ストロベリー・フィールズ の商品レビュー
40代の女医が義理の娘の彼氏と恋仲になる。その状況にいらいらさせられたのは私だけだろうか。女医である主人公の自己陶酔と自尊心に鼻白む思いだけが残った。これは、同世代の女としての同類嫌悪というものだろうか。 今まで小池真理子さんが描いてきた恋愛は、年齢にかかわりなく、潔く爽やかな...
40代の女医が義理の娘の彼氏と恋仲になる。その状況にいらいらさせられたのは私だけだろうか。女医である主人公の自己陶酔と自尊心に鼻白む思いだけが残った。これは、同世代の女としての同類嫌悪というものだろうか。 今まで小池真理子さんが描いてきた恋愛は、年齢にかかわりなく、潔く爽やかな印象を持っていただけに、その変化が不思議だ。あるいは、過去の作品も今の私が読むと、また違った印象になるのだろうか。
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理解に苦しむ恋愛観。 主人公の女医に想いを寄せる青年。彼の愛し方全く理解不能。 二人の関係も心?で繋がってるのか一方的なものなのかよくわからないし。 そもそも40過ぎた人妻のためにハタチそこらの男がそこまでする〜?? 身体の関係もなくどうしてそんな思いつめることができるの〜??...
理解に苦しむ恋愛観。 主人公の女医に想いを寄せる青年。彼の愛し方全く理解不能。 二人の関係も心?で繋がってるのか一方的なものなのかよくわからないし。 そもそも40過ぎた人妻のためにハタチそこらの男がそこまでする〜?? 身体の関係もなくどうしてそんな思いつめることができるの〜?? どういう愛情表現なの〜??どうしてそんなこと〜?? と疑問に想い、裏がある裏がある!と勘繰りながら読みすすんだが特に裏もなく・・ 女医はいわゆる後妻にあたり、亡くなった前妻との間に子供がいるのだが この子が青年に想いを寄せたり、夫と不倫関係にある秘書とも、、 などなど、ありがちだけど感情移入するまでにも至らず。 夫が友人に漏らす後妻への感情は、なんだかなぁ〜と思いつつも 本音なんだろうな、と切なくなった。 夫婦ってなんだろう。。。 結局何が言いたかったのか、これはハッピーエンドなのかよくわからない作品だった。 初めての小池作品、私にはちょっと不向き? 他の作品にも挑戦してみようかな。 2009.09.28読了
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ちょっと現実離れした話だなあ。旬が夏子を想うだけでもそうなのに、葉月に手を出したり、りえが旬に想いを寄せていたり、アリエナイ話ばかりだ。都会じゃ普通の出来事なのだろうか。小池真理子は大人の話を書ける人なので、少し残念。
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恋愛や家族関係をテーマにした、読売新聞朝刊の連載長編小説。 美しい女医・夏子は、質の高い文芸本を発行している出版社の2代目社長の後妻となり、前妻の子・りえと、それなりの均衡を保ちながら、時には昔の恋人と昔話を懐かしむような時間を過ごしたりもしながらも、夫や娘と「家族」として生活し...
恋愛や家族関係をテーマにした、読売新聞朝刊の連載長編小説。 美しい女医・夏子は、質の高い文芸本を発行している出版社の2代目社長の後妻となり、前妻の子・りえと、それなりの均衡を保ちながら、時には昔の恋人と昔話を懐かしむような時間を過ごしたりもしながらも、夫や娘と「家族」として生活してきた中、りえの友達である兄妹と知り合い、息子ほど年の離れた旬と惹かれあうことで始まるストーリー。 深読みすれば、子をなさなかった夏子の母性・継母としてのりえとの葛藤やら、複雑な環境で育った旬の潜在的な母親探しやら、、そういったものが複雑にからみあった、人間の深層心理をついた小説だったのかもしれない。 小池真理子の心の隙間をつくような、ぞくっとする話は好きだけれど、この小説については気持ち悪さ(心地悪さ?)を感じながら読了。 ラストの夏子夫婦と、りえの友達兄妹との4人での食事シーンが、特に理解も共感もできなかった。 といいつつも、自分が何かの役割を演じることでまずまずの「人間関係」を築いているというのはなくはない。(私はあまりないけど) そういう人間関係を持たざるをえない人は、普段抑圧していたり、あきらめたりしていることも多いだろうから、共感できるかも。
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小池真理子さんの作品2作目! タイトルがかわいい〜と思い手に取ったのが、新作でした。 どうりでレビューが少ない訳です。 かなり分厚くて読み応えありました。 学校に持っていくの重かったです。 率直な感想はまだ早かったなーです。 私みたいな学生が読むお話ではない気がしま...
小池真理子さんの作品2作目! タイトルがかわいい〜と思い手に取ったのが、新作でした。 どうりでレビューが少ない訳です。 かなり分厚くて読み応えありました。 学校に持っていくの重かったです。 率直な感想はまだ早かったなーです。 私みたいな学生が読むお話ではない気がします。 母親くらいの年齢になってから読むべきでしたね。 45歳の女医さんが主人公のお話。 若いフリーターとの恋愛小説…と一言ではくくれないです。 恋愛なのか…?みたいな。 でも個人的にセックスにもつれ込まれない感じが好きでした。 結局最後までそういう関係ではなかったですし。 文章や世界観は好きなんですが作者の意図がわからないまま終わってしまいました。 タイトルはビートルズの曲からなんですが、なぜそれをタイトルにしたのかもわからず…。 あと終わり方があまり好きではない作家さんなのは事実です。 もやもや〜のまま終わってしまいました。 私にはまだ難しい世界でした。 もう少し大人になってから再チャレンジしようと思います。
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出版社社長・月川の後妻となった夏子は、夫の連れ子・りえの継母として、そして自らもクリニックを開業する女医として、七年余りの月日を過ごしてきた。しかし、りえの友人でロック・バーでバイトをする青年・旬と出会った時から、静かだった日常の裏側に秘かな亀裂が生まれ…。ひとりの女性の陶酔と孤...
出版社社長・月川の後妻となった夏子は、夫の連れ子・りえの継母として、そして自らもクリニックを開業する女医として、七年余りの月日を過ごしてきた。しかし、りえの友人でロック・バーでバイトをする青年・旬と出会った時から、静かだった日常の裏側に秘かな亀裂が生まれ…。ひとりの女性の陶酔と孤独を描く最新長篇。 図書館
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