さえずる舌 の商品レビュー
滅入りますなぁ、これは。 ものの価値基準にしろ行動基準にしろ、 善悪の判断っていうのは、 人によって違うっていうことですよね。 あくまで社会的な基準や倫理観に即した中での逸脱なら 問題ないのかとか、 適応できないのが病気じゃなないなら、 どう対応するんだとか、 善人ぶっても結...
滅入りますなぁ、これは。 ものの価値基準にしろ行動基準にしろ、 善悪の判断っていうのは、 人によって違うっていうことですよね。 あくまで社会的な基準や倫理観に即した中での逸脱なら 問題ないのかとか、 適応できないのが病気じゃなないなら、 どう対応するんだとか、 善人ぶっても結局自分が可愛いのは当たり前なのに、 何でそこで悩んだり自分を責めたりしなくちゃならんのだとか、 いろんなことを考えます。 社会から弾き出されない程度に、 自分の中でうまく折り合いつけていくしかないってことですかね。 ☆☆☆3つ
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ああ、いるいるこういう女性。というのを書かせたら上手いなーやっぱり。 何を読んでも、ある一定以上の質を持っている作家さんだけど、もう一度読みたい!と思うには、何かが足りない。 登場人物の中に、もう一度この本に引き寄せるだけの魅力がある登場人物がいないせいなのか・・・。 好きな作家...
ああ、いるいるこういう女性。というのを書かせたら上手いなーやっぱり。 何を読んでも、ある一定以上の質を持っている作家さんだけど、もう一度読みたい!と思うには、何かが足りない。 登場人物の中に、もう一度この本に引き寄せるだけの魅力がある登場人物がいないせいなのか・・・。 好きな作家なんだけど、やっぱり「後、一歩!」
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途中まではものすごく面白く読めて、もう寝る間も惜しんで読んだのに…。結末がどうにもがっかり。それで一件落着?ってちょっと安易な感じ。
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嘘、ってのは、人間社会を円滑に生きていくために、ある程度は必要なものだと思います。もちろん過剰な嘘は綻びて、とんでもない破滅をもたらすことさえあるわけですが。必要のないところでつく綻びのない嘘っていうのは……その行動自体に意味はないように思えるのですが。実は一番性質が悪くて恐ろし...
嘘、ってのは、人間社会を円滑に生きていくために、ある程度は必要なものだと思います。もちろん過剰な嘘は綻びて、とんでもない破滅をもたらすことさえあるわけですが。必要のないところでつく綻びのない嘘っていうのは……その行動自体に意味はないように思えるのですが。実は一番性質が悪くて恐ろしいものなのですね。 考えようによっては、天性の「嘘つき」として生まれてしまった彼女に罪はないのかもしれません。彼女もまた病的な性質による被害者なのかも。とはいえ……怖い、怖すぎる。むしろこんな人がもし近くにいてもそれに気づかなかったら、という現実的な恐怖を感じさせられました。いませんように、こんな人……。
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芽衣が追い詰められていく場面は、読んでて非常にわくわくしたけど…今後の真幌はどうなるんだろうか。もう芽衣のような人につかまってしまったら、それは不運としか言いようがなくて、それから逃れるすべはないのかな。
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