図解 表示のカラクリ 改訂版 の商品レビュー
身近な表示について解説がなされている本です、表示については法律で決められているものと、業者が独自で使用していいものがあるようで、何かを購入するときに参考になると思います。本当に必要なのは、本物を見抜く力だとは思いますが、表示に関するルールを知っておくのも役に立つことがあると気づか...
身近な表示について解説がなされている本です、表示については法律で決められているものと、業者が独自で使用していいものがあるようで、何かを購入するときに参考になると思います。本当に必要なのは、本物を見抜く力だとは思いますが、表示に関するルールを知っておくのも役に立つことがあると気づかされました。 以下は気になったポイントです。 ・「甘さひかえめ」には法律的な定義はなく、メーカが独自に付けることが可能、一方で「糖分ひかえめ」は法律で厳密に決められている、「糖分ひかえめ・低糖・微糖=100MLあたり2.5g以下」、「ノンカロリー=5カロリー以下」である(p18) ・1969年までは、グレードにより三等級性であり、一等車から順にイロハと区別されていた、現在はグリーン車を「ロ」、普通車を「ハ」としている(p23) ・郵便番号が導入されたのは1968年、国内郵便は鉄道が主であったため、郵便番号は東京を中心として番号をふられた、北海道の「0」は「10」という意味(p37) ・食品添加物については、14種類のものについては一括表示が認められている、香料・ph調整剤・乳化剤が代表的であり、それ以外にも凝固剤・軟化剤などがある(p41) ・牛肉表示にもランクがあり、「A-5」が最高級、Aは1頭から取れる肉の量であり多いほど高級とされている、数字は霜降り度合い、色艶で判断される(p43) ・マンガン乾電池は4種類あるが、日本で製造されているのは2種類のみ、高出力「P]と、超高性能「PU」(p56) ・濃縮還元のジュースは、果樹を絞った後に水分を飛ばして濃度を4~6倍にしてから、水と香料を加えて100%にする、そのような過程がないのが「ストレート」ジュース(p63) ・焼酎の「甲」は、何度も繰り返して蒸留して作られた無味無臭のもの、「乙」は一度のみの蒸留のため、材料の風味が色濃く残る(p73) ・日本酒の特定名称酒は8種類で、高級なものから、純米大吟醸酒、大吟醸酒、純米吟醸酒、特別純米酒、純米酒、特別本醸造酒、本醸造酒となる、大吟醸酒とは米の外側についている糖や胚芽を50%以上除去したもの(p75) ・紙のA判は、縦横比が1:√2のもの、B判とは江戸時代から用いられていた美濃判に由来する日本独自のサイズ(p96) ・ウールマークには3種類あり、本来のウールマークは羊から刈り取ったばかりの新毛を99.7%使用したもの、50%以上にはウールマークブレンド、30~50%にはウールブレンドという表示を使う(p98) ・デジカメの注目の表示は、「手振れ補正機能」と「最高感度」、現時点ではISO800以上あれば高感度商品と言える、画素数は実際には200万以上で十分であり現在のデジカメの多くはそれを満たしている(p114) ・体脂肪率は水分が減っている状態(汗をかいた運動後)、入浴後には高く出る場合がある、体脂肪率は電気抵抗値を測定しているため(p116) ・視力1・0とは、5メートル先から1.5ミリの切れ目を識別できる状態、切れ目が2倍になると視力は半分とみなす(p149)
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