諸子百家 の商品レビュー
図書館で借りた。 諸子百家を「本当にそんな事言っていたのか」といった考古学的観点からも考察されている本。 中公新書らしく、レベルが高いなぁ~と感じると同時に、自分には基本的な知識が定着していないと感じさせられた。~家は…だっけ?というレベルのワタシには、最初から掘り下げられると...
図書館で借りた。 諸子百家を「本当にそんな事言っていたのか」といった考古学的観点からも考察されている本。 中公新書らしく、レベルが高いなぁ~と感じると同時に、自分には基本的な知識が定着していないと感じさせられた。~家は…だっけ?というレベルのワタシには、最初から掘り下げられると、中々ついていけなかった。もっと基本的な本から読もうと思った。
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諸子百家の要点と、その成立背景や、諸子百家同士の関係性を書いている。 諸子百家それぞれの原典を読んだことが前提として記述されている。 洞察に富み、原典を読んだだけでは分からないことにもたくさん触れられていて、諸子百家の理解が深まりとても楽しめた。
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儒家(孔子・孟子)、墨家(墨子)、道家(老子・荘子)、法家(韓非子)、兵家(孫子)について、解説。 中国の春秋戦国時代に成立した思想。紀元前にこのような思想家たちが現れていたと思うと凄い。 一冊で諸子百家の入門書として良書。 墨子、韓非子、孫子について、もう少し詳しく知りたくな...
儒家(孔子・孟子)、墨家(墨子)、道家(老子・荘子)、法家(韓非子)、兵家(孫子)について、解説。 中国の春秋戦国時代に成立した思想。紀元前にこのような思想家たちが現れていたと思うと凄い。 一冊で諸子百家の入門書として良書。 墨子、韓非子、孫子について、もう少し詳しく知りたくなった。
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新出土文献の発見について丁寧に記述されている。この新出土文献により、諸子百家の研究に見直しが行われており、その解説がなされている。読んでいて楽しい本。
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二千以上も昔の中国、春秋戦国時代。よろずの思想の最高峰だったであろう、「儒家」「墨家」「道家」「法家」「兵家」。 やはり、その思想の性質からある意味絶滅した「墨家」に興味を深く持ったが、これらの書簡が発掘されたのは近年。まだ日の目を見ない、数ある思想に思いを馳せるとロマンがある。...
二千以上も昔の中国、春秋戦国時代。よろずの思想の最高峰だったであろう、「儒家」「墨家」「道家」「法家」「兵家」。 やはり、その思想の性質からある意味絶滅した「墨家」に興味を深く持ったが、これらの書簡が発掘されたのは近年。まだ日の目を見ない、数ある思想に思いを馳せるとロマンがある。『五十歩百歩』など、そもそもの意味を履き違えていた言葉などもあり、中華思想を辿る旅の奥深さをまた知る。
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儒家・墨家・道家・法家・兵家それぞれの思想の概略が、最新の発掘・研究を踏まえた上で解説される。 諸子百家という言葉の存在は知っていたが、主要な思想について説明しろと言われると難しかった自分。本書は各思想のエッセンスが説明されており、概略を知りたい人にはうってつけだ。重要事項には...
儒家・墨家・道家・法家・兵家それぞれの思想の概略が、最新の発掘・研究を踏まえた上で解説される。 諸子百家という言葉の存在は知っていたが、主要な思想について説明しろと言われると難しかった自分。本書は各思想のエッセンスが説明されており、概略を知りたい人にはうってつけだ。重要事項には原文(書き下し文)とその訳文を載せてくれているところも嬉しい。 古代中国における思考が今も伝えられているということは、取りも直さずそれが時代を越えた普遍的な価値を持つものであるからだろう。そしてその種類はさまざま。単に思想内容を知るだけでなく、どの考え方が自分にしっくりくるか、自分に引きつけて考えるとより面白い。個人的には墨家のストイックな姿勢が気に入った。本書には「義の貫徹、さもなくば死。これが墨家の信条であった」とあるが、この思想を貫徹しようと思うと、現実世界において所謂"幸せ"を得ることは難しくなりそうだなぁ…。
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諸子百家について、近年新たに出土した文献を踏まえて、網羅的に分かり易く解説している。 諸子百家が活躍したのは、紀元前722年から秦の始皇帝が天下を統一した紀元前221年まで約500年続いた春秋戦国時代で、各国が、自国の存立や理想的国家の建設のために、優れた思想家を優遇して招き、場...
諸子百家について、近年新たに出土した文献を踏まえて、網羅的に分かり易く解説している。 諸子百家が活躍したのは、紀元前722年から秦の始皇帝が天下を統一した紀元前221年まで約500年続いた春秋戦国時代で、各国が、自国の存立や理想的国家の建設のために、優れた思想家を優遇して招き、場合によっては宰相や将軍として抱える中で、思想家達が自由に自らの思想を構築し、諸国を巡って熱き夢を説いたという時代背景があった。 諸子百家の時代を切り開き、人間の善性を高く評価して「天命」の思想を掲げた“儒家”。 「兼愛」・「非攻」の理念を掲げて天下を駆け巡りながら、秦漢帝国の誕生と共に姿を消した“墨家”。 「上善は水の如し」と説き、さかしらに振る舞わず、多くのものを持たず、宇宙の本源である混沌とした無の状態「道(タオ)」を理想の姿とした“道家”。 為政者の仁徳ではなく、法による統治を説いた“法家”。 「戦わずして勝つ」を唱えた“兵家”。 現代中国の共産党が、その一党統治の正当性を儒家思想の「天命」に求めていることは間違いないが、2000年以上前の中国に中央集権的な国家が存在せず、群雄割拠の時期が長く続いたために、これほど多様な思想、思想集団が時を同じくして登場し、しかも、その多くが現代にも極めて大きな影響を与えていることは、驚くべきことである。 (2010年3月了)
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新出土資料をもとに、儒家・墨家・道家・法家・兵家の要点をわかりやすく解説。 面白いのは彼らが口先だけでなく、その思想を実践したこと。理想の君主を求めて苦難の旅をつづけ、弱小国のために守城技術を開発・駆使し、あるいは無為が一番だと社会に背を向ける…。思想というものが高級な知的遊戯...
新出土資料をもとに、儒家・墨家・道家・法家・兵家の要点をわかりやすく解説。 面白いのは彼らが口先だけでなく、その思想を実践したこと。理想の君主を求めて苦難の旅をつづけ、弱小国のために守城技術を開発・駆使し、あるいは無為が一番だと社会に背を向ける…。思想というものが高級な知的遊戯のようなものになってしまった現代からすると、ここまで自己の信念に従って生きる人たちを見るのは気持ちがいいです。 社会の変化は加速するし、多様化してもうなにがなんだかわかりません。そんな時代だからこそ、二千年前の戦乱の世を生き抜いた変人(すいません!)たちから多くを学ぶことができるのではないでしょうか。
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とっつきにくさを払拭してくれる初心者ま向きの本である。少なくても今の私のレベルにはちょうど良い。また、普段何気に使っている四文字熟語の成り立ちに触れているのも親しみをわかせる。 人は一人では生きてはいけないが、集団でいることで起こる問題は今昔を問わずその関係性までに煎じ詰めれば同...
とっつきにくさを払拭してくれる初心者ま向きの本である。少なくても今の私のレベルにはちょうど良い。また、普段何気に使っている四文字熟語の成り立ちに触れているのも親しみをわかせる。 人は一人では生きてはいけないが、集団でいることで起こる問題は今昔を問わずその関係性までに煎じ詰めれば同じであるようだ。故に我々はこの古い思想に真理を感じ、今になっても大事に読んでいるのだろう。 結局のところ、過去に学ぶことで多くの困難は解決可能であるといえる。逃げずに向き合うとき、これらの箴言は大きな力になるのを痛感する。
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図書館で借りました。有名な中国古代の思想家がいっきに理解でき、さらに最近の竹簡の発見をもとにした、オリジナルがどんな内容であったかの最近の学説の説明がとてもわかりやすかったです。高校のときにはなんだか面白くないと思っていた二千年以上も前の漢文が、急に身近にわかりやすい自己啓発やハ...
図書館で借りました。有名な中国古代の思想家がいっきに理解でき、さらに最近の竹簡の発見をもとにした、オリジナルがどんな内容であったかの最近の学説の説明がとてもわかりやすかったです。高校のときにはなんだか面白くないと思っていた二千年以上も前の漢文が、急に身近にわかりやすい自己啓発やハウツーものの元祖みたいな感じになる。 それと、孔子って、親や王様、上司には絶対的服従で、礼儀ばっかり重んじてて女性蔑視って印象で好きじゃなかった。この基本路線は理解としては間違っていないと思うんだけど、王様がちゃんとした人でなかったら、それはもう王様になる資格がないので、倒しちゃってもいいのだ、としているらしい。これってかなり革命的だ。君子じゃない人が王ならば天命はないのだ。天命をうけた人が倒してもよいのだ。単純などんなことがあっても絶対服従なんて思想が二千年以上も生き残ることはないってことだろう。親でも王様でも、子供や民から敬われるには、それなりの人物でなければならないのだ。結構厳しい教えだ。孔子がどの王様にも雇用されず、諸国を放浪しなければならなかったり、秦の始皇帝が焚書坑儒で儒学者を殺しちゃった理由がわかる気がする。治世者にとってもこれは穏やかではない学問なのだ。 この諸子百家の中では、墨子が魅力的だ。兼愛、非攻をとなえ、求められればどこにでも赴いて城を守り、忽然と姿を消してしまった思想家集団って、伝奇小説みたいだ。ダン・ブラウンみたいな作家が、現代にも続く秘密結社と墨家をミステリー小説にでもしてくれないだろうか。 この本は入門書っぽいので、各思想家のもう少し詳しい本を読んでみたくなった。「墨攻」っていう小説も。
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