ジキルとハイドと裁判員(1) の商品レビュー
裁判員制度にいち早く取り入った作品……とでもいいましょうか。 時を止め、相手の本音がわかるようになったハイドくんが裁判を有罪にしたり無罪にしたりするお話。 そのくらいひとがひとを裁くということはむつかしいことなのに、それをあっさりと取り入れた日本はこの先どうなっていくのでし...
裁判員制度にいち早く取り入った作品……とでもいいましょうか。 時を止め、相手の本音がわかるようになったハイドくんが裁判を有罪にしたり無罪にしたりするお話。 そのくらいひとがひとを裁くということはむつかしいことなのに、それをあっさりと取り入れた日本はこの先どうなっていくのでしょうか。 裁判員でなくても間違いを犯し、冤罪も生まれ、感情に動かされる。
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真実を知る能力を手に入れた裁判官ジキル。 罪の重さに値する判決に導くため、裁判員の心理を操る。 裁く者の正義とは何か。 普通の人間には完全な真実を見極めることなどできません。 だから迷うし、流される。情にも弱い。 心理操作に長けた裁判官もしくは弁護士の話術やメディアの報道によって...
真実を知る能力を手に入れた裁判官ジキル。 罪の重さに値する判決に導くため、裁判員の心理を操る。 裁く者の正義とは何か。 普通の人間には完全な真実を見極めることなどできません。 だから迷うし、流される。情にも弱い。 心理操作に長けた裁判官もしくは弁護士の話術やメディアの報道によって判断を歪められる危険性が常にあります。でも法と証拠が絶対だとも言い切れません。 裁くということを考えさせられました。
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独善的なキャラクタを描かせたら、多分藤田先生(からくりサーカスとかうしおととらとか月光条例の作者様)の次くらいに最高の作家さんが 多分、この芸風をその身に降ろし、それを掴んだ切っ掛けじゃなかろうかとか勝手に思っている最高の漫画。 主人公ジキル君は心の優しい真摯に被害者加害者の事...
独善的なキャラクタを描かせたら、多分藤田先生(からくりサーカスとかうしおととらとか月光条例の作者様)の次くらいに最高の作家さんが 多分、この芸風をその身に降ろし、それを掴んだ切っ掛けじゃなかろうかとか勝手に思っている最高の漫画。 主人公ジキル君は心の優しい真摯に被害者加害者の事を考えて働く裁判官。 そんな彼に「過去の記録を見る力」を持つハイドが宿る。 裁判長に逆らいつつ 裁判員達の心証操作をする様な言動を繰り返す彼に苦言を云う先輩に詫びつつ 彼は”正しい裁き”を行っていった。 加害者とされている母親は夫から子と共にDVを受けていた。 そして彼女は夫への恐怖心から子への虐待を容認するかの様な行動を取り始めてしまい、ある寒い雨の日少女はベランダから転落___ それを涙ながらに語り、懺悔する母親。 女児虐待ベランダ転落死事件。 その裁判が彼を変える。 独善的で何が悪い。 やらない善より やる偽善 そもそも偽善とかいう奴で一体誰が困るんかね? 多分、何もしなかったお前等だけじゃね。 ならば独善に身を染め、熱されたコールタールの様に熱く真っ黒に輝き 自己満足と自己の偏見(常識、正義、道徳、倫理とも云う)の下 全身全霊をもって行動しよう! ”ついで”に誰かも助けられるんだ! こんなに楽しい事はないぞ!!
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なんか、あんまり好きじゃない。 あまり話の引き込み方も主人公も魅力的じゃない。 ただハイドのキャラが面白そうなだけ。
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期待ほどではなかった、というのが正直なところ。 斜め読みで済ませたので(購入には至らず)、読み込みは足りていないだろうが、その上での感想。 正義と悪の対比ではなく、善と悪の対比・葛藤の話だろうか。 ヒトの心の、揺れる天秤について焦点をあて、話を深めていく…のかな? テーマがテー...
期待ほどではなかった、というのが正直なところ。 斜め読みで済ませたので(購入には至らず)、読み込みは足りていないだろうが、その上での感想。 正義と悪の対比ではなく、善と悪の対比・葛藤の話だろうか。 ヒトの心の、揺れる天秤について焦点をあて、話を深めていく…のかな? テーマがテーマである(※裁判もの)ことを差し引いても、爽快感がまるで無かった。この結末(判決)は良いのだろうかと常に不安が付き纏う。 主人公に憑いた特殊能力。あらすじから想像していたものよりは、物語的に重要なエッセンスというわけでもなさそう。ツール&縛りの機能が強いようだ。 もう一人の主人公といえるハイドは、一巻現在、思考の主体にはなっていない。ジキルと共に歩むタイプではなくて、今のところ、ジキルを見つめる(見守る、ではなく)第三者的な…「神の視点」を持つキャラクターなのだろうか。
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掲載誌を立ち読みした際に興味が惹かれた作品。人の考えていることが読めたら、有罪なのか無罪なのかわかったら、裁判においてはとてつもなく大きな影響力を及ぼすだろう…。裁判の裏側にある人間心理を独特な表現方法で演出している。
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何が怖いのかうまく言葉にできないけれど怖い。真実か法か。正しく罪を暴いている主人公に恐怖を感じてしまう、不思議な作品。
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