だってだってのおばあさん の商品レビュー

佐野洋子【作・絵】

2010/11/13

佐野洋子さん、といえば、『100万回生きたねこ』。

あちらは立派な様子のねこが表紙だったけれど、
こちらは、かわいいおばあさんと
つりざおを持った少年のようなねこが表紙にいる。

おばあさんは、とてもおばあさんで98歳。

ねこは、元気な男のねこだった。

ねこは、毎日ぼうしをかぶって、
ながぐつをはいて、つりざおをもってさかなつりにいく。

ねこは、毎日おばあさんをさそうけど、
おばあさんは、いつもことわる。

「だって　わたしは　98だもの、98の　おばあさんが
さかなつりを　したら　にあわないわ」と。

おばあさんは、98歳に似合うようなことをして日々を過ごしている。

窓の下のいすにすわって、
畑でとれたまめのかわをむいたり、
お昼寝をしたり。

今日はおばあさんの99歳のおたんじょうび。

「だって　わたしは　おばあちゃんだもの、
おばあちゃんは　ケーキを　つくるのが
じょうずなものよ」。

おばあさんは朝からケーキを作り、ねこに頼むのだ。

「ろうそくを　かってきておくれ。99ほんだよ。
ろうそくを　かぞえなくっちゃ
ほんとうの　おたんじょうびじゃないもの」。

ところが、帰ってきたねこは大泣き。

川の中にろうそくを落として、
たった5本しか持って帰れなかったのだ。

5本だってないよりはましと、
ケーキにろうそくを5本立てて、数えると・・・。

それが魔法の始まりだったのだ。

自分で自分をどう思っているのかで、
住んでいる世界は、まるで変わってしまう。

自分を自由にするのも、大好きになるのも、そう、自分次第。

2010/09/04

ろうそく５ほんで５さいになっちゃったおばあちゃん
５さいって素敵ね。

読み聞かせしたけど・・・
こどもの感想ききたい。

2010/07/08

「100万回生きたねこ」の佐野洋子さんの本です。「だって私はおばあちゃんだから。」と何にもやらずにいたおばあちゃんが、お誕生日のろうそくが５本しかないことから５歳に若返り、何でも猫と一緒にやってみます。何だか「うふふ」となるお話です。

2010/06/10

おばあさんがロウソクの本数を間違えただけで
その気になってしまうところが、なんだかかわいくて、ほのぼのとしてしまいます。
孫の存在のような猫といいコンビですね。

2010/04/19

「だって　わたしは　98だもの」が口癖で、毎日静かに過ごしている98歳のおばあちゃん。いっしょに住む猫は、げんきいっぱいで毎日つりにでかけます。
おばあちゃんの99歳の誕生日の日、猫は5本だけローソクを持って帰ってきます。残りは川に落としてしまったたのです。そこでおばあちゃんは５歳の誕生日をお祝いしました。
次の日、５歳（の気分）になったおばあちゃんは猫と外に出かけます。「だって　わたしは　５歳だもの」　久しぶりの野原や川はおばあちゃんをすっかり若返らせて・・・ 。
年齢とは気持ちで作るもの・・ちょっと元気になる絵本です。

2009/12/11

「だってわたしはおばあちゃんだもの」が口癖のおばあさんと、一緒に住んでいる元気なねこの男の子のお話。
ねこの失敗のおかげで、おばあさんはいままであきらめていたことを楽しむようになる。とっても温かいお話です。
ねこもかわいい！

2009/10/04

９８歳のおばあちゃん、
「だって、私はおばあちゃんだもの・・・」が口癖。
一緒に住んでいるネコに遊ぼうと誘われても、だって私は・・・と断ってばかり。
９９歳のお誕生日に、ろうそくを５本だけ立てたら５歳になっちゃった。
５歳だったら、なんでも出来る！！
遠くに出かけて、川を飛び越え、魚を捕まえ・・・こんなおばあちゃんに私もなりたい！！
読んでいる間、子供達はずーっと笑っていた、とっても楽しい絵本です♪