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赤い月、廃駅の上に の商品レビュー

3.6

59件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

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2009/10/07

有栖川有栖のイメージがない。 薄暗い不気味な話だった。 ぼんやりとして、不気味さに目新しさはないのだけど 何か怖い。怖いと感じさせるだけの何かはある。 どの話もハッピーエンドで終わらないからか。 列車の幽霊が何回か出てきて、それは少し笑えた。

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2009/10/04

怪奇幻想の短編集といった感じ どの作品もそれなりに面白かった。 全てが鉄道にからんだ話ばかり。 収録作品 「夢の国行き列車」 「密林の奥へ」 「テツの百物語」 「貴婦人にハンカチを」 「黒い車掌」 「海辺にて」 「シグナルの宵」 「最果ての鉄橋」 「赤い月、廃駅の上に」 「途中...

怪奇幻想の短編集といった感じ どの作品もそれなりに面白かった。 全てが鉄道にからんだ話ばかり。 収録作品 「夢の国行き列車」 「密林の奥へ」 「テツの百物語」 「貴婦人にハンカチを」 「黒い車掌」 「海辺にて」 「シグナルの宵」 「最果ての鉄橋」 「赤い月、廃駅の上に」 「途中下車」 電車がテーマの話を読むと ミステリーゾーンの 「ウィラビーに停車」を思い出す。 表題の「赤い月、廃駅の上に」は なかなか良かった。

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2009/10/04

鉄道にまつわる不思議な短編集。この方のミステリも好きですが、この本の様な作品も好きです。「黒い車掌」が心に残りました。

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2009/10/04

2009/03/13 主に『幽』に掲載された短編10編 ノリテツらしい作者のテツ怪談。 有栖も綾辻化するのか?

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2009/10/04

鉄道をメインに据えたスーパーナチュラル短編10編。新本格の旗手とは思えないほど上質のホラーに仕上がってます。下手な「火村シリーズ」より面白いです。

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2009/10/04

鉄道に関するホラー短編集。 先が読めてしまう話が結構多くてもう少しひねりとかがほしかった感じがします。 ホラーといってもむやみに怖いというわけではなくて、懐かしい気分にさせてくれる話もあり雰囲気は良かったと思います。

Posted byブクログ

2009/10/04

怪談雑誌『幽』に掲載されていたものを中心とした短編集。全ての作品に鉄道が関わっているのが特徴ですね。ホラーや怪談と言うよりは奇談と称した方がしっくりくるかも。鉄道というテーマの為か郷愁を感じさせる部分があります。爽やかで軽やかな筆使が、それを一層引き立てているのですね。しかしそう...

怪談雑誌『幽』に掲載されていたものを中心とした短編集。全ての作品に鉄道が関わっているのが特徴ですね。ホラーや怪談と言うよりは奇談と称した方がしっくりくるかも。鉄道というテーマの為か郷愁を感じさせる部分があります。爽やかで軽やかな筆使が、それを一層引き立てているのですね。しかしそうかと思えば救いようのないラストのものもあったりして、なかなか油断ならないです。

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2014/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『夢の国行き列車』 ゴールデンウィークの合間の出勤。翌日子供と万博にいく約束をしている川北。大阪万博を愛する川北の上司・戸倉。不幸な人生を嘆く戸倉の持つキップ。失踪した戸倉。川北にかかってきた戸倉からの電話。 『密林の奥へ』 旅先で知り合った行商人から聞いた謎の鳥を探すために電車を乗り継いで密林の奥へ向かう男。奥へと進み続ける線路。体力を失い病院へ運ばれる。雨で育つ物は? 『テツの百物語』 テツの仲間たちで百物語を行う男たち。正式な百物語と同じく話が終わるたびに蝋燭を吹き消していく。最後の物語が終わり蝋燭を吹き消すと、終電は終わったはずなのに聞こえてくる電車の音。 『貴婦人にハンカチを』 一人旅中の英嗣。廃止される電車に乗っていると、綺麗な女性が同じボックスにやって来た。何かに気をとられている女性。窓の外から手をふる子供たちをみて話始める女性。 『黒い車掌』 乗り越し切符を購入し電車にのり続けた梢子。電車の中やホームで見かける懐かしい人々。徐々に黒さを増していく車掌。 『海原にて』 海底調査のために船に乗り込んだサクラ。船長に招かれ海の怪異について話を聞く。新たなエネルギー源であるメタンハイドレード。メタンハイドレードの採掘により変わってしまった世界。  2009年2月8日購入

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2009/10/07

 有栖川さんですが推理ものではなかったのですね。鉄道関係でホラー風味の短編ばかりを載せた一冊です。オチが読めるものは多かったのですが、好みの話が多くてとても楽しめました。個人的には表題作の他に「貴婦人にハンカチを」「最果ての鉄橋」が好きでした。それにしても、有栖川さんは表現がたま...

 有栖川さんですが推理ものではなかったのですね。鉄道関係でホラー風味の短編ばかりを載せた一冊です。オチが読めるものは多かったのですが、好みの話が多くてとても楽しめました。個人的には表題作の他に「貴婦人にハンカチを」「最果ての鉄橋」が好きでした。それにしても、有栖川さんは表現がたまにポエマーですね・・・・・・詩人ではなくポエマーなのです(苦笑)

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