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ナイン・ストーリーズ の商品レビュー

3.5

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  4. 2つ

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2013/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

柴田さんは大好きな訳者さんで、新潮版の野崎訳はきっと現代の若者には合わないかも知れない。でも、だめなんです、私は。 野崎訳のところにも書いたけれど、だめなんです、野崎訳じゃないと。もう身体の一部なんで。自らのお国言葉を違う方言で話せと言われてるようなもので。 バナナフィッシュは”うってつけの日”なんです。はい。 柴田さんが悪いわけではない。 私は詩に傾倒していた時期があって、リズムを大事にするので、身体に刻んだリズムは消しようがない。 そういうことです。

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2011/07/29

◎バナナフィッシュ日和  ◎笑い男  ◎エズメに――愛と悲惨をこめて  ◎ド・ドーミス=スミスの青の時代 

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2011/06/06

苦い味ばかり。だけど印象に残ります。 「だから、どうして姉さんのことをそういう風に言うのかって聞いてるのよ」

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2010/12/14

『ライ麦畑でつかまえて』で有名なJ.D.サリンジャーの短編集。 36年ぶりに柴田元幸氏が新訳しました。 サリンジャーという人は独特の世界観を持っていますが、それが如実に表れた作品かもしれません。 時代設定が古いために途中理解に苦しむところもありました。 元々サリンジャー本人がと...

『ライ麦畑でつかまえて』で有名なJ.D.サリンジャーの短編集。 36年ぶりに柴田元幸氏が新訳しました。 サリンジャーという人は独特の世界観を持っていますが、それが如実に表れた作品かもしれません。 時代設定が古いために途中理解に苦しむところもありました。 元々サリンジャー本人がとても繊細でミステリアスなところがある人なのでしょう。 そういったところが見え隠れしています。

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2010/11/12

野崎訳よりは好き。けれど、何かが足りない。その一つはおそらく閉塞感で、諦念とか絶望とか不条理とかとは違う、自分自身が社会に内包される恐ろしさ、そういった感覚が原書にはあったように思う。

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2010/05/05

サリンジャーのサリンジャーたる所以は、「閉塞感」という目に見えない鬱屈をヴィヴィッドに表現できることではないか。 例えば1人の女がペディキュアを塗りながら電話にでるとき、カウチに寝そべって、今にも酒がこぼれそうな程自堕落な様子で語らう旧友達、威丈高に振る舞ってたチーフが振られしま...

サリンジャーのサリンジャーたる所以は、「閉塞感」という目に見えない鬱屈をヴィヴィッドに表現できることではないか。 例えば1人の女がペディキュアを塗りながら電話にでるとき、カウチに寝そべって、今にも酒がこぼれそうな程自堕落な様子で語らう旧友達、威丈高に振る舞ってたチーフが振られしまった風情など、とにかくその人の情景が「全体」で伝わってくる感じ。 多くの作家がそうであるように、文章を追っていく中で得られるヴィジュアルはだいたい、表情と声音。足先や腰つき、肩の動かし方などささいな仕草が連想されにくい。 そういう小さなことを見逃さなかったサリンジャーはいろんなことが見逃すことができない存在として疎ましく思っていたのかもしれないなぁ。 ご冥福をお祈りします。

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2010/03/11

キーワードは子供の純粋性、戦争、孤立した大人、だろうか。背景として描かれる活き活きとした子供たちが素敵です。 「笑い男」の中で、チーフの恋人が草野球に加わるシーンはすごくユーモラス。何度読んでもクスっときます。

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2010/01/21

「バナナフィッシュ日和」「コネチカットのアンクル・ウィギリー」 かわいそうできれいで、もうだいすき。

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2010/09/25

しりとりみたいだ。 どんな話と要約できなくて、忘れてしまう。そこがよい。 らしい。 そかー。 さらりと独特なお話たち。 バナナフィッシュがなんか、好き。 笑い男にはぞくり、と、おもしろさを感じた。 シュールだ。何かがいびつな感じ。 きっと、ぴったりくるタイミングで繰り...

しりとりみたいだ。 どんな話と要約できなくて、忘れてしまう。そこがよい。 らしい。 そかー。 さらりと独特なお話たち。 バナナフィッシュがなんか、好き。 笑い男にはぞくり、と、おもしろさを感じた。 シュールだ。何かがいびつな感じ。 きっと、ぴったりくるタイミングで繰り返し読んだら、もっとどっぷり浸かれるのだと思う。 そしてそうだとしても、なんでこんなにハマるのか自分でもよくわからないんじゃないかと思う。 やみつき、って、そういうもの。

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2010/04/14

1953年出版。J・D・サリンジャーの自選短編集。 新潮文庫刊行、野崎孝氏翻訳を(あくまで個人的、情緒的に)定本としたいところですが、ヴィレッジブックス刊行の柴田元幸氏翻訳を今回は紹介します。 1953年。スターリンが逝去し、朝鮮戦争の休戦が成立します。ビートニクが地下街を徘徊し...

1953年出版。J・D・サリンジャーの自選短編集。 新潮文庫刊行、野崎孝氏翻訳を(あくまで個人的、情緒的に)定本としたいところですが、ヴィレッジブックス刊行の柴田元幸氏翻訳を今回は紹介します。 1953年。スターリンが逝去し、朝鮮戦争の休戦が成立します。ビートニクが地下街を徘徊し。ムーンドッグこと、ラジオDJのアラン・フリードがロックンロールのレコードをスピンしました。

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