人の愛とその兄の旬を家に招き・・・。

2010/09/10

小池さんの作品を読むときは、必ず登場人物を具体化してしまう。
青年の名前が「旬」だったので、どうしても小栗旬さんのイメージから離れられず。でも、かなり適役だと思うけど。

ヒロインは小池さんご本人のイメージを重ねてしまう。

憶病なので、とても医者にはなれないけれど
この作品を読んで、「女医」に少し憧れた。

2010/11/21

図書館の本

内容（「BOOK」データベースより）
出版社社長・月川の後妻となった夏子は、夫の連れ子・りえの継母として、そして自らもクリニックを開業する女医として、七年余りの月日を過ごしてきた。しかし、りえの友人でロック・バーでバイトをする青年・旬と出会った時から、静かだった日常の裏側に秘かな亀裂が生まれ…。ひとりの女性の陶酔と孤独を描く最新長篇

恋をして人を好きになってからのほうが孤独感と虚無感を抱くのはどうしてだろう？
旬に会わなければきっと夏子はその孤独感と虚無感を感じないで生きていけたでしょうに、不思議なものです。
切なく辛いのが恋ですがそれにしても。。。。

好きな人を幸せにするための行動。
わかるだけに。。。。

2010/04/19

分厚いけど読みやすい。
でも・・・あんまり好きじゃない。

物語に引き込まれてはいく感じは
いつもの小池さんの作品と変わりないけど
なんかね、物足りない。なんか･･違う感じ。

あたしが子供なんかな？
もっと年を重ねれば分かる？？

結婚したり、子供が出来たら・・・
また何か別の世界が見えるのかもしれない。

物語が綺麗すぎるっていうか･･･
無理矢理にうまくまとめた感が否めない。

人は誰しも孤独で自分の世界で生きてて
っていうのが要所要所で伝わってきて･･･
ちょっと感傷的な気持ちになって淋しくなった。

2009/10/31

５００ページにわたる長編でしたが
次はどうなるのか気になり
一気に読んでしまいました（ちょっと疲れた・・・）
作品を読んで感じたことは
家族を作ることの難しさ
それぞれの思いがリンクするのって
簡単では無いのだと思いました

旬と言う青年の不可解な行動は
ちょっと不気味でした
（現実にはお近づきになりたくないです）
この原因と言うのが
子供の頃の育った環境と言うか
両親とくに母親の愛情の不足からくる
弊害では無いのかと感じました
必要な時期に
必要な愛情を与えられることが
人間の発達課題を克服し
人生を全うに歩いていくのでは　
何が全うかと言うのが
今の世の中難しいのですが・・・・

息子ほどの年齢の旬に夏子が
惹かれて行く場面で
見た目も洗練された
青年が「会いたい」と甘えてきてくれたら・・・・
勘違いをしてしまうだろうな～
あ～どうしようと
真剣に考えましたが・・・・
あまりに私には縁遠いシチュエーション
ありえない茶番に気がつき
思わず笑ってしまいました