宇宙を織りなすもの(上) の商品レビュー
下巻の感想(http://mediamarker.net/u/ichiro/edit1000715)を参照してください。
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160611 中央図書館 ニュートン力学から、相対性理論、量子力学。さらに時間の矢とエントロピーから、ビッグバンの必然性まで。
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やっと読み終えることができた。たぶん最初に読み始めたのは3年前くらい。内容が難しく何度も挫折したが、ようやく完読。 総じて難しいが時間の概念がなかなかつかめなかった。 来年は下巻もチャレンジ。
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理解できたとは言えないが、少しだけわかったような気がする。先端科学の概説書は数字の羅列で退屈。という先入観があった。ど素人に読む気にさせ読了させるとはたいした本だ。
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誰しも時の流れや宇宙の果てについて,思いを巡らせたことがあるはずだ。時間と空間の謎に迫る非常にエキサイティングな本。上巻では主に相対論,量子論による時空概念の変革を取り扱う。 我々が直感的に受け入れている時間・空間のイメージは,20世紀以降の物理学によって完膚なきまでに否定されて...
誰しも時の流れや宇宙の果てについて,思いを巡らせたことがあるはずだ。時間と空間の謎に迫る非常にエキサイティングな本。上巻では主に相対論,量子論による時空概念の変革を取り扱う。 我々が直感的に受け入れている時間・空間のイメージは,20世紀以降の物理学によって完膚なきまでに否定されている。直感にマッチする素朴な絶対空間,絶対時間を導入し力学を定式化したのはかのニュートン。時間と空間の本質を棚上げしたまま彼の理論は威力を発揮してきたが,マッハによる問題提起を経てアインシュタインによる時空連続体の発見で劇的な変更を迫られる。ニュートンのバケツ問題はマイナーだけどとても示唆に富んでいて,ここを読むだけでも目から鱗が落ちること請け合いだ。 物理法則が時間対称であるために,時間の流れや時間の矢がいかにして生じるかも問題になる。エントロピーの増大方向が時間の進む向き?いやいや一般にはエントロピーは未来だけでなく過去に向かっても増大する。それを回避するには,時間軸の一方にエントロピーが極小になる点が存在することが必要になってくる。そう,ビッグバンだ。…ということで話は宇宙論に入り,下巻に続く。
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「エレガントな宇宙」を読んでいたので内容が被るかなと思っていたが、そんな事もなかった。また違う言葉で相対論や量子力学を説明していて驚いた。特に時空の断面を持ち出して一般相対論を表しているのはちょっと出来過ぎなんじゃないかと思うくらいぴったりハマっていた。同じ概念を、違う言葉を使っ...
「エレガントな宇宙」を読んでいたので内容が被るかなと思っていたが、そんな事もなかった。また違う言葉で相対論や量子力学を説明していて驚いた。特に時空の断面を持ち出して一般相対論を表しているのはちょっと出来過ぎなんじゃないかと思うくらいぴったりハマっていた。同じ概念を、違う言葉を使って表現できるというのは、本当に根本的にそれを理解しているからこそなんだろう。数式ではなく言葉を使って宇宙を描くような(もちろん正確性にはやや欠けてしまうが)筆者のような物理屋になりたいと思った。
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量子力学というのは人間の日常の感覚との隔たりがあるようで恐ろしい。 人間は量子力学の公式を利用することはできてもその哲学というか量子力学がいっていることを完全に理解できる人間はいないのではないだろうか。宇宙とはそういうものなのだ思うしかないのか。 以降は本からの引用です//量子の...
量子力学というのは人間の日常の感覚との隔たりがあるようで恐ろしい。 人間は量子力学の公式を利用することはできてもその哲学というか量子力学がいっていることを完全に理解できる人間はいないのではないだろうか。宇宙とはそういうものなのだ思うしかないのか。 以降は本からの引用です//量子のエンタングルメント。時間は流れない。過去、現在、未来という区別は幻想である。未来が過去を決定する。遅延選択量子消去実験。量子力学の測定問題とその解釈。
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ブライアン・グリーンは、 ベストセラーになった「エレガントな宇宙」の続編として「宇宙を織りなすもの」を書いている。 「エレガントな宇宙」で、超ひも理論について書いたので、 今回は、「空間とは何か、時間とは何か」をテーマに、 1 古典物理学によるとらえ方 2 相対性理論によると...
ブライアン・グリーンは、 ベストセラーになった「エレガントな宇宙」の続編として「宇宙を織りなすもの」を書いている。 「エレガントな宇宙」で、超ひも理論について書いたので、 今回は、「空間とは何か、時間とは何か」をテーマに、 1 古典物理学によるとらえ方 2 相対性理論によるとらえ方 3 量子力学によるとらえ方 4 宇宙論によるとらえ方 5 統一理論によるとらえ方 を、一冊まるごと使って語り尽くしている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本はすごい。今まで相対性原理をこのように本質をわかりやすく説明してくれたものはなかった。特に時空の説明で、「時間の流れの速度+三次元空間での移動の速度は一定である。光はその速度のすべてを三次元空間で使っているため光自体は時間は流れないし、それ以上の空間上の速度はあり得ない。」というのはある意味衝撃であった。
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読者に理解してもらおうと、色々な例えを使って親切な説明をしてくれているが、それでもテーマが難解なため、全てを理解することは非常に困難。 例えが、シンプソンズなど、ちょっとアメリカにローカライズされすぎているのは少し困る。 二重スリットの実験までは良く書かれる話だが、その先のスピン...
読者に理解してもらおうと、色々な例えを使って親切な説明をしてくれているが、それでもテーマが難解なため、全てを理解することは非常に困難。 例えが、シンプソンズなど、ちょっとアメリカにローカライズされすぎているのは少し困る。 二重スリットの実験までは良く書かれる話だが、その先のスピンの標識の話は正直理解できていない。 上巻は古典物理、相対性理論、量子力学が中心で、宇宙論に少し入ったところまで。
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