わが蒸発始末記 の商品レビュー
井上ひさしさんのエッセイ集。小説や戯曲だけではない んですね。なんでもない日常の中に笑いと鋭い批評でズ バリと読み解く。ストリッパーの話から「守・破・離」 の極意を学べるとは思わなかった。じつに得した気分。 井上ひさしさんの思考のエッセンスが欲しいあなたへ! -------...
井上ひさしさんのエッセイ集。小説や戯曲だけではない んですね。なんでもない日常の中に笑いと鋭い批評でズ バリと読み解く。ストリッパーの話から「守・破・離」 の極意を学べるとは思わなかった。じつに得した気分。 井上ひさしさんの思考のエッセンスが欲しいあなたへ! --------------------------------------------------------------------------------------- ▼3 つの共感ポイント▼ ■現在望み得たる最上かつ最良の文章上達法とは、丸谷 才一の「文章読本」を読め(P180) ■同じ人間が二人といないように、引き写しや盗作をし ないかぎり、同じ文章ができあがるということはない (P183) ■型を知らなきゃストリッパーにはなれないさ。ストリッ パーに振付師、それとお客さんのこの三者がどうした らストリッパーがすばらしいものに見えるかをこれま でさんざん考えてきた。そのあげく、これならすばら しいものに見えるという了解事項が10、20、30とで きた。つまりそれがポーズであり、型なんだ。しかし、 いいストリッパーはやがてこの型から離れる。型通り にやるのがつまらなくなってしまうんだね。だからわ ざとさからってやろうとする。さらにもっといいスト リッパーは、新しい了解事項を発見する。それまでに ない型をつく出すのだ。そうなれば、もうスターだ (P213)
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著者の昔からのエッセイ。 執筆時期が20年くらいに亘っているので、この人の文章の変遷がうかがえることも興味深い。 もちろん、昔なにを考えていたかも見えてくるし。 [10.2.23]
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