朝食亭 の商品レビュー
西田耕二さんの「朝食亭」、2009.2発行です。初めて読んだ作家さんです。「交通事故」で死んだ青年、運転してた青年、この二人、被害者と加害者に関わる10人の人物の物語です。テーマは重く、そしてストーリーの展開も重いです。読後の気持ちは、車の運転、今さらながら気をつけなくてはとの思...
西田耕二さんの「朝食亭」、2009.2発行です。初めて読んだ作家さんです。「交通事故」で死んだ青年、運転してた青年、この二人、被害者と加害者に関わる10人の人物の物語です。テーマは重く、そしてストーリーの展開も重いです。読後の気持ちは、車の運転、今さらながら気をつけなくてはとの思いと、歩いてるときも車に注意しなくてはという思いでした。インパクトは強かったですが、小説としての娯楽性とは縁が遠い小説でした・・・。
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素晴らしい1冊。出張の機内で一気に読んだ。朝食亭で10人の人生が交錯する。一人息子をひき逃げで失った朝食亭の夫婦、その一人息子の恋人、加害者の恋人、幼なじみなどそれぞれの事情を知らず朝食亭の馴染みとなる。誰かに勧めたい、そんな1冊である。 『今更公開しても始まらないが、58年も生...
素晴らしい1冊。出張の機内で一気に読んだ。朝食亭で10人の人生が交錯する。一人息子をひき逃げで失った朝食亭の夫婦、その一人息子の恋人、加害者の恋人、幼なじみなどそれぞれの事情を知らず朝食亭の馴染みとなる。誰かに勧めたい、そんな1冊である。 『今更公開しても始まらないが、58年も生きてくると人生の楽しみは体を求め合う快楽よ思い出を共有することだと気付く。断片的な女との快楽などいくらあってもなんの価値もない。』
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複数人の視点から、轢き逃げについて考える話。 ノーブラさんの心中吐露までは興味深い展開だったのに、 最終的な結末が興ざめだったのでマイナス1して★3
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朝中心に展開されるので透明感があり、軽さもあり読みやすい本。吉田さんの「悪人」と共通する部分があり、人間は話してみないと分からないけれど苦しみや悲しみをかかえている。 そして「朝食亭」の中ではその部分がみんなかかわって重なり部分がある。こんな朝食亭があったら通いたい。
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