医者を信じると病気になる の商品レビュー
東洋医学の考え方なのか、元気ギンギンの人を実証、おとなしい人を虚証と呼ぶ考えに馴染みがなく、新鮮と言えば新鮮だが、そのせいで終始怪しいなと感じながら読むはめに。そもそも民間療法で亡くなった人やコーヒー浣腸で癌に負けた人もいるから、軽はずみに「医者を信じるな」などと言ってはいけない...
東洋医学の考え方なのか、元気ギンギンの人を実証、おとなしい人を虚証と呼ぶ考えに馴染みがなく、新鮮と言えば新鮮だが、そのせいで終始怪しいなと感じながら読むはめに。そもそも民間療法で亡くなった人やコーヒー浣腸で癌に負けた人もいるから、軽はずみに「医者を信じるな」などと言ってはいけないのだ。医学を勉強せずに医学を否定する勘違い医療ナルシストが増えていないだろうか。コロナ禍の前、福島原発の放射能あたりからか。 それでも本著は、極端過ぎない部類ではある。西洋医学的にも、おかしな事を言っている事もない、気がする。 交感神経と副交感神経の上手なバトンタッチ。昼寝は1時間以上すると副交感神経のスイッチが入り、却って身体には負担。朝は交感神経に切り替えるため、ジョギングやシャワー。 車のシートが柔らかいと前立腺が圧迫され鬱血し、肥大症に。かつてはトラックやタクシードライバーの職業病だった。アクに含まれるプタキロサイドが膀胱癌や血液疾患の原因に。 勉強になる事は多い。しかし、ある程度医者を信じようと思う。
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「病気にならない朝カレー生活」につづいて、丁先生の本。 タイトルにまた「病気」が入っているけれど、近年の医療否定本とは趣が違っている。現代医療が、西洋医学が悪い、という話ではなくて、むしろ信じられている健康常識は通り一遍当、東洋医学を下敷にしたオーダーメイド健康法で個々にあった...
「病気にならない朝カレー生活」につづいて、丁先生の本。 タイトルにまた「病気」が入っているけれど、近年の医療否定本とは趣が違っている。現代医療が、西洋医学が悪い、という話ではなくて、むしろ信じられている健康常識は通り一遍当、東洋医学を下敷にしたオーダーメイド健康法で個々にあったものを、という話。 「朝カレー」もそうだったんだけど、信じる人には嬉しいような話が続く。けれどエビデンスはほとんど示されていない。僕は東洋医学に好意的ではあるが、ちょっと物足りない。 もっとも、聖典にエビデンスを求める人はいないだろう。信じる人を救うのなら、それでいい、と思う。医療の常識を疑え、通り一遍当の治療ではダメだ、ということには僕も賛成する。人間の身体は非常に精緻であり、ちょっとしたバランスの崩れが体調をくずすことも理解できる。 けれど、あわない健康法は毒になるとか、ひとりひとりのオーダーメイドとか、そこまで人間も細かくないんじゃないかなあ、なんて思ったりもする。先天的な不健康と後天的な不健康も全然違う。癌になっても気にしない人もいれば、肩こりで毎日がつらい人もいる。 健康ってなんだろう。 野良猫は栄養不足で早く死ぬ。家庭の猫は豊富な栄養で長生きして糖尿病などを患う。どちらが健康かはわからない。人が目指す健康は、そのどちらでもないのだろうか。そもそも健康という言葉はまったく曖昧なものだ。 それでも健康本を手にとってしまう精神的不健康な自分が好きよ。
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東洋医学と西洋医学の両方を勉強した著者が、主に東洋医学の観点から健康法を記述した一冊。 漢方などについては知らなかったので、勉強になった。
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「常識破り」の養生法とあるように、漢方医学の立場から、一般的な健康情報や健康法は尽く否定されている。 例えば、生野菜は毒性の食べ物、肉より野菜の方が太りやすい、明るい照明は目をを悪くする、春の山菜は体を壊す、冷たくして飲む健康茶は逆効果、日本の牛より米国牛の方が安心、納豆は賞味期...
「常識破り」の養生法とあるように、漢方医学の立場から、一般的な健康情報や健康法は尽く否定されている。 例えば、生野菜は毒性の食べ物、肉より野菜の方が太りやすい、明るい照明は目をを悪くする、春の山菜は体を壊す、冷たくして飲む健康茶は逆効果、日本の牛より米国牛の方が安心、納豆は賞味期限間近を買え・・・等。 なるほどと思える根拠も示されていて、筆者の根本思想が見て取れるが、独断的きらいも一部見られるようだ。 薀蓄本として読むという手もある。
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[ 内容 ] NHKラジオの健康相談歴20年が誇る「新事実」。 西洋医学信仰一辺倒を見直し、漢方医学を取り入れれば「ラクな生き方」が見えてくる。 [ 目次 ] 第1章 賢者は自分の体質タイプを知る(時代の先を行く漢方医学 危険を孕む未病の体質とは何か? ほか) 第2章 病気にな...
[ 内容 ] NHKラジオの健康相談歴20年が誇る「新事実」。 西洋医学信仰一辺倒を見直し、漢方医学を取り入れれば「ラクな生き方」が見えてくる。 [ 目次 ] 第1章 賢者は自分の体質タイプを知る(時代の先を行く漢方医学 危険を孕む未病の体質とは何か? ほか) 第2章 病気にならない年のとり方(あわない健康法は毒になる アンチエイジングは年相応が基本 ほか) 第3章 体にいいと思うものが危ない!(生野菜は本来、毒性の食べ物 野菜ジュースは健康によくない ほか) 第4章 ラクに生きるための体づくり(朝食は体が寝ているうちに摂る 食生活の見直しで胃腸を改善する ほか) 第5章 ガンを副作用なく治したい(ガン患者の多くは元気な人 兵糧攻めでガンを追い詰める ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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