恋文の技術 の商品レビュー
一人の男からいろいろな人へ向けた手紙で進行する物語。 おもしろかった。けど、なんだか少し切なかった。
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2009/03/23購入 現在読みかけ。 面白いけど…自分は時間を忘れるほど文章にのめりこめない。 有頂天家族の方が自分の好みに合っているのかも。
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すっげえけ手紙が書きたくなります。 というか文通したくなります。 手紙の良さを改めて認識しました一冊でふ。
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手紙はその人の個性や人格が表れやすいものである。 悪友へ、いいようにあしらわれ続けた先輩へ、家庭教師の生徒へ…能登半島にある能登鹿島の研究所に閉じこもる羽目になった守田一郎が、人恋しさのあまり手紙を書きまくる様をひたすら描いた作品。 返信の内容は守田が書く文面から推測するのみ。...
手紙はその人の個性や人格が表れやすいものである。 悪友へ、いいようにあしらわれ続けた先輩へ、家庭教師の生徒へ…能登半島にある能登鹿島の研究所に閉じこもる羽目になった守田一郎が、人恋しさのあまり手紙を書きまくる様をひたすら描いた作品。 返信の内容は守田が書く文面から推測するのみ。 なのに、なぜこんなに夢中になれるのか。 不毛で怠惰で、だけどやたら真剣に生きていた青春時代が懐かしい。 そんな経験がある人ならこの世界を楽しめるはず。 手紙から想像できる相関図がまた楽しい。 一人でニヤニヤ笑い、私もすっかり変人の仲間入りである。 どれ、一つ私も森見さんにファンレターでも書いてみようかしらん。
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<ややネタバレ> 一人の男が書く手紙のみで進行していく小説。多数の書簡を通して、ストーリーが立体的に見えてくる。いちいち戻って時系列を確認し、細かいネタも楽しみながら読みました。 中盤の執拗かつ微細かつ愛に溢れたおっぱい描写は迫力すらある。おっぱいという文字が、ゲシュタルト崩壊を...
<ややネタバレ> 一人の男が書く手紙のみで進行していく小説。多数の書簡を通して、ストーリーが立体的に見えてくる。いちいち戻って時系列を確認し、細かいネタも楽しみながら読みました。 中盤の執拗かつ微細かつ愛に溢れたおっぱい描写は迫力すらある。おっぱいという文字が、ゲシュタルト崩壊を起こす勢いで何度も繰り返される。そのうち、ねじ伏せられるように、おっぱいの素晴らしさに開眼し、思わず私も「おっぱい万歳」呟きそうになってしまった。森見先生も相当好きだな。 後半の失敗書簡集は読みながらニヤニヤしましたが、おさらい的なものも含めた最後の手紙には胸が熱くなった。構成がうますぎる。
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内容(「BOOK」データベースより) 京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が一人。無聊を慰めるべく、文通武者修行と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。手紙のうえで、友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れ―。 2009.3
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▼「読書家ということだが、読んでいるのが森見登美彦ばかりというのは、いささか偏っているのではないか」(P.19)。……びっくりした(笑)。まさか作家本人が出てくると思ってなかった。 ▼読了。一章ずつをオモチロイなと思いながら、ゆっくり読むのに適した本だったなと思った。ちょっと物足...
▼「読書家ということだが、読んでいるのが森見登美彦ばかりというのは、いささか偏っているのではないか」(P.19)。……びっくりした(笑)。まさか作家本人が出てくると思ってなかった。 ▼読了。一章ずつをオモチロイなと思いながら、ゆっくり読むのに適した本だったなと思った。ちょっと物足りないけど、これはこれでいい甘さの本だった。退屈せずに最後まで読めたっていうのが結構びっくり。先が気になって死にそう、って訳でもないんだけど、つい読んじゃったなあ……。春先の眠れない夜に役立つ一冊でした。(09/3/18読了)
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無聊を慰めるべく、気軽に読み始めたものの面白すぎて人前で読めないではありませんか!森見先生!! 本屋で物色立ち読み中に思わず吹き出してしまい、人からヘンな目で見られてしまいました。責任とれ! 怱々頓首 偏屈作家 森見登美彦先生...
無聊を慰めるべく、気軽に読み始めたものの面白すぎて人前で読めないではありませんか!森見先生!! 本屋で物色立ち読み中に思わず吹き出してしまい、人からヘンな目で見られてしまいました。責任とれ! 怱々頓首 偏屈作家 森見登美彦先生 と思わず書いてしまおう。 いやはや。こんなにツボな本は久しぶり。守田くんのお手紙だけで成り立つこの小説。小説? うん。小説・・だ(笑) 文章のリズムも間も、ほんとにツボ! あー、オモチロかった。もう1回、読もうっと。
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守田氏の手紙を読んでいるだけなのに、ストーリーが難なく想像できるって凄い。森見氏ひさびさの恋愛ものでときめいた。
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誰かに手紙を書きたくなる。 話を追う、というより、文章の流れを追うのがいつも楽しい森見氏の本。 逆に言えば、話全体から得るものは特にないのだけど、 森見氏が自分でそういってるのだから、それはそれでいいのだ。 てか、面白いからそれでいいのだ。
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