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煙霞 の商品レビュー

3.2

20件のお客様レビュー

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2018/11/12

学校法人の理事長が、経営方針に反発する教師達に誘拐され、理事長退任を迫られる。 しかし、教師達を操っている黒幕の狙いは、理事長の隠し財産だった。 でも簡単に物事が運ぶはずもなく、理事長と愛人、教育関係ブローカー、ヤクザなどが仲間内でも騙し合って、己の私腹を肥やそうと、死に...

学校法人の理事長が、経営方針に反発する教師達に誘拐され、理事長退任を迫られる。 しかし、教師達を操っている黒幕の狙いは、理事長の隠し財産だった。 でも簡単に物事が運ぶはずもなく、理事長と愛人、教育関係ブローカー、ヤクザなどが仲間内でも騙し合って、己の私腹を肥やそうと、死にものぐるいで争奪戦を繰り広げる。 本当の狙いを知らずに誘拐話にのった美術教師・熊谷と女音楽教師・正木は、事の全容を解明しようとしながらも、自分たちも欲を丸出しにして金を追う。 みんな腹黒。 「悪果」などに構成が似ていて、結構一気読みでした。

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2016/05/26

5月-9。3.5点。 私立学園の闇。理事長の私腹を狙う、教師や コンサルタント。主人公は美術常勤講師と、音楽講師。 安定した面白さ。

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2015/12/06

WOWWOWでドラマ版を放送していたので その流れで読んでみた。 演者のおかげかドラマのほうが面白かった。

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2015/07/29

まぁ楽しいがごちゃごちゃして後うまく行き過ぎなような… 2015.7.29

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2015/07/28

WOWOWでのドラマ化を知って読んだけど・・・読み始めて、「あ〜昔に読んだ」と。でも結末はさっぱり覚えてなくて、一応楽しんで読んだけど、読み終えて、この結末はなぁ。覚えてなくて当たり前かって思った。 テンポの良さは抜群だけど、2転3転としてだんだんわからなくなってきてしまう。 最...

WOWOWでのドラマ化を知って読んだけど・・・読み始めて、「あ〜昔に読んだ」と。でも結末はさっぱり覚えてなくて、一応楽しんで読んだけど、読み終えて、この結末はなぁ。覚えてなくて当たり前かって思った。 テンポの良さは抜群だけど、2転3転としてだんだんわからなくなってきてしまう。 最後は上手く行き過ぎ。

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2015/07/26

金塊強奪の片棒を担がされた美術教師と音楽教師が主人公のサスペンス小説って感じです。私立学校の理事長を誘拐して、自分たちの不安定な立場を保全しようと図った。誘拐がいつのまにか金塊強奪に変貌して行く。その過程で普通の教師が、素人探偵に変貌して行く過程が面白い

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2015/07/12

WOWOWでドラマ化されるというので読んだ。久々に黒川さんの話を読んだけど、テンポ良くて、軽くて、笑わせて、痛快で、読み易くて、楽しめました。森山未來と高畑充希、桂文珍、木下ほうか、木村祐一とかね。なるほどキャスティングは悪ないねえ。ちと楽しみ。

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2014/12/14

黒川博行氏が産經新聞大阪本社版夕刊に連載していためちゃくちゃなコンゲームを描いた小説が『煙霞』。まあ闇雲に動きながらも知恵を働かせて関係者の裏をかいていく主人公の二人。美術教師と音楽教師という設定が面白いし、どちらも首が危ないという状態。まあ強いて言えばコメディサスペンス小説でも...

黒川博行氏が産經新聞大阪本社版夕刊に連載していためちゃくちゃなコンゲームを描いた小説が『煙霞』。まあ闇雲に動きながらも知恵を働かせて関係者の裏をかいていく主人公の二人。美術教師と音楽教師という設定が面白いし、どちらも首が危ないという状態。まあ強いて言えばコメディサスペンス小説でも言ったらいいのか。まあ愉しめました。新幹線の中で読む小説を探している方にはちょうど良いかも。

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2013/12/23

筆者得意の日本版悪漢小説。だが、疫病神シリーズに比べるとパンチに欠ける。主人公を始めとする登場人物の悪どさが中途半端すぎるのだ。悪人が全員カタギではもはやこの手の話は面白くないように思える。

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2012/01/17

初めて読んだ黒川作品。 誘拐→金塊を巡る群像劇。 登場人物も絞られていて、読者に混乱無く読ませる手法が秀逸。 余計な説明がないため、テンポよく読み進められる。 サスペンスにしては、緊張感がないため好みの別れる作家なのかもしれないなと思った。 タランティーノ的な演出で映像化するとい...

初めて読んだ黒川作品。 誘拐→金塊を巡る群像劇。 登場人物も絞られていて、読者に混乱無く読ませる手法が秀逸。 余計な説明がないため、テンポよく読み進められる。 サスペンスにしては、緊張感がないため好みの別れる作家なのかもしれないなと思った。 タランティーノ的な演出で映像化するといい映画になるのかもしれないなと思った。 小説の完成度というより、映像化の可能性を感じる作品といった感じがする。 タイトルが作品の内容とマッチしていないのと、ギャグのセンスについては、マイナスに感じた。 全体的にまとまり感があるし、終わり方もあっさりしているのは、割り切りがよくて好印象。

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