Op.ローズダスト(中) の商品レビュー
かつて国家の秘密組織で特殊訓練を施され、とある作戦で切り捨てられた部隊の生き残りがテロ集団「ローズダスト」となって牙をむく。 切り捨てを実行した3人への復讐を果たしたローズダストだが、彼らの本当の目的は別にあり…? 相変わらず量のある状況描写を読み進めるのは骨が折れるが、真相が...
かつて国家の秘密組織で特殊訓練を施され、とある作戦で切り捨てられた部隊の生き残りがテロ集団「ローズダスト」となって牙をむく。 切り捨てを実行した3人への復讐を果たしたローズダストだが、彼らの本当の目的は別にあり…? 相変わらず量のある状況描写を読み進めるのは骨が折れるが、真相が次々に明かされ始め、次々と様相を変えていく物語に引き込まれる。 下巻が楽しみ。
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面白かった バトルエンターテイメントストーリー 福井ワールド全開の物語 いつものとおりダイスが出てきます。 そして中巻です。 中巻ではさらにお台場のテロと戦闘が広がります。 さらに、丹原とローズダストの過去の事件の真相が明らかになります。 そこではローズダストのメンバと丹原、さ...
面白かった バトルエンターテイメントストーリー 福井ワールド全開の物語 いつものとおりダイスが出てきます。 そして中巻です。 中巻ではさらにお台場のテロと戦闘が広がります。 さらに、丹原とローズダストの過去の事件の真相が明らかになります。 そこではローズダストのメンバと丹原、さらにはリーダ一功と丹原の悲しい因縁が明らかになります。 結局はその当時の国際情勢の犠牲になってしまう主人公たち。 結果、その過去の事件で傷ついた人たちが今度はテロ側と阻止側で分かれて戦うという悲しいストーリ展開です。 そういった戦いの中でも一功と丹原の会話がなされ、その人物描写に厚みを与えます。 下巻でどういった終わりになるのかが想像されます。 そして、だめ中年も大活躍(笑) 全3巻の中でひとつのテーマとなっている「新しい言葉」と「古い言葉」 新しい言葉をつむぎだすことが日本人が思考し続けることのように感じます。 つづく
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「ローズダスト」とは本書タイトルであり、物語中を通奏低音の流れる「新しい言葉」の象徴とも言える。新しい言葉とはあまりに抽象すぎる感があるが、思うに筆者の考える平和に慣れ親しむ=考えることの休止、即ち既存(社会)の枠組みに拘束され、事態に対してしなやかに思考出来ないことにたいするア...
「ローズダスト」とは本書タイトルであり、物語中を通奏低音の流れる「新しい言葉」の象徴とも言える。新しい言葉とはあまりに抽象すぎる感があるが、思うに筆者の考える平和に慣れ親しむ=考えることの休止、即ち既存(社会)の枠組みに拘束され、事態に対してしなやかに思考出来ないことにたいするアンチテーゼと読み替えることができると思う。軍事スリラーの読後感にしては観念的な枕であるが、本作品がこんな感じなので仕方がない。勿論、スリラー作品としては流石!この世界の第一人者として読者に上質の時間を提供してくれる。
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1310 過去の経緯も明らかになり、主人公にも人間味が出てきました。ただ、なんとなく中弛みな感じが。。。
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まだまだ続くのに、もうお腹一杯気味。 文体が説明臭く、一気に読んだら盛り上がるエンターテイメント的な部分が損なわれ、全体をつまらなくさせていると思う。
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改めて思う。 福井氏は人間性がすばらしい。個人を見る目、個人と個人の触れあい方を見る目、 そして世の中全体を判断する力、過去を冷静に・謙虚に見つめる力、 未来に対する問題意識、未来を前向きに見る意識、 そのどれもがなかなか他では味わえないほどの感動を持って、伝わってくる。 それ...
改めて思う。 福井氏は人間性がすばらしい。個人を見る目、個人と個人の触れあい方を見る目、 そして世の中全体を判断する力、過去を冷静に・謙虚に見つめる力、 未来に対する問題意識、未来を前向きに見る意識、 そのどれもがなかなか他では味わえないほどの感動を持って、伝わってくる。 それから忘れられがちだが、文章テクニックもかなり高度だと思う。 特に「亡国のイージス」以降の作品は、言葉の選び方と文章の作り方が絶品だ。 そして何よりも魅力的なのが、構成。 特に、それぞれの人生の幕の閉じ方が、いつもすごくよい。 さて。 福井晴敏氏「Op.ローズダスト」 この作品は本当にとてもとてもとても大好きで、 だから上巻と下巻は、大絶賛レビューになるに決まっているので、 あえて中巻は、思ったことをクールに書こう。 誰もかれも、ものすごくステキな人物で、 きっと背景もしっかり設定されているのに違いないのだから、 もう少し生い立ちとかも描いてほしかったなぁと。 ローズダスト全員分、とは言わない。 せめて一功と美佳の過去を、ざっとでもいいから振り返ってほしかった。 欲を言えば、朋希の過去ももう少し・・・ これだけの長さがある作品で、ものすごく細かく描いているシーンも多いのだから、 ついでに生い立ちを掘り下げてもよいのではないか、という気がしてくる。 そうなると「終戦のローレライ」クラスの厚みになってしまうのかも、だけど。 でもあれは、主な登場人物すべてに心を添わせることができるほどの、 丁寧な描き方だったから、なおさら感動したともいえるわけだし。 まあこれは、 あまりにも夢中になって読んでしまったからこその不満、だとは分かっている 笑
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ついに明かされるオペレーションLPの実態。 失意、絶望、裏切りそして復活、反撃。 ここからやん。ここからええところやん。
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そして中巻。 読み終わって、まだ下巻があるのかー、と思うくらい長い(笑)。 それでも、読み進めていくことをやめられない圧倒的な迫力、スピードは変わらず。 ちょっと長いかなー、と思う情景も思いいれ、と考えたらそうなってしまうものだし。 下巻は壮絶そうだ・・・
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
★2011年29冊目読了『Op.ローズダスト(中)』福井晴敏著 評価B+ 公安の並河警部補と自衛隊の丹原三曹は、元自衛隊の精鋭部隊ローズダスト"R"のテロ行為を防ぐべく命を張ってあらゆる努力を傾けるが、組織内部での軋轢をもろに受けて、あらゆる妨害を受ける。 それらの行為の中で、彼らは平和ボケして、米国の傘の元に居ることに慣れてしまった日本の体制、国民のマインドに絶望していくことになるが、、、、、 ますます加速して、面白くなる福井ワールド!! 寝るのを忘れて読み進んでしまう魅力があります。
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この巻は、ドンパチ始まるので楽しいです。 でも、相変わらず文章が硬いので、読むのに時間がかかります。
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