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神変 関ヶ原(2) の商品レビュー

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2013/06/09

 いよいよ関ヶ原での合戦。家康の老獪な罠と、天下人でありながら公正であるという勝俊の態度によって細川と森の離反を招くことになる。しかし、負け慣れているため、あるいは負けることを前提としているところもあって本体は潰走せず、さらにその負けにより居丈高な態度を見せていた毛利を従順にさせ...

 いよいよ関ヶ原での合戦。家康の老獪な罠と、天下人でありながら公正であるという勝俊の態度によって細川と森の離反を招くことになる。しかし、負け慣れているため、あるいは負けることを前提としているところもあって本体は潰走せず、さらにその負けにより居丈高な態度を見せていた毛利を従順にさせるなど俊勝の特異性が際立っていた。一方で徳川方は勝っているはずなのに勝った気がしない苛立ちとともに家康がいなければ何もできないという弱点も見せ始める。もしかしたら勝てるかもしれないという期待をもたせる展開となっていた。

Posted byブクログ