Op.ローズダスト(中) の商品レビュー
9/16:だいぶ時間がかかってしまったけど、やっと読み終えた。最初は亡国のイージスと同じジャーン、って思っていたけど、いやいやこっちの方がより緊迫感があり、登場人物たちに深みがあるぜ。 国を憂うという考えは同じであっても、どんな行動にうつすのか。政権交代後の国防政策や外交政策をみ...
9/16:だいぶ時間がかかってしまったけど、やっと読み終えた。最初は亡国のイージスと同じジャーン、って思っていたけど、いやいやこっちの方がより緊迫感があり、登場人物たちに深みがあるぜ。 国を憂うという考えは同じであっても、どんな行動にうつすのか。政権交代後の国防政策や外交政策をみたこの閉塞感では若杉の思想/行動もあながち間違っていないのではないかと思ってしまう。 しかし、並河さんよ、丹原取り戻すのに自衛隊と警察ぶつけちゃいかんだろう。 -------------------------------------------- 9/3:読み始めた。いやぁスケール大きいねぇ。今の勤務地付近(台場)でのアクションとか不謹慎ながら実際見てみたい。
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謹厳実直という名の思考停止か。 そんなフレーズ思いつく割には『主人公は死なない』ってのは有りなのか。 ハリウッドアクションじゃあるまいし。 ファイナルフェイズに一縷の望み。
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朋希たちの過去の因縁が明らかに。つらすぎ。 並河さんとマル六の接触シーンにドキドキ。 しかしマル六は腹に一物持った感じの小汚いおっさんを勝手に想像してたのでギャップにびっくり。
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やっぱり福井さんの作品好きだなー。 登場人物の不器用さとか、人間らしさがすごく好きです。 残るは下巻のみ!!
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元々週刊誌に連載していた小説のようだが、とてもそうだとは感じられないほど、これほど長大な物語でありながら最初から結末まですべてデザインしてから書き出したとしか思えない。 この著者の作品は設定、プロット、ディテール、何をとってもいかにも映像化したくなるようなものばかりだが、しかし、...
元々週刊誌に連載していた小説のようだが、とてもそうだとは感じられないほど、これほど長大な物語でありながら最初から結末まですべてデザインしてから書き出したとしか思えない。 この著者の作品は設定、プロット、ディテール、何をとってもいかにも映像化したくなるようなものばかりだが、しかし、「亡国のイージス」や「ローレライ」を観ても分かるように、とても2時間やそこらの尺に収まるようなスケールのお話ではない。 政治情勢の描写などもかなりのウェイトを占め、舞台そのものはどちらかというと男性読者向けに作られており、それを含め若干難解であったり非現実感を伴う展開もあるにはあるが、それにも拘らず極めて優れた筆運びと巧みな書き込み、リアルなキャラクターづけの力により、グイグイと読者を引っ張っていく。 一体どこまでリサーチしているんだろう? と驚愕するほどのディテールもものすごい。 ただ、最後の臨海副都心での戦闘シーンの細かい描写はちょっとくどくて読み進むのが辛い部分もあったけど…。 いずれにせよ、福井晴敏作品が好きな向きであれば充足できることが確実な、大作。
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お台場を舞台にしたアクションシーンで始まり、登場人物の過去にまつわる話が語られ、伏線として張られていた謎が徐々に解明されていき、いよいよ最終曲面に突入、というところまでの中巻。全体の雰囲気や(小説を通して訴えかけている)主張がTwelve Y.O.に似通ったところもありちょっと冗...
お台場を舞台にしたアクションシーンで始まり、登場人物の過去にまつわる話が語られ、伏線として張られていた謎が徐々に解明されていき、いよいよ最終曲面に突入、というところまでの中巻。全体の雰囲気や(小説を通して訴えかけている)主張がTwelve Y.O.に似通ったところもありちょっと冗長に感じるところも...。いつものパターンなら最終巻(下巻)は壮大なアクションが繰り広げられるはずなので、そこに期待したい。
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なんとか中巻も読了。良く頑張ったな、オレ。 惹きこまれる部分も序々に多くなってきて多少は 辛い思いはしなくなったけど、まだ...この方の文章に 自分が合わないなー。 スッと入ってこないのは何なんでしょうね。まぁ読みにくい(笑)。 ようやく物語の全貌も見えてきたんだけど... 大...
なんとか中巻も読了。良く頑張ったな、オレ。 惹きこまれる部分も序々に多くなってきて多少は 辛い思いはしなくなったけど、まだ...この方の文章に 自分が合わないなー。 スッと入ってこないのは何なんでしょうね。まぁ読みにくい(笑)。 ようやく物語の全貌も見えてきたんだけど... 大がかりな国家転覆のその最初のきっかけとしては... ビミョーじゃないですか? なんか恋愛感情の部分が安っぽく 感じてしまう...。 さぁ、あとは下巻だー!
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「アメリカは、もちろん打って出るさ。テロリストの組み立てた論理なんぞ、おかまいなしに。そうするしかないんだ、連中は。ここで弱腰を見せたら、これから寄ってたかって袋叩きにされるってことは目に見えてる。これまでみたいに、見えないところで首謀者の寝首をかくってだけじゃ示しがつかない。全...
「アメリカは、もちろん打って出るさ。テロリストの組み立てた論理なんぞ、おかまいなしに。そうするしかないんだ、連中は。ここで弱腰を見せたら、これから寄ってたかって袋叩きにされるってことは目に見えてる。これまでみたいに、見えないところで首謀者の寝首をかくってだけじゃ示しがつかない。全面戦争覚悟で突っ走ってみせるのが、唯一のアメリカン・ウェイってやつだ。」(p.97) 「わかってないな。それがこっち側の理屈だって言うんだ。いまの世界に居場所のある人間。不満はあっても、とりあえずここで生きていきましょうって思える人間たちの側だ。おれやおまえ、ここにいる全員みたいにな。疎外されて、痛めつけられて、いまの世界には生きる価値もないって思ってる連中・・。この世界に居場所のない連中は、どんなバカなことだってやるさ。そうすることで自分の魂が救えるなら」(p.98) 「アメリカにとって、日本は百以上ある国のひとつに過ぎない。でも日本にとっては・・」 「そう。そこに読み違いの原因がある。移民の国アメリカは、異なる者をすり合わせてひとつの国家にするために、あらゆるものを単純化、共通分母化してこなければならなかった。そのわかりやすさがグローバル・スタンダードになり得たわけだけど、一方で他の国にもそれを押しつけて、相手の身になって考える回路を捨ててきた節がある。言い換えれば、相手が誰であれ、自分と同じ程度には世故に長けていて、保身の術もあると期待している。つまり、大人として認めているってことでもあるのだけど。日本人の目からは、それが冷たすぎる父親の姿に映ってしまう」(p.248) 「過酷な自然環境を征服するところから始まり、長い戦乱によって鍛えられてきた西洋文明は、究極的にはスタンドアローンの文明だ。異文化を珍重はしても、協調して発展することはできない。すべての並列化、多様化を認めた欧州連合の無力に収斂するか、9・11以後のアメリカが体現する征服主義に陥るかのどちらかだ」(p.299) 前後の事情なんてどうでもいい、次になにをするか予測させない、無限の変化と可能性を秘めた生身の顔。それが目の前にある。(p.395)
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2009/2/14 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2013/3/6~3/12 朋希とローズダストの過去の確執が明らかになりつつ、現在の戦いも緊迫してくる。下巻でどういうふうにストーリーを畳み込むのだろうか。楽しみである。
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待望の文庫版登場!! ハードカバーでも上下巻になる大作ですが、「終戦のローレライ」のように文庫版4冊にならなかったのは買う方としてはありがたいところです。 内容はこの本棚のハードカバーの方の紹介を参考にしてください。 通勤、通学、授業中のお供に最適な文庫版の紹介しでした。
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