1,800円以上の注文で送料無料

炎人-かじん-(10) の商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2010/02/07

 フリーター早乙女煌が、病に悩む人々を救うお話も、とうとう十巻目。  今回、新たな道が、登場人物たちに示される。  ――ブンと八尋。彼等の今後である。  八巻『家族の肖像』に於いて、ブンは八尋にプロポーズをした。自分と結婚してくれと。アリサの父親になってくれと。  八尋はそれを認...

 フリーター早乙女煌が、病に悩む人々を救うお話も、とうとう十巻目。  今回、新たな道が、登場人物たちに示される。  ――ブンと八尋。彼等の今後である。  八巻『家族の肖像』に於いて、ブンは八尋にプロポーズをした。自分と結婚してくれと。アリサの父親になってくれと。  八尋はそれを認め、ブンと一緒に暮らすことに。新婚ホヤホヤなブンは、寝ても覚めてもウキウキしっぱなし。  そして、なににつけても八尋を心配した。「俺がやるよ」「八尋が心配」――。  人間は、居場所を奪われてしまうと、心も奪われてゆく。ブンの愛情過多は悪いことではないし、八尋を心配する気持ちもわかる。  しかし―――。  八尋の些細な変化にも気づくことができなくなってしまったブン。そんな彼をおとしめるかのように、ある出来事が勃発する。  八尋という人間はどんな存在なのか。ブンは八尋の心に近づくことができるのか。そして、新たな『秘密』とは?  それがいま、明らかになる。  この巻以降、わたしはコミックスを購入していません。本誌を立ち読みして済ませています。  …初期の雰囲気がなくなってしまったからかもしれません。絵柄もですが、それよりも、あの独特の空気が何処かへといってしまったように思えるのです。

Posted byブクログ