九杯目には早すぎる の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すべてお酒に絡む、9つの短編。2人を1人にみせたり、思いもよらない方向にストーリーが進んだり、ミステリの王道をおさえて何パターンか用意した感じ。中編と2ページくらいの超短編をうまく織り交ぜている。
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短編集。ネタとしてはどれも面白いけれど、少し説明的で冗長なのが残念。表題作はもう少し長くても良かったのかも。
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全て、とても小粋な感じのする短篇でわたしはすきでした。 ブラックでシュールで、でも確実に後味が悪い。 それを短篇でさらっと読み進められちゃうのが、テンポが良い。 言うなれば『世にも奇妙な物語』のようなお話ばかり。 『タン・バタン!』というお話が特に気に入った。 全部面白かったから...
全て、とても小粋な感じのする短篇でわたしはすきでした。 ブラックでシュールで、でも確実に後味が悪い。 それを短篇でさらっと読み進められちゃうのが、テンポが良い。 言うなれば『世にも奇妙な物語』のようなお話ばかり。 『タン・バタン!』というお話が特に気に入った。 全部面白かったから、もっと読みたくなってしまう。
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ホラーミステリの短編集。 合間にショートショートがはさまれテンポ良く読める。 ただ、フィクションだからこそリアリティがもう少し欲しいかな。 ブラックな結末が多いのに怖さが今ひとつ感じられず、 非常にもったいない印象。長編を読んでみたいです。
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休日に上司と遭遇、無理やり酒に付き合わされていたら、上司にも自分にもまるで予期せぬ事態が―(小説推理新人賞受賞作「キリング・タイム」)。などなど、運の悪い男が不幸な目に遭う見本市のような、憐れにも可笑しい、上質のミステリー九編。「小物のセコさを書かせたら抜群にうまい」と評される著...
休日に上司と遭遇、無理やり酒に付き合わされていたら、上司にも自分にもまるで予期せぬ事態が―(小説推理新人賞受賞作「キリング・タイム」)。などなど、運の悪い男が不幸な目に遭う見本市のような、憐れにも可笑しい、上質のミステリー九編。「小物のセコさを書かせたら抜群にうまい」と評される著者の腕に酔い、大失敗のドキドキをご一緒にいかが。 《ブックデータベース より》 《2010年7月31日 読了》
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近一年に知った作家さん。それ程文体が好みでないにも関わらず、何となくクセになっている。 どこに惹かれるのか判然としないため、まま読み返す日々。
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ミステリー短編集。5作の短編の間に4作の掌編を挟む形式の読みやすい一冊。 この短編集のコンセプトか著者の好みかは判りませんが ・ごく普通の人間が周りの人間に振り回されている内に事件に巻き込まれる ・登場人物名等固有名詞にポイントがある ・読者の思い込みを利用する。(誘導する) ・...
ミステリー短編集。5作の短編の間に4作の掌編を挟む形式の読みやすい一冊。 この短編集のコンセプトか著者の好みかは判りませんが ・ごく普通の人間が周りの人間に振り回されている内に事件に巻き込まれる ・登場人物名等固有名詞にポイントがある ・読者の思い込みを利用する。(誘導する) ・お話に酒が絡んでる 等の共通点を多く持つ作品集でした。 うなるような出来のお話はありませんでしたが、気軽に楽しめました。
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『邪馬台国はどこですか?』と同じノリのミステリかと思いきや。 タイトルとジャケットにまんまと騙された。実にブラックでした。
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あのとき、自分の行為で皆が「幸せ」になればいいと思ったこと自体に嘘はない。だがそれよりも、自分が犯罪者になることによって、彼女の相手になる資格を失ったと勝手に線引きしてしまうこと――これが最大の目的だったのではないか。/「見えない線」 (P.240)
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タイトルと表紙絵でめずらしく衝動買い。 「小者のセコさを描かせたら抜群にうまい」ってすごい褒め言葉だな。 ミステリ短編集ならではの軽さとブラックさがなかなか良い。
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