肉体マネジメント の商品レビュー
日本短距離界を長期間最前線で引っ張り続けてきた朝原さんが、その裏で自分に合うトレーニング方法をどのように模索してきたか、という事が綴られている。 形より、自分の体内感覚を大事にしてきており、形だけに囚われて感覚がちぐはぐになった経験がある自分にとっては、共感できる部分があり、今後...
日本短距離界を長期間最前線で引っ張り続けてきた朝原さんが、その裏で自分に合うトレーニング方法をどのように模索してきたか、という事が綴られている。 形より、自分の体内感覚を大事にしてきており、形だけに囚われて感覚がちぐはぐになった経験がある自分にとっては、共感できる部分があり、今後活かしていきたいと思った。
Posted by
40歳を超えてなおトップのレベルを維持できるのか。肉体のマネジメントだけではなく、自身との対話も非常に大切なファクターである。道は違えど参考になる。
Posted by
36歳でスプリンターを引退した朝原さん。著者の顔を見たら「あっこの人か」と思い出しました。 スプリンターでこの歳までトップ戦線でやると言うのは稀なこと。 畑もレベルも違うかもしれないけど、自分も今33歳なので、リアルタイムで自分に必要なことを知れました。 朝原さんは選手当時、...
36歳でスプリンターを引退した朝原さん。著者の顔を見たら「あっこの人か」と思い出しました。 スプリンターでこの歳までトップ戦線でやると言うのは稀なこと。 畑もレベルも違うかもしれないけど、自分も今33歳なので、リアルタイムで自分に必要なことを知れました。 朝原さんは選手当時、誰かに教えられたのを全てしっかりこなすと言うより、自分の身体と常に対話し、なにが自分にとって良いのかを考え抜いて来た人だった。 つまりセルフマネジメントにプライオリティーを置いてきた人。 結果論かもしれないけど、そうした方が選手生活は長くなるんだなと感じました。 朝原さんが言うように、自分の身体をどう動かしたら、より上手く動かすことができるのか。 自分の身体をどうマネジメントしたら、より成長していけるのか。 を追求するというのは、モチベーションになり、現役生活を持続することに繋がると言うのは凄く共感しました。 人間は本能に、探究心や成長欲があるから、それを触発できる、内発的動機があった方がモチベーションになるんだという事。 やはり、いかに楽しんで競技に向き合えるのかと言うのは、今の時世に合った普遍の真理なんだなと。 良著でした。
Posted by
「誰にでもあてはまる、絶対にこれが正しいというトレーニング方法はない」という筆者の考えに共感しました。 コーチに頼らないセルフマネジメントを追求した筆者から出るこの言葉は説得力があります!
Posted by
書店でやたらと目についたので、買ってみた本。 北京オリンピックで4×100mリレーのアンカーとして走った朝原宣治さんが書いている。 内容は半分が著者の選手時代のエピソード。 もう半分が自分の体のマネジメントの心得といったところ。 私自身が、陸上にあまり詳しくないため、それほ...
書店でやたらと目についたので、買ってみた本。 北京オリンピックで4×100mリレーのアンカーとして走った朝原宣治さんが書いている。 内容は半分が著者の選手時代のエピソード。 もう半分が自分の体のマネジメントの心得といったところ。 私自身が、陸上にあまり詳しくないため、それほど楽しめなかったが、陸上種目の経験がある人はより楽しめたのだろう。 納得できた点は以下。 「先ほど感覚の『再現性』ということを書きましたが、再現させるには、体のこの部分を意識して、こう動かせばいいというコツのようなものがあります。それが『感覚のスイッチ』です。(中略) それを自分の中できちんと確立しておかないと、再現することができないのです。」(p.138) 記録することは重要だと思う。 「体で覚える」という言葉があるが、体言葉の両方使うと、より効果的なのかもしれない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
言わずと知れた、あの北京オリンピックで、トラック競技男子初の快挙!銅メダルに輝いた「炎のアンカー」朝原選手が書いた本である。 タイトルは「肉体マネジメント」であり、年齢とともに衰える肉体を自らマネジメントしてコンディションを保ち、日本最速の男として走り続けられたことそのものが焦点であるが、私が知りたかったのは、北京オリンピック予選を3位のタイムで終え、メダルの可能性を残した状況でのチームの真実であった。 バトンを繋ぐロスを最小限に抑える技術をもって、実力で決勝に残った戦士達は、どのように決勝を戦ったのか、そこには例える言葉が見つからない程の巨大なプレッシャーに打ち勝つ精神があった・・・
Posted by
・自分の走りとは、どうすれば速く走れるのかを常に考えた。そして、未来の自分を明確にイメージすることができた。 ・自分の体の内面にある「型」のようなものをしっかり覚えておいて、そこにガチッとはまると良かった動きが再現できる。良かったときの感覚を忘れてしまうと、パフォーマンスの「再現...
・自分の走りとは、どうすれば速く走れるのかを常に考えた。そして、未来の自分を明確にイメージすることができた。 ・自分の体の内面にある「型」のようなものをしっかり覚えておいて、そこにガチッとはまると良かった動きが再現できる。良かったときの感覚を忘れてしまうと、パフォーマンスの「再現性」が低くなる。 ・速く走るための「秘密」を発見する上でヒントになりそうなことをメモして残しておくことで、後から思い出せるようにする。ただし、メモはあくまでその時点で気付いたことであって、一生涯に渡る考え方ではない。 ・「己を知ることが一番大事 」 自分の目標と目的を明確にし、自分を知り、常に考え行動し、フィードバックする
Posted by
大雑把だが、トレーニング比率、その結果に対する考察、そして走りに対する感覚的な事が書かれて良かった。
Posted by
トレーニングをしている人が自己管理能力向上できる肉体マネジメントの秘訣とは? という問いに対して、この本から読み取れるメッセージは、 「トレーニングで大切なポイントは、“感覚”と“再現性”。自分自身が自分のコーチになることで肉体マネジメントが出来る。』
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 36歳の日本人である著者が、究極のスプリント種目4×100mリレーで世界の黒人選手を退け、メダルを獲得できたのはなぜなのか。 その秘密は、卓越した自己管理能力にあった。 やみくもに筋トレに励んでもパフォーマンスは上がらない。 己の感覚と「対話」しながら、体のメカニズムを追究し、筋肉を的確に操る。 コーチに頼らないそのセルフマネジメント力こそが、衰えない肉体を作り上げてきたのである。 試行錯誤の末に辿り着いた、究極の身体論。 [ 目次 ] 第1章 いかにして重圧に打ち勝ったか 第2章 ケガによって訪れた転機 第3章 速く走る体のメカニズム 第4章 衰えない体を作るトレーニング 第5章 自分の体は自分でマネジメントする 第6章 勝つためのメンタルコントロール 第7章 魂のバトンと引退を決めた理由 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
Posted by
- 1
- 2