くまちゃん の商品レビュー
つくづく恋をするのは大変だと思う。 成就させるまでも大変。 成就させてからも大変。 でも、人は恋をするのね。 恋をしたくなるのね。 オビに惹かれて読んでみました。 最後の「乙女相談室」、 賛否両論あるのかもしれませんが、 私はこの1編があるから完結する本なのだと思います。
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連作短編。 主人公が振られて、で。次の話はふった人が主人公。 で、振られて・・。と続いてく。 ふられた側とふった側。両方の心境が覗けるのが面白い。
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失恋したときに読んだら、一語一語をもっと咀嚼嚥下して、どつぼにハマると思う。わたし自身、2年前の恋が終わったときには一生立ち直れる気がしなかったけど、また新しく人を好きになったし、懲りずに恋愛を重ねていくんだろうなぁと思った。
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失恋の話。 短編集だけど少しずつ次の話と重なっている。 こっちの立場から見るとこういう感じだったのかーという感じ。 題材が題材なのであまり面白くはなかったけど、 時々心に残る言葉が出てきた。 こういうこと(引用文)、うっかり忘れていたかも。
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面白い話の仕組み。次はどうなるのかなぁと気になってあっという間に読破。登場する人物みんなフラている。それでも、失恋しても必ず朝は来る。読んでいて失恋のあの辛さを思い出した。
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くまちゃん。 かわいらしいタイトルに惹かれて借りたけれど、そんなかわいいものではなかった。けれど、あっそうか。熊ちゃんって本当は凶暴なんだもんね。本物はかわいいとは言いづらいよね。 読んでて所々苦しさを感じたのは、間違いなくあたしこそがそうなんでしょう。
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くまちゃん 「つまんないと思うことを、人はしちゃいけないよ。だめになるから」 彼に憧れ、彼の才能を賛美し、彼の持つ力にひれ伏し、そうすればそうするほど、自分の凡庸さが許せなくなる。あの男の子は、自分の凡庸さを壊すのに必死だったんだろう。
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ヒトの連鎖、恋の連鎖、つながる失恋小説。 しつれん、というかとりあえずふられる人たち。 色んな始まり方と終わり方があって。 それが自分の一部になっていくんだな。 毎日が昨日のコピー、この言葉にひやりとした。
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同じく、雑誌の恋愛小説の紹介から。連作短編集。ぜんぶ振られる話。振った側にある人が、次の話の主人公になるという形式。なので、全員振られる。最後から2番目の話で最初に振られた人が出てきて、ちょうど一巡する感じ。で、最後の乙女相談室に登場人物の一人が出てくる感じ。ここ数年、ちゃんとした恋愛をしていないから、振られる感覚もよく覚えていない。とはいえ、あのBに告げられた日の、3日呼吸ができなかったことは覚えている。あれが人生最大の振られだったなー。やっぱり。若い頃はちゃんと人を好きになっていたもんだ。自分の好きなアーティストと付き合うって、どんな感じなんだろう。それこそ恐れ多くて、呼吸もできなくなりそうだ。今のIとも始めは結構『好き』という感覚だったけど、それもすっかり薄れちゃったしな。とはいえ、久しぶりにそういう気持ちになれたのだから、やはりIには感謝している。
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うーん、角田さんの作品好きだけれど、これは読み返しそうにないかな?なぜか登場人物に感情移入しにくかったです。
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