インフルエンサーたちの伝えて動かす技術 の商品レビュー

ケリーパターソン,ジョセフグレニー,デヴィッドマクスフィールド,ロンマクミラン,アルスウィツラー【著】,本多佳苗,千田彰【訳】

2018/10/23

非常に大きな影響力を発揮し、困難な変化を実現させた偉大な人を、本書ではインフルエンサーと呼ぶ。グラミン銀行のムハマド・ユヌスやマザー・テレサなどがその代表格だろう（個人的にはRoomToReadのジョン・ウッドも）。　このインフルエンサーの行動を分析し、彼らのスキルを形式知化することで、誰にでも強力な影響力を発揮できるようにするのが本書の目的である。論理的構成はなかなか面白いが、「誰にでも」というのはやはり無理がある。私は、「人は何を聞いたかではなく、誰から聞いたかにより行動を変える」と考える。従って、行動分析の前に、インフルエンサーの人間力の定量化が必須ではないだろうか（きっと出来ないだろうが）？

2017/11/03

「行動するように動機づけること」「行動できるような能力を与えること」という二つの軸に対して、個人・社会・環境という3つの観点からアプローチするという理論。豊富な実例とと共に考え方が紹介されていて、楽しめる。インフルエンサーという言葉にあまり引きづられずに、組織に対して影響を与えて変化を呼び込む手法として読むのが良さそう

2013/02/08

組織変革や集団の行動変容に興味がある方にはオススメの一冊。何が集団の行動に複合的に影響を及ぼすのか、 そこへの打ち手を考えるポイントは何か、興味深い様々な実例とともに紹介されています。
「変革を推進したければ、innovatorを近づけてはいけない」は衝撃＆納得でした。

りえかもん

2010/04/09

人の行動を変えるためには、6つの影響力を使うことが重要。犯罪者の更正プログラムや、アフリカの村の話など、身の回りにはない事例のため実用的ではない。しかし、それだけ大事にも影響力が重要なことを教えられた。

2010/08/22

将来、文筆業で食べて行きたいと思っているんですが、自分がインフルエンサーとして機能するようになっていることは大切なんじゃなかろうか。そう思って買ってみた。BPRなどの業務改善でもお客様先でキーマンにこういうテクニックをもって組織変革をドライブしてもらったり、いろいろな場面で応用できそうな内容がいっぱい詰まってました。