新聞・TVが消える日 の商品レビュー
ネットの世界で9年も前に出版されたものを批判するのはフェアでないが、(2018年の)今となっては陳腐な内容。おまけに論考の底が浅くて納得感が得られない。例えば地上波のサイマル放送ができない理由として視聴率の数値が下がることを挙げているが、視聴率の測定方法を変えれば良いだけの話であ...
ネットの世界で9年も前に出版されたものを批判するのはフェアでないが、(2018年の)今となっては陳腐な内容。おまけに論考の底が浅くて納得感が得られない。例えば地上波のサイマル放送ができない理由として視聴率の数値が下がることを挙げているが、視聴率の測定方法を変えれば良いだけの話である。県域独占も系列地方局を経営統合すれば良い。どうせ地方制作番組だけでは採算が取れずキー局配信料で経営が成り立っているのだから同じことだ。法律上できないと言うのは理由にならない。法律は変えられるから。これ以外にも一事が万事こんな感じなので、他に理由があるとしか思えない。 それはさておき、全体を通じて感じたことは、音楽業界とゲーム業界は環境変化に上手く対応して危機を乗り切ったのに、TVと新聞は流れに逆らって没落しただけのように見える。つまり、これまで官製の参入障壁に守られてぬるま湯に浸かっていたのが、ネットの出現で否応なく競争に巻き込まれて負けたのが実態であり、自業自得に思える。価値のない会社はもう消えていいよ。
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[ 内容 ] テレビが消える!? 大手新聞社が崩壊!? そんなシナリオが真実味を帯びてくるほど、進化したインターネット。 ウェブに侵食され、変革を迫られるコンテンツ産業(テレビ・新聞・出版・音楽・ゲーム)は、この時代をどうやってサバイバルしていくのか。 「放送と通信の融合」の真の...
[ 内容 ] テレビが消える!? 大手新聞社が崩壊!? そんなシナリオが真実味を帯びてくるほど、進化したインターネット。 ウェブに侵食され、変革を迫られるコンテンツ産業(テレビ・新聞・出版・音楽・ゲーム)は、この時代をどうやってサバイバルしていくのか。 「放送と通信の融合」の真の意味を解きほぐし、新聞業界の窒息を資本の閉鎖性・過少性とからめて論じるなど、「元・経済部デスク」の確かな眼で日本のコンテンツ産業の構造と未来を見通す。 [ 目次 ] 第1章 テレビとネットは融合するか(なぜネットでテレビ番組を流せないのか;放送側は、「そろり」と動き出したが… ほか) 第2章 「紙離れ」はどこまで進むか(朝刊を読むのは2軒に1軒!?;若年層の「新聞離れ」は急ピッチ ほか) 第3章 ネットになじむ音楽市場(「インディーズ」サイトが続々と;「CD不況」だが、「音楽不況」ではない ほか) 第4章 転機を迎えたゲーム産業(「世界の宮本」が2人;専用機種のいらないオンラインゲーム ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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2014/7/3 古い本だったけど、まだ大きく変わってないと思う。新聞はいまだなくなってないし、テレビもまだネット配信されてない。でも、これからはどうだろう?テレビの在り方は変わるんじゃないかな。垂れ流しでない情報発信はニーズが強いと思う。
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・朝刊を購読しているのは2軒に1軒?(中野区の現象)。 ・企業の広告戦略がテレビからネットへ傾斜しだし、テレビ各社の広告収入が減少している。 ・ネット上の情報量は10年間で1万504倍に膨れあがっている。そのため、向こう数年で日本のインターネットのインフラはパンクしてしまう恐れあ...
・朝刊を購読しているのは2軒に1軒?(中野区の現象)。 ・企業の広告戦略がテレビからネットへ傾斜しだし、テレビ各社の広告収入が減少している。 ・ネット上の情報量は10年間で1万504倍に膨れあがっている。そのため、向こう数年で日本のインターネットのインフラはパンクしてしまう恐れあり。 ・書店組合の加盟店は10年間で半数以下に落ち込んでいる。 ・雑誌の販売額は10年前に比べ、25%ダウン。広告収入も、ついにインターネット広告を下回った。 ・ブログは世界に7000万あり、日本語が37%、英語26%、中国語8%。記事総数は13邑久000万本、単行本2700万冊の情報量に匹敵。 ・「活字離れ」ではなく、「紙離れが正解。 ・「CD不況」だが、「音楽不況」ではない。ネットによる有料音楽配信は伸長を続けている。07年は前年比41%増の755億円。
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インターネットの進歩によって、テレビや新聞といったコンテンツ産業の立ち位置はどう変わっていくのか。 テレビ、新聞、音楽、ゲームの4分野について、インターネットとの関連性の動きについて客観的に書かれている。 意外と法律によって事業を制約されているところも多く、新たな気付きが得ら...
インターネットの進歩によって、テレビや新聞といったコンテンツ産業の立ち位置はどう変わっていくのか。 テレビ、新聞、音楽、ゲームの4分野について、インターネットとの関連性の動きについて客観的に書かれている。 意外と法律によって事業を制約されているところも多く、新たな気付きが得られたことは結構ある。 コンテンツ産業とインターネットビジネスの動きについて、これを読んである程度は知っておいてもよいかも。
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2010年4月2日読了。 タイトルから、新聞・TVの危機的な状況を伝えるものかと思ったが、そうではなく、新聞・TVに加えて、音楽、ゲームがネットでどのように商品化されているかというような内容だった。 コンテンツ産業の現状がまとめられていたともいえるが、将来の展望についてはあまりな...
2010年4月2日読了。 タイトルから、新聞・TVの危機的な状況を伝えるものかと思ったが、そうではなく、新聞・TVに加えて、音楽、ゲームがネットでどのように商品化されているかというような内容だった。 コンテンツ産業の現状がまとめられていたともいえるが、将来の展望についてはあまりなく、この本ならではという視点はなかった。
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テレビが消える!?大手新聞社が崩壊!? そんなシナリオが真実味を帯びてくるほど、 進化したインターネット。 ウェブに侵食され、変革を迫られるコンテンツ産業 (テレビ・新聞・出版・音楽・ゲーム)は、 この時代をどうやってサバイバルしていくのか。 「放送と通信の融合」の真の意味を解き...
テレビが消える!?大手新聞社が崩壊!? そんなシナリオが真実味を帯びてくるほど、 進化したインターネット。 ウェブに侵食され、変革を迫られるコンテンツ産業 (テレビ・新聞・出版・音楽・ゲーム)は、 この時代をどうやってサバイバルしていくのか。 「放送と通信の融合」の真の意味を解きほぐし、 新聞業界の窒息を資本の閉鎖性・過少性とからめて論じるなど、 「元・経済部デスク」の確かな眼で日本のコンテンツ産業の 構造と未来を見通す。 なぜインターネット上でテレビ番組の同時放送ができないのか、 なぜテレビ番組のDVD化などの二次利用が難しいのか、 「放送と通信の融合」とは何か… その答えが載っていました。 私が今まで意識しなかったインターネット環境の問題 (同時に多くの人がアクセスすると回線がパンクする、 消費電力が大きい、など)や著作権の問題についても 書かれていたので、刺激を受けました。 コンテンツ産業の現状について広く述べられているので、 コンテンツ産業を目指す人にはぜひ読んでほしいと思います。
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最近よく言われていることだけど・・・ 特に活字メディアの今後は危ないなと思わせるけど、実際日本人は「活字」が嫌いなわけじゃないと思う。電車の中づりには必ず目が行くし、携帯でも雑誌でも何でもいいから活字に触れる瞬間って結構多いんじゃないかと。だから問題なのはメディア側の倫理観なんじ...
最近よく言われていることだけど・・・ 特に活字メディアの今後は危ないなと思わせるけど、実際日本人は「活字」が嫌いなわけじゃないと思う。電車の中づりには必ず目が行くし、携帯でも雑誌でも何でもいいから活字に触れる瞬間って結構多いんじゃないかと。だから問題なのはメディア側の倫理観なんじゃないの、って最終的にはなる。
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読みやすい。文字が少し大きいからか。 紙離れについて書かれているところも面白いが、音楽業界のCD不況の話が面白かった。 自分次第で、インターネットを通じ情報を発信できるようになった現状の功罪を書いている。たむらぱんとリリー・アレンのヒットの方法は、目から鱗だった。あぁ、こうい...
読みやすい。文字が少し大きいからか。 紙離れについて書かれているところも面白いが、音楽業界のCD不況の話が面白かった。 自分次第で、インターネットを通じ情報を発信できるようになった現状の功罪を書いている。たむらぱんとリリー・アレンのヒットの方法は、目から鱗だった。あぁ、こういう人こそ、目標をしっかりと見据えて、そのための努力を厭わずにいるのだなと思った。 ジャニーズ系とユーミンが、着ウタを解禁していないのもビックリしたが、サザンの商法?(活動休止を前に過去の楽曲を配信)は、したたかさを感じた。 インターネットによってCDも新聞もラジオも雑誌も窮地に・・じゃあ、今後、インターネットビジネスを飲み込むものって、どういうものが出てくるんだろう。 時代が経てば、インターネットの次のメディア媒体が出てくるのかなぁ。
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