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グローバル恐慌 の商品レビュー

3.6

27件のお客様レビュー

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2009/12/17

今の不況は何なのか? 金融システムとは、一体どうなっているのか? これまでの歴史をわかりやすく解説してあるので、勉強になりました! 何年かごとに訪れる恐慌の意味とは。 1929年の大恐慌の後、同じ事を繰り返さないために設けられた制約が、しだいにはずされてきた過程。 規制がなければ...

今の不況は何なのか? 金融システムとは、一体どうなっているのか? これまでの歴史をわかりやすく解説してあるので、勉強になりました! 何年かごとに訪れる恐慌の意味とは。 1929年の大恐慌の後、同じ事を繰り返さないために設けられた制約が、しだいにはずされてきた過程。 規制がなければ何をやっても良いという… ずいぶんなようだが、政策は事態の後追いの面もあり、政策の失敗だけとも言い切れない。 何年も低金利だったジャパンマネーにも責任があるという指摘は目ウロコ。 では、どうしたらいいかというと、難しいようですが。 今は各国が低金利になってきてるし… 試行錯誤の理由も、それなりにあるんですよね。 世界的に失われた10年になってしまうのか??

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2009/10/04

よくまとまっていましたが、その反面新たな見解はほとんどありませんでした。 一冊目にはいいのかと・・ 住宅ローンの証券化の歴史が少し詳しかったかなぁ。

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2009/10/04

09年7月10日開始 09年7月11日読了  前に読んだサブプラ関連の新書よりも数倍はためになった本。

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2009/10/07

サブプライム問題以降の世界金融恐慌を概観する 「サブプライム」 プライムレート(最優遇金利)よりも金利が高い サブプライム・ローン 米国の信用力の低い個人向け住宅融資問題 サブプライム・ローン証券化問題  サブプライム融資に内在するリスクを証券化という手法によって世界中にば...

サブプライム問題以降の世界金融恐慌を概観する 「サブプライム」 プライムレート(最優遇金利)よりも金利が高い サブプライム・ローン 米国の信用力の低い個人向け住宅融資問題 サブプライム・ローン証券化問題  サブプライム融資に内在するリスクを証券化という手法によって世界中にばら撒かれていった 債権の証券化 債権担保証券(CDO)  債権を福袋化するマジック  住宅バブルがはじけ、福袋が禍袋に 転化するとき、恐怖の連鎖の中で、 誰もが一蓮托生の鎖につながれる

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2009/10/07

■概要 サブプライム・ローン問題に端を発する世界同時恐慌はなぜ起きたのか、元三菱総研の大学教授が分かりやすく解説する。サブプライム問題というと、融資のやり方が悪いとか、遠く離れた日本には関係のないことのように考えてしまう。なぜ、世界を巻き込んだのか?実際は、こういうことらしい。債...

■概要 サブプライム・ローン問題に端を発する世界同時恐慌はなぜ起きたのか、元三菱総研の大学教授が分かりやすく解説する。サブプライム問題というと、融資のやり方が悪いとか、遠く離れた日本には関係のないことのように考えてしまう。なぜ、世界を巻き込んだのか?実際は、こういうことらしい。債権の証券化、たとえて言うなら、飲み屋が溜まった請求書(ツケ代)を現金化するために、束ねたり切り分けたりして福袋にし、町中の人に売りさばく。これにより飲み屋は現金収入を得られるばかりか、リスクを町中の人に転化できる。言ってみれば、個人の住宅ローンに、一般投資家が金を出すことになる。町中の飲み屋がこれをやると、福袋の中身はさらに複雑に入り乱れる。そこへ、世界的な金余りが拍車をかけ、日本を始め、世界中から高リターンの商品に人気が集まる。かくして、一度福袋の中身に焦げ付きが出れば、その資金を用立てした人にも影響は及び、住宅ローンの当事者ばかりか、金融機関を始め、一般消費者までが巻き込まれる構図となる。今世界で起きていることを、マクロな視点で整理するうえでお勧めの1冊。 ■仕事に活かせる点 一般教養としてだけではなく、難しいことをわかりやすい例えで説明する技を見習いたい(「恐慌を来たす経済は、魔法の解き方を知らない魔法使いの弟子のようなもの」「巨大な中国経済は、危機管理の体制の整っていないタイタニック号である」など) (千)

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2009/10/07

今起きていることは、ニクソンショックが原点にある!? 歯切れのよい言葉でサブプライムにはじまる現在の金融ショック(本書ではもう恐慌と言い切ってますが)の原因を分析しています。 債権の証券化を『蕎麦屋のツケを町中にばらまく福袋であり、サブプライムは禍袋』とたとえているのは面白かった...

今起きていることは、ニクソンショックが原点にある!? 歯切れのよい言葉でサブプライムにはじまる現在の金融ショック(本書ではもう恐慌と言い切ってますが)の原因を分析しています。 債権の証券化を『蕎麦屋のツケを町中にばらまく福袋であり、サブプライムは禍袋』とたとえているのは面白かったです。 この本では今現実におきているサブプライムショック、恐慌の経緯とその原因の分析をしていますが、特にこれからの示唆はそれほど多くはないです。 まだ専門家のなかでも正体が不明なのかと。 これまでの恐慌が10年はつづいていることから、この不況も10年は続くと覚悟はしておきなさい。 これからのグローバル経済(21世紀型資本主義といってます。)では、今までのアメリカドルのような基軸通貨は発生せず、貨幣経済も地域通貨にシフトするのではと締めくくられています。

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2009/10/04

現在の経済状況を読み解く上で明快な1冊。モノとカネの決別によりカネが一人歩きを始め、やがて暴走していった。

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