世界大恐慌 の商品レビュー
むちゃくちゃ勉強になる。経済危機時の政策対応はこの時の失敗から学んだものであり、10年前のリーマンショック時も、そして今回のコロナ危機の時も間違いなくこの時の政策を参考にして対応をしている。おそらく今後、どのような形になるかは分からないが、経済危機に陥る時がやってくるだろう。その...
むちゃくちゃ勉強になる。経済危機時の政策対応はこの時の失敗から学んだものであり、10年前のリーマンショック時も、そして今回のコロナ危機の時も間違いなくこの時の政策を参考にして対応をしている。おそらく今後、どのような形になるかは分からないが、経済危機に陥る時がやってくるだろう。その時、前提の知識として、このときの教訓を知っているのとそうではないのとでは、相場に挑むときに圧倒的に差が出ると思う。 私の頭が悪いせいだと思うが、1回読んで全部を理解するのは無理なので、何度も読み直して、自分の血肉としたい。
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1929年に発生した未曾有の大恐慌を庶民の目線から捉え、再現した作品。取っつきにくいテーマであるが、難解な専門用語や数式を用いることなく、かつ忠実に当時の経済状況・政策を解説している。 世界大恐慌が発生した基となるのは「第一次世界大戦が主要大国間の力関係を変えてしまった」こと。...
1929年に発生した未曾有の大恐慌を庶民の目線から捉え、再現した作品。取っつきにくいテーマであるが、難解な専門用語や数式を用いることなく、かつ忠実に当時の経済状況・政策を解説している。 世界大恐慌が発生した基となるのは「第一次世界大戦が主要大国間の力関係を変えてしまった」こと。イギリスの経済力の低下とそれに関わるアメリカ合衆国の台頭が、資本主義システム全体を不安定にしたなかで、世界の農業問題が深刻化し、アメリカの内需が限界を迎えつつあった1920年代末に大恐慌は発生した。 本書は大変分かりやすく記されてるが、分からない部分もあった。特に第3章市場崩壊のメカニズムは、知識不足からかなり流し読みしてしまった。経済学を基本的なところから学ばなければならないと痛感した次第。 米国が本書の中心舞台になっていることは仕方ないが、日本や欧州、ソ連などでの状況をもう少し記載してほしかった点が唯一の物足りないところ。 もう少し学び直してから再読したい一冊。
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プロローグ 大恐慌は繰り返されるか 第1章 暗黒の木曜日 第2章 市民たちの大恐慌 第3章 市場崩壊のメカニズム 第4章 ニューディールの景気政策 第5章 ケインズ理論への道 エピローグ 1929年大恐慌のアメリカと21世紀の日本 あとがき 参考文献
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解説:林敏彦 大恐慌はくりかえされるか◆暗黒の木曜日◆市民たちの大恐慌◆市場崩壊のメカニズム◆ニューディールの景気政策◆ケインズ理論への道◆1929年大恐慌のアメリカと21世紀の日本
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世界大恐慌に至るまでとその政策的な対応への分析、そして当時の人々の様子がうかがえる内容。また当時のケインジアン的な政策をマネタリスト的な視点で改めて分析している部分も非常に興味深い。 またリーマンショックから継続的に採られている各国の経済政策はこの内容に書かれているような1929...
世界大恐慌に至るまでとその政策的な対応への分析、そして当時の人々の様子がうかがえる内容。また当時のケインジアン的な政策をマネタリスト的な視点で改めて分析している部分も非常に興味深い。 またリーマンショックから継続的に採られている各国の経済政策はこの内容に書かれているような1929年の世界大恐慌で起きた反省点を踏まえた対処を行っていると認識できる。
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これらの本を読むたびに、金融の功罪、ってものを考えてしまうが答えは出ない。メリットデメリット両方を見極めて、、、といっても見極め切れずにバブルが弾ける。それは歴史が証明している。じゃあどうするのか?
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千葉大学名誉教授の秋元英一(経済学)が1999年に講談社選書メチエから出版した書籍の復刊、文庫化。 【構成】 第1章 暗黒の木曜日 1 マーケットが崩落した日 2 マイホーム、映画、T型フォード 3 大恐慌はなぜ起きたか 4 フーヴァーの失敗 第2章 市民たちの大恐慌 ...
千葉大学名誉教授の秋元英一(経済学)が1999年に講談社選書メチエから出版した書籍の復刊、文庫化。 【構成】 第1章 暗黒の木曜日 1 マーケットが崩落した日 2 マイホーム、映画、T型フォード 3 大恐慌はなぜ起きたか 4 フーヴァーの失敗 第2章 市民たちの大恐慌 1 失業者たちの長い列 2 自宅を追い出された人びと 3 コーンベルトの叛乱 4 女性たちの苦難 第3章 市場崩壊のメカニズム 1 銀行倒産6000行の衝撃 2 リフレーション論の系譜 3 政府は銀行をどう改革したか 4 金本位制停止からドルの切り下げまで 第4章 ニューディールの景気政策 1 ローズヴェルトが大統領に就任したとき 2 農業は復権を、労働者には賃金を 3 失業者救済計画 4 消費者意識の芽生え 第5章 ケインズ理論への道 1 ケインズが見た世界大恐慌 2 均衡財政から積極財政へ 3 昭和恐慌と高橋財政 2008年秋以降の金融危機において、「100年に1度」という形容詞がそこかしこについてまわる。しかしながら、そういう形容詞を使う人の中に著者がプロローグで述べるように、80年前に起こった「世界大恐慌」についての詳細を知る人がどれぐらいいるだろうか?本書はタイトルと構成を見ればわかるように、その「世界大恐慌」を「暗黒の木曜日」以前から1930年代後半の「ニューディール」収束時期に至るまで概説している。 本書は、政治過程というよりは経済史としての「大恐慌」の数少ない実証研究である。特に第3章の後半から第4章にかけて、アメリカ政府と連邦準備銀行による金融政策、為替政策について繰り広げられる議論は、国際経済について何ら知識を持ち合わせていない私のような者にはついていくのがかなりしんどいものがあった。 しかし、決して小難しい文章が並んでいるわけではなく、よくよく初心者にも配慮されたわかりやすい表現がとられている。折に触れてフーヴァーからローズヴェルトへの政策転換がまとめられているので、読み進むにつれて全体が見えてくるようになっている。 こんな時勢だからこそ、本書のような実証研究が登場することの価値はある。マス・メディアの根拠不明の活字に踊らされる前に、まずは地に足の着いた史実に基づいて判断する姿勢をもちたいものである。 ただ、やはり一読して自分自身の理解不足を思い知らされたので、また折りを見て読み返してみたい。
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